美しいWebサイトを構築するにあたって、要素の幅はとても重要な値となります。
CSSでは要素の幅を設定するプロパティとして下記の3種類があります。
- width
- max-width
- min-width
今回はこれらの使い分け・違いについて解説していきますので、一緒に学習していきましょう!
違いが分かれば適切なプロパティを設定して美しいサイトを構築できるようになるだけでなく、効率よくコーディングができるようになります。
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目次
width・max-width・min-widthの違いとは
おさらいとしてwidthは要素の幅を設定することができるプロパティです。
基本的な書式は以下になります。
セレクタ {
width: 値;
}
max-widthとmin-widthの基本的な書式は以下になります。
セレクタ {
max-width: 値;
}
セレクタ {
min- width: 値;
}
値のところには「数字+px」や「数字+%」などを指定することができます。
ではそれぞれのプロパティについて解説していきます!
基本的なwidthプロパティの使い方
widthを絶対値で指定
下記HTMLのcontentクラスに、width:300px;を指定します。
<div class="container">
<div class="content">
要素の幅は300pxです!
</div>
</div>
.container {
width: 100%;
padding: 0 20px;
background-color: lightcoral;
}
.content {
font-size: 24px;
width: 300px;
background-color: blue;
color: white;
}
出力結果
要素の幅はpx指定なのでブラウザ幅が変わっても300pxのまま維持されます。
widthを相対的な値で指定
widthの値を%指定にすると以下になります。
<div class="container">
<div class="content">
要素の幅は50%です!
</div>
</div>
.container {
width: 100%;
padding: 0 20px;
background-color: lightcoral;
}
.content {
font-size: 24px;
width: 50%;
background-color: blue;
color: white;
}
出力結果
子要素にはwidth:50%;を指定しているので、親要素の横幅に対して50%が維持されます。
もし、親要素がpx指定であればそれに対しての相対幅になります。
つまり親要素が1,000pxの時、子要素に50%を指定すると、1,000pxに対しての50%なので子要素の幅は500pxということになります。
子要素を100%にした場合は、親要素の値と同じ1,000pxで出力されます。
max-widthプロパティは最大幅を指定
max-widthは最大幅を指定することができます。
例えば以下のようなHTMLがあるとします。親要素にwidth:100%;を、子要素にmax-widthを指定します。
<div class="container">
<div class="content">
親要素が100%、子要素のmax-widthは800pxです!
</div>
</div>
.container {
width: 100%;
background-color: lightcoral;
}
.content {
font-size: 24px;
width: 100%;
max-width: 800px;
background-color: blue;
color: white;
}
max-widthが800pxなので子要素の幅は800px以上広がりません。
min-widthプロパティは最小幅を指定
max-widthが最大幅なら、min-widthは最小幅の設定となります。下記のような場合は400px以下にはなりません。
<div class="container">
<div class="content">
親要素が100%、子要素のmin-widthは400pxです!
</div>
</div>
.container {
width: 100%;
background-color: lightcoral;
padding: 20px;
}
.content {
font-size: 24px;
min-width: 400px;
width: 50%;
background-color: blue;
color: white;
}
表示結果
ここまでの内容をまとめると下記表にまとめます。
プロパティ | 解説 |
width | 横幅を指定する標準的なプロパティ。 |
max-width | 最大幅を指定。 |
min-width | 最小幅を指定。 |
用途に応じて適切なプロパティを使用していきましょう。
max-widthの使いどころ
コンテンツ幅
コンテンツ幅をある幅以上広げたくない場合にmax-widthを使用するとよいでしょう。
下記のようにmax-widthを使用しない場合を見てみましょう。
<div class="container">
<div class="content">
コンテンツ
</div>
</div>
.container {
width: 100%;
background-color: lightcoral;
padding: 20px;
}
.content {
font-size: 24px;
width: 100%;
background-color: blue;
color: white;
margin: auto;
}
出力結果
max-widthを指定しないとどこまでも要素が横に広がっていくので、ある程度の幅でとどめておきたい場合はmax-widthを指定します。
CSSにmax-widthの記述を追加します。
.content {
font-size: 24px;
width: 100%;
max-width: 800px;
background-color: blue;
color: white;
margin: auto;
}
表示結果
画像
画像にもmax-widthを指定して大きさを制御することができます。もしmax-widthを指定しなければ、画像は横幅に応じて大きくなります。
<div class="container">
<div class="content">
<img class="content__img" src="images/sample.png" alt="サンプル画像">
</div>
</div>
.container {
width: 100%;
background-color: lightcoral;
padding: 20px;
}
.content {
width: 100%;
margin: auto;
}
.content__img {
width: 100%;
height: 100%;
display: block;
}
出力結果
横幅を広げていくにしたがって、画像も大きくなっていきます。ここにmax-widthを指定して画像の大きさを制御します。
.container {
width: 100%;
background-color: lightcoral;
padding: 20px;
}
.content {
width: 100%;
margin: auto;
max-width: 500px;
height: auto;
}
.content__img {
width: 100%;
height: 100%;
display: block;
}
出力結果
max-widthを指定したおかげで、画像の大きさを制御することができました。
min-widthの使いどころ
コンテンツ幅
「pc表示時はwidth:50%;の横幅にしたい。だけど、表示の時は50%だと小さすぎる」
などという時にmin-widthを設定します。
一般的にはiPhoneSEを最小サイズとして扱うことが多いので、min-widthは375px以内で設定しましょう。
まとめ
max-widthやmin-widthは美しいレスポンシブサイトを作る上でとても重要になってきます。
また、widthとの使い分けができるようになると、コーディングスピードにも大きく影響します。
3つのプロパティを用途に合わせて使い分けられるようになると、コーダーとしてのレベルも1段階あがるので積極的に使ってみましょう!
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