こんにちは、プログラミングスクールZeroPlus塾長の広瀬です。
ZeroPlusって実際どんなスクールなの?って方に、もっとスクールをよく知ってもらえるように記事を書いていきます。
本日は未経験から独立し、圧倒的な成果を出された貝島聡さんにお越しいただきました!
広瀬:よく交流会とかにもいらしてるので全然久しぶりじゃないですね!今日もよろしくお願いします。
貝島さん:今日も(笑)よろしくお願いします!
足りない覚悟を埋めてくれた場所。
広瀬:今日は独立してからの話を根掘り葉掘り聞いていきたいと思います。まずは経歴を教えてください!
貝島さん:最初に就職したのは、TV業界です!現場でADとして働いていました。その後転職し、公務員として働いていました。28歳の時にフリーランスとして独立をしました。
広瀬:ありがとうございます!なぜ独立しようと思ったんですか?
貝島さん:あまり他の人と変わらないのかなと思いますが、働く中での不満が大きかったです。僕の場合は二つですね。まず、人間関係が難しかったです。歳の離れた上司ととことん馬があわなかったです。あとは、決められたルールの中で作業することに苦痛を感じていました。決められた時間に、決められた場所にいなきゃいけない。そして言われたことを、自分が納得したかどうかは関係なくやらなきゃいけないその環境がとにかく辛かった。だから自分の裁量で、自分独自の価値を提供し、自分の生き方をデザインしたいと思うようになりました。
広瀬:そうだったんですね。とはいえ、ZeroPlus卒業と同時に独立する際、ご結婚もされたばっかりで不安はありませんでしたか?
貝島さん:もちろんありました。でもその背中を押してくれたのもZeroPlusです。そもそも独立とプログラミングに興味を持ってから、最初に動画で学習するサービスを利用して学習を進めていました。学習自体は順調であったものの、もっと現場の新鮮な情報が欲しいなと思い、ZeroPlusのコミュニティに価値を感じて話を聞きに行きました。そこでメンターの方とお話しした時、めちゃくちゃ向き合ってくれたんですよね。当時はまだ「独立するぞ!」というよりは「独立してみたいな。」くらいの温度感で、いまいち煮え切らない感じだったのですが、メンターが「自分で結果を出すしかない。」と言ってくれたところで覚悟が決まりました。
実際ZeroPlusに入って良かったと思うのは、技術が向上しただけでなくマインドが向上した点です。君ならできるよ、みたいな耳障りの良い話だけじゃなくて、不安は払拭できないし、迷いながらでもいいからやるしかない。ということを言ってくれたのがZeroPlusです。当時どうしてもあと一歩を踏み出せてなかった自分にとって、その「不安」を受け入れて向き合ってくれたので乗り越えることができたなと思います。
広瀬:実際にZeroPlusに入って過ごした印象はいかがでしたか?
貝島さん:表現が難しいですが、「人間味があるなぁ」って感じです。(笑) ITスクールって、無機質なイメージがあったんですよね。それこそ動画見て自分で進めていったりとか。ZeroPlusの授業は講師が直接行うのでギャグを言って和ませたりとか、行き詰まってるクラスメイトにみんなで解説を試みてみたりとか。講師の褒め方とかも適切で、できたことを細かく褒めてくれたり、逆に僕は先に学習していた分、すでにできるって部分があればそこで褒めずに、もう少しレベルの高い課題に挑戦させてくれたり。なんか一人一人ちゃんと見てくれてるんだなあっていうのはすごく思いました。
広瀬:当然講師にもマニュアルはあるものの、みんなお節介だから目の前の生徒さんが成長することにとにかくコミットしちゃうんですよね。(笑)
貝島さん:それは伝わりました!最初入った時は、メンターの方が良かったとはいえ疑心暗鬼の状態でしたが、そのZeroPlusの姿勢が背中を押してくれました。昔公務員のための予備校に通っていたこともありますが、講師はいるものの普通にティーチングされて、それをメモしてっていうだけだったんですよね。ZeroPlusの反転授業や、講師が自分たちのことを考えてくれるその雰囲気のおかげで、改めて「受け身じゃダメなんだな。」と思えました。授業も「受けている」というよりは「一緒に作っている」という感覚がありました。僕や、みんながどうやったら成長できるのかを生徒も講師もそれぞれ考えて、工夫してる。そんな双方向でコミュニケーションが生まれている授業だからこそ、ずっと集中して努力し続けられたんだと思います。
広瀬:動画授業が安価で流行ってる時代に敢えてですけど、でも人の成長のためにはその人が能動的になれる環境は必要だと思ってます!ありがとうございます!
死ぬ気で獲得しにいった案件。
広瀬:みんな気になってる話なんですけど、卒業後ってまず何をしたんですか?
貝島さん:とりあえず一日300~400件の電話ですかね。
広瀬:!?スマホ発火しそうですね。
貝島さん:(笑) 僕は元公務員ということもあり、技術もそうですがビジネスも全くの初心者だったので。何が正解とかはわからなかったです。それに妻と結婚したばかりで独立しているので、とにかくやれることを死ぬ気でやるしかなかったです。
広瀬:電話をかけるリストも自作ですか?
貝島さん:はい。とにかくもう全国各地のあらゆる飲食店をとりあえずスクレイピングして集めて。一生かかってもかけきれないくらいのリストを作りました。(笑) そもそも最初に少し電話しただけでアポが取れることは想定してなかったので、むしろ失敗をすることが目標でした。テレアポ経験者の方に色々話を聞きながら、自分のテレアポを地道にブラッシュアップするしかなくて、そのための試行回数をとにかく積むことを重要視してました。いきなり成果を出すことに固執するのではなく、大切なのは成果を出すまでのロードマップを描くことだと思います。
広瀬:なるほど。基本的にはテレアポで案件を獲得してたんですか?
貝島さん:テレアポだけじゃなくて、いろんな交流会やコミュニティにも参加して、とにかく人と知り合うためにできることはしてました。2023年は経験やスキルがまだないことを自覚して行動量を増やしてました。2023年は色々あって大変でしたね・・・。
フリーランスのリアルなしんどさ。
広瀬:フリーランスになってから大変な時期はありましたか?
貝島さん:この際だからめちゃくちゃ正直に話しますね。2023年の8月が一番しんどい時期でした。営業〜制作まで基本的に全て一人でやっていたのですが、8月のタイミングで持ってた案件を全て納品したものの、新規の営業先もなく。貯金を切り崩さなければならないタイミングで、メンタル的にもしんどかったです。
広瀬:それはきついですね・・・。どうやって盛り返したんですか?
貝島さん:元々プライドが高いことを自覚していましたが、そのプライドをもう捨てました。家族や奥さん、周囲の方々に頭を下げて相談したところ、みんなが助けてくれました。その支えを経て、仕事に対する考え方も変わったと思います。自分の人生では、周囲の人への責任も背負ってることを自覚し、今まで以上に奮起して営業にガンガン行くようになりました。お客様への向き合い方も変わり、「お客様のために」をそのまま実行するのではなく、「自分のためにも、お客様のためにも」と考えるようになりました。やっぱり「お客様のために」だけだと自分の精神的な余裕によって対応のクオリティが変わってしまうので、前提として自分が満たされている状態を作る。だからこそお客様に最高の価値を提供できる。という考えになってから、仕事のクオリティは上がったと思います。
広瀬:ZeroPlusの関係者ともたくさん話してましたよね!でもそこで折れなかったのがすごいです。
貝島さん:フリーランスのしんどさって、基本的に自分のことを自分でコントロールしなくてはならないことに起因すると思います。収入の金額だけでなく、タイミングも考えなきゃいけないし、自分の在り方についても自分自身で定義して、自分がどんな価値を提供できるのかを考えなくてはならない。
だからこそ周囲の人に支えられていることを真に認識できますし、自分で責任を選んで自分で生き方を選択できる。きつい経験もありましたが、故に自由なんだということを理解できました。
広瀬:フリーランス故の苦悩と自由ですね。それから状況は変化しましたか?
貝島さん:そうですね、そのターニングポイントを経て、一旦案件数については盛り返すことができました。同時にただ単発の案件をこなすだけでなく、自分の人生とのバランスを考慮して、働き方を変えました。
それまでは営業〜納品までワンストップで自分で行なっていましたが、2024年6月からはコーディングをやめて、営業とディレクションに集中しました。自分で全工程を経験したが故に、自分の価値が発揮できる部分を改めて理解し、他工程については外注するという形を取りました。成果として、200万円の案件を受注できたりと、選択と集中をしたことによってより自分の価値を最大化できたかなと思っています!それに、自分でデザインやコーディングをしていた経験もあって、外注先のデザイナーやコーダーにも無駄な負担をかけないように意識し、制作全体がスムーズに進められたのも大きかったです。
広瀬:他の人との得意を重ね合わせることでより大きな成果を生み出せたんですね!今はどんな生活をされているんですか?
貝島さん:2024年はおかげさまで年収ベースでは1000万円を超えましたが、ただ年収を上げるだけでなく、キャッシュフローを考えることが重要と思い知らされました。なので今は単発の収入だけでなく、サブスクリプション型の収入も得るようにしました。結果として、1ヶ月で~2時間程度の稼働でも40万円台の収入を得ています。また、2025年は昨年同様お金を稼ぐための行動もしていますが、それだけじゃなくて自分が社会に対してどんな価値を提供できるかを模索している年でもあります。
広瀬:確かに以前に比べると時間に余裕ができてそうですね!心配になるくらい働いていた時期も見てましたが、このインタビューもオファーから即日で日程組んでくれたり。(笑)
貝島さん:そうですね、暇です。(笑) ZeroPlusの他の生徒さんにアドバイスをしたり、自分が得た知識や経験を社会に発信して還元をすることを最近はよくしてます。ただ仕事をして、お金を稼いで、を一生繰り返すよりも、たくさんのコミュニティや社会と繋がり、そこで自分の存在価値を見出すことで人生はより豊かになることを実感してます。
人生を切り拓こう!
広瀬:それでは最後に、これからプログラミング学習を頑張ろうとしている人たちにアドバイスをください!
貝島さん:「とにかくやろう!」ですね。正直、スキルを勉強しても人生は変わりません。中には学習した結果、得意ではないことに気づくこともあります。重要なのは、自分の人生に責任を持って、「自分で人生を切り拓くんだ!」という覚悟を持って、選択をすること。
広瀬:行動するまで結果はわからないですもんね。
貝島さん:そうです。覚悟と意思を持って目の前のチャンスを拾うことだけやめなければ、その経験の中から本当に自分が集中すべきことが見つかります。正直トライして失敗だったなと思うことは死ぬほどありますが、それも自分で責任を持って決めたこと。だからこそ失敗も糧になります。
広瀬:貝島さんはとても強い自分の軸をお持ちなんですね。
貝島さん:いや、普通に今言いましたけどめちゃくちゃ難しいことだと思います。特にその過程で孤独を感じる時。これは誰しもが経験すると思いますが、「自分」に焦点を当てた時は正解もないし「自分がやらなきゃいけない」って追い込まれたマインドになることもあります。
だからこそ、人に頼ってほしい。自分の人生を自分で切り拓くと言いましたが、「自分の人生」は一人ではなく、周囲の人との関わりも全て含めて「自分の人生」です。みんなの力が必ず必要になります。ZeroPlusのコミュニティでは、先輩と話したり、運営の人がサービス外でも親身に相談に乗ってくれますし、自分の家族や友達、色々な繋がりがあると思います。そこに頼りながら、一つ一つ自分の人生を進めていってほしいですね。
広瀬:とても貴重なアドバイスをありがとうございます!本日はありがとうございました!
貝島さん:ありがとうございました!