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ZeroPlus Media > キャリア > 資格 > これからの時代に役立つ資格12選!勉強のコツについても徹底解説

これからの時代に役立つ資格12選!勉強のコツについても徹底解説

資格

2024/05/10

2024/05/16

記録的な円安による物価高騰AI技術の発達により、多くの職業の将来性が危ぶまれる状況になっています。そのため「これからの時代に役立つ資格」の取得は、将来の備えとして有効な自己投資といえます。とはいえ膨大にある資格のうち、どれを取得するとよいのか迷う場合があるのではないでしょうか?

そこで本記事では「これからの時代に役立つ資格」を12種類紹介します。記事の後半では、資格の勉強を成功させるためのコツについても紹介しているため、あなたが取得したい資格を見つけた後にぜひ参考にしてみてください。

この記事はこんな人に向けて書きました
  • これからの時代に役立つ資格の種類を知りたい人
  • 資格勉強の効率的な進め方を知りたい人

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    これからの時代に役立つ資格の特徴

    まずは、これからの時代に役立つ資格に見られる特徴を紹介します。

     

    業務独占資格であること

    業務独占資格とは一部の業務を独占して行える資格のことです。たとえば外科手術を独占的に行える医師免許は、業務独占資格にあたります。資格を持っていない人はそもそも業務を行えないため、無資格の人と競合せず、将来的な安定が手に入りやすくなります。

    業務独占資格には医師や弁護士、司法書士などが該当します。

    資格の中で最も信頼性の高いカテゴリーですが、受験資格が設けられていたり試験内容が難しかったりと、取得のハードルが高い面があります。

    また業務独占資格に次ぐかたちで、保有していると将来に役立つ資格は他にもありますので、ここで紹介します。

    名称独占資格

    名称独占資格とは、資格を保有している人のみがその名称を名乗れる資格を指します。たとえば「栄養士」「FP技能士」などが名称独占資格に該当します。

    名称独占資格は業務独占資格のように、業務を独占できるわけではありません。無資格の人でも業務を行えるため、業務独占資格と比べると競争は発生しやすいところがあります。ただし資格の名称を名乗れる人のほうが信頼性が高まるため、就職や独立の際に有利です。

    必置資格

    必置資格とは、特定の事業を行う場合に、資格の保有者を企業や事業所に1人以上配置するよう法律で義務付けられている資格です。必置資格を有する人を配置してはじめて、事業者は事業を行うための法的要件を満たせます。

    必置資格には登録販売者や宅地建物取引士、衛生管理者などがあります。

    たとえば不動産業をはじめるためには、事務所の中で「業務に従事する者」のうち5人に1人は宅地建物取引士を置かなければなりません。また50人以上の労働者がいる事業所では、「衛生管理者」を置く必要があります。
    このように特定の事業を運営するうえで不可欠なため、常時一定の需要がある資格です。

     

    将来性のある業界に関連する資格であること

    将来性のある業界に関連する資格であることは、不安定な社会情勢のなかで重要です。どんなに取得が難しく希少な資格であっても、そもそも将来的に衰退が予測される業界に関連した資格では、今後に活かせません。

    将来性のある業界とは景気の動向や災害、パンデミック、テクノロジーの進化など、社会の変化に柔軟に対応して安定した需要が見込まれる業界を指します。

    現在、将来性があるとされる仕事
    インフラ業界、医療業界、製薬業界、IT業界、EC業界、物流業界、電子部品・半導体業界、メンタルヘルス業界など

    上記の業界は今後も安定した将来性が見込めます。よってこれらの分野に関連している資格を取得しておくと、将来のキャリア形成に役立つ可能性が高まります。

     

    独立を目指せる資格であること

    独立を目指せる資格は、将来に役立ちます。

    雇用されて働く場合、毎月の給与が安定していたり、福利厚生が整っていたりと多くのメリットがもたらされますが、リストラや倒産などのリスクはゼロとは言い切れません。リスクヘッジのために独立を目指せる資格を保有しておくと、いざというときに開業する道を選べるため、将来的な安定感は増します。

    とりわけ、将来の見通しが不安定な日本で生活するうえで、選択肢を複数持つことは重要です。

    ただし独立できる資格を取得したからといって、すぐに開業できるほど甘くはありません。実際には実務経験が伴って初めて独り立ちできるものなので、資格を活かせる業界に属しキャリアを積む必要があります。

     

    これからの時代に役立つ資格12選

    これからの時代に役立つ資格を12種類紹介します。

    1. 日商簿記
    2. TOEIC
    3. FP技能士
    4. 中小企業診断士
    5. 看護師
    6. 社会福祉士
    7. 介護福祉士
    8. 司法書士
    9. 宅地建物取引士
    10. 電気工事士
    11. ITパスポート
    12. 基本情報技術者

     

    今後役立つ資格1.日商簿記

    日商簿記資格は、会計と財務の知識を証明する公的資格です。一般企業の経理部門や金融業、税理士事務所、会計事務所などの求人への応募の際、プラスに働く可能性があります。

    日商簿記資格は1級から3級まであり、等級に応じて求められる知識の深さが異なります。

    3級は基本的な会計知識、2級では実践的な会計スキルが要求されます。1級は税理士や公認会計士といった国家試験の受験に向けた登竜門とされており、会計や財務に関連する法規に関する知識までを求められます。

    このうち、経理・会計の求人では「2級以上」を条件とする場合が多い傾向にあります。将来に役立てるといった観点では、日商簿記2級の取得がおすすめです。

    また独立する場合にも、簿記資格が役立ちます。簿記資格単体で独立が可能になるわけではありません。しかし、財務管理や経営分析の知識が身につくため、経営者が取得しておくと強みになるのです。このように日商簿記は、転職活動や独立など様々なシーンで役立つ資格といえます。

    日商簿記の概要

    試験名

    日商簿記検定

    資格の種類

    公的資格

    難易度/合格率

    1級

    ★★★☆☆(約10%)

    2級

    ★★☆☆☆(約20~30%)

    3級

    ★☆☆☆☆(約40~50%)

    試験情報発信サイト

    商工会議所の検定試験

     

    今後役立つ資格2.TOEIC L&R

    TOEIC L&Rは、英語の聞く力と読む力を測定する公的試験です。

    試験はリスニングとリーディングで構成されています。スピーキングがないため、高いスコアを取得していても「英会話スキルの高さの証明にはならない」といった見方をされる場合もあります。

    しかし日本では多くの企業が、求職者の英語能力を測る基準としてTOEICのスコアを参考にしているのが実態です。そのため今後に役立つ資格の一つといえます。

    以下はTOEICスコアに基づく一般的な英語力の目安です。

    点数

    レベル

    600〜700点

    履歴書に記載できる程度

    700〜800点

    企業の国際部門への就職が有利になる程度

    800点〜  

    外資系企業へエントリーできる程度

    また昇進や海外赴任の選考基準としてもTOEICスコアが採用されるケースがあり、就職後にも役立ちます。

    とりわけ現在、英語力を磨くことは将来のキャリアを安定させるうえで重要です。少子高齢化に伴い、多くの企業が国内市場の拡大に限界を感じており、生き残りをかけ海外マーケットに進出している状況だからです。

    こうした背景から、TOEICで高得点を収めることは転職市場で価値を高めるうえで非常に有効といえます。

    TOEICの概要

    試験名

    TOEIC Listening and Reading Test

    資格の種類

    公的資格

    試験情報発信サイト

    国際ビジネスコミュニケーション協会

     

    今後役立つ資格3.FP技能士

    FP技能士は、ファイナンシャルプランニングに関する資格です。

    ファイナンシャルプランナーの資格には、民間資格と国家資格を含めいくつかの種類がありますが、FP技能士はこのうち信頼性の高い国家資格に分類されます。

    FP技能士には1級から3級まであり、等級が上がるほど金融や資産運用に関する専門性の高さを証明できます。

    金融業界や保険業界への就職に有利に働くほか、FP技能士として独立も視野に入れられます。無資格であってもファイナンシャルプランナーとして活動できますが、FP技能士を名乗れるのはFP技能検定に合格した人のみです。

    現在、年金の受給年齢の引き上げが検討されていたり、円安に伴う物価上昇が社会問題となっていたりしているなか、多くの人々が現在と将来の生活に不安を感じており、資産運用への関心も徐々に高まっています。

    こうした中、ファイナンシャルプランナーの需要が今後ますます高まると見込まれており、FP技能士は将来性の高い資格といえるのです。

    なおFP技能士は国家資格としては、比較的取得しやすい難易度です。ちょうど簿記の1級〜3級とFP技能士1級〜3級はそれぞれ同程度の難しさといわれています。

    FP技能士の概要

    試験名

    FP技能検定

    資格の種類

    国家資格・名称独占資格

    難易度/合格率

    1級

    ★★★☆☆(約10%)

    2級

    ★★☆☆☆(約20〜60%)

    3級

    ★☆☆☆☆(約40〜80%)

    試験情報発信サイト

    日本FP協会

     

    今後役立つ資格4.中小企業診断士

    中小企業診断士は、中小企業の経営支援に特化した国家資格です。

    資格の取得により、経営戦略の立案、マーケティング、財務管理、労務管理など、中小企業の運営に関する幅広い知識を持つことが証明されます。経営コンサルティング会社や金融機関への就職に有利に働くのみならず、独立して活動する際にも大きな強みとなる資格です。

    税理士や弁護士のように、中小企業診断士は独占業務を持たないため、その将来には懐疑的な意見も一部あります。一方では、今後需要が高まる見込みが高まっている職種です。

    現在、不景気のあおりを受け、多くの中小企業が業績や資金繰りの悪化に直面しています。また経営者の高齢化と後継者不在に伴い、事業承継の問題も深刻化しています。

    中小企業診断士は、これらの課題を抱える中小企業の経営者をサポートできる職業です。日本企業の99.7%は中小企業というデータ*¹から分かるように、中小企業診断士の抱える潜在的なマーケットは大きいため、将来有望な資格の一つと判断できます。

    *¹データ引用: 独立行政法人 中小企業基盤整備機構 

    中小企業診断士の概要

    試験名

    中小企業診断士試験

    資格の種類

    国家資格・名称独占資格

    難易度/合格率

    ★★★★☆(約10〜15%)

    試験情報発信サイト

    中小企業診断士協会

     

    今後役立つ資格5.看護師

    看護師は、医療分野で不可欠とされている国家資格です。医師の治療方針に応じ、患者さんへと生活指導や服薬の説明を実施したり、患部の消毒・点滴・注射などの医療行為を行ったりします。

    今後、高齢化が進む日本社会においては、さらに需要が高まると予測できる資格です。また病院やクリニック、訪問看護ステーション、介護施設など、活動できる場は広いため、取得できれば働き口にも困りません。

    ただし看護師国家試験を受験するためには、看護系の大学または専門学校にて3〜4年の養成カリキュラムを修了する必要があります。短期で取得できる資格ではない点には注意が必要です。

    一方で、試験の合格率自体は9割程度のため、受験の要件を満たし基本的な試験対策を行っていれば、比較的合格しやすい資格といえます。

    看護師の概要

    試験名

    看護師国家試験

    資格の種類

    国家資格・業務独占資格

    難易度/合格率

    ★★★☆☆(約90%)

    試験情報発信サイト

    厚生労働省

     

    今後役立つ資格6.社会福祉士

    社会福祉士(ソーシャルワーカー)は、日常生活にさまざまな問題を抱える人々をサポートする専門職です。資格を持たない者は「社会福祉士」や「ソーシャルワーカー」を名乗れません。

    社会福祉士は介護施設や医療機関、学校、少年院など様々な場所で活躍し、相談業務や必要な福祉・医療サービスの提案を行います。

    障害者支援や児童保護などの課題に専門性を持って対応できるため、社会福祉の現場で核になる役割を果たす職種です。また高齢化が進む現在、介護施設でも社会福祉士の需要は増加しており、時代に求められる将来性の高い資格といえます。

    ただし社会福祉士の資格を取得するまでのハードルはやや高い面があります。

    まず試験の受験資格を取得するためには、最短でも4年の専門教育受講や実務経験が必要です。さらに社会福祉学、心理学、福祉行政法規、ケースワーク技術など幅広い分野から出題される試験は難易度が高く、合格率はおよそ30%前後とされています。

    社会福祉士の概要

    試験名

    社会福祉士国家試験

    資格の種類

    国家資格・名称独占資格

    難易度/合格率

    ★★★☆☆(約30%)

    試験情報発信サイト

    社会福祉振興・試験センター

     

    今後役立つ資格7.介護福祉士

    介護福祉士は、高齢者や障害を持つ人に対して介護サービスを提供するための国家資格です。介護福祉士の役割には、日常生活の支援や医療ケア、リハビリ支援、利用者や家族への相談業務などが含まれます。

    高齢化が進む社会において、介護サービスの需要はなくならないため、これからの時代に役立つ資格の一つです。

    特別養護老人ホームやデイサービス、病院、障害者支援施設など福祉施設で活動できます。これらの福祉施設では、資格を持たない人も介護福祉士と同様に介護業務に従事している状況です。

    しかし、介護福祉士と無資格の職員では給与に大きな差が出ます。

    厚生労働省が発表した令和4年度の統計によれば、無資格の方の平均月収が270,530円なのに対し、介護福祉の平均月収は331,690円で、およそ6万円の開きがあるわけです*²。

    介護職は、業務のハードさと待遇が見合わないケースが多く、離職率の高い職種である点は否めません。しかし、介護福祉士の資格を取得することにより待遇が安定するため、比較的続けやすくなります。

    さらには更新手続きが不要な資格のため、別業界への転職によってブランクが生じても、再度介護業界に戻る際にいつでも活用できる点も魅力です。

    ただし介護福祉士試験には受験資格が設けられています。3年以上の実務経験に加え実務者研修を修了するか、福祉系の大学や専門学校などを卒業していることが、受験の条件です。

    *²データ引用:厚生労働省:令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要

    介護福祉士の概要

    試験名

    介護福祉士国家試験

    資格の種類

    国家資格・名称独占資格

    難易度/合格率

    ★★☆☆☆(約50~60%)

    試験情報発信サイト

    社会福祉振興・試験センター

    今後役立つ資格8.司法書士

    司法書士法律に関連する文書作成、不動産登記、商業登記などを専門とする国家資格です。

    司法書士を取得することにより、法律事務所や不動産会社への就職が有利になる他、独立も視野に入れられます。

    弁護士や税理士など数ある士業系の資格のなかで司法書士を推す理由は希少性の高さと、高齢化社会が進むにつれ需要増加が見込まれる点にあります。

    成年後見業務・民事信託・死後事務委任契約・遺言書作成などは、いずれも高齢者と関係の深い業務です。

    司法書士は書類作成が主な業務のため、AIに代替されそうに見えるかもしれません。しかし、顧客との対話が重要になる職種であり、人間にしかできない役割が多くあります。顧客が特定の手続きを求めていても、話を聞いていくと別の手続きが適切である場合が多々あるのです。

    このように士業の中でもAIに代替されにくく、今後需要が高まると予測できるため、司法書士は推奨できる資格です。

    司法書士試験は難関資格として知られていますが、受験資格に年齢・性別・学歴などの制限がありません。よって誰でも挑戦できます。

    司法書士の概要

    試験名

    司法書士試験

    資格の種類

    国家資格・業務独占資格

    難易度/合格率

    ★★★★☆(約3~10%)

    試験情報発信サイト

    法務省

     

    今後役立つ資格9.宅地建物取引士(宅建士)

    宅地建物取引士の資格を取得することにより、不動産の売買・賃貸に関する契約の仲介や相談、情報提供などを担当できます。生活に欠かせない不動産の取引に関わる資格のため、需要が絶えることはありません。

    また不動産業を営む事業所では、5人に1人以上の割合で宅建士を配置することが法律で義務付けられています。よって、資格の保有が就職に確実に有利に働く資格です。

    さらには契約書の重要事項を説明したり、記名押印を行ったりする業務は宅地建物取引士の独占業務です。法的な観点からAIでは代替できない業務を持つ点も、これからの時代に役立つ理由の一つといえます。

    試験内容には民法や商法など、不動産取引に関連する法律が含まれており、難易度は高い面があります。しかし、受験資格は設けられていないため、年齢・性別・学歴に関わらず誰でも挑戦できる国家資格です。

    宅地建物取引士の概要

    試験名

    宅地建物取引士試験

    資格の種類

    国家資格・業務独占資格・必置資格

    難易度/合格率

    ★★★☆☆(約15~20%)

    試験情報発信サイト

    不動産適正取引推進機構

     

    今後役立つ資格10.電気工事士

    電気設備の施工・保守・修理を専門とする国家資格「電気工事士」は、電気工事の安全な施工を保証し、事故や障害を防ぐために不可欠な存在です。

    電気工事士は将来性の安定した職種といわれており、その理由はいくつかあります。

    企業や学校でITシステムの導入が進む中、必要な電気機器の増設工事が増えてきています。またバブル期に建てられた建物がおよそ築30年を迎える現在、多くの建物で電気設備の大規模な改修が必要になっています。

    さらには少子高齢化によって、ベテラン技師の引退や新規技師の不足も生じています。仕事は増えているのに対し技術者の数が圧倒的に不足しており、専門性を持つ電気工事士の需要や希少性が一層高まっている状況です。

    こうした観点から、電気工事士は将来性の極めて高い資格の一つといえます。

    試験内容には電気に関する理論や施工技術など専門的な分野が多く含まれており、難関試験の一つですが、特別な受験資格はなく、年齢や学歴、経歴を問わず誰でも挑戦できます。

    電気工事士の概要

    試験名

    電気工事士試験

    資格の種類

    国家資格・業務独占資格

    難易度/合格率

    第一種

    ★★★☆☆(約10〜20%)

    第二種

    ★★☆☆☆(約30〜40%)

    試験情報発信サイト

    一般財団法人 電気技術者試験センター

     

    今後役立つ資格11.ITパスポート

    ITパスポートは、情報技術の基礎知識を証明する国家資格です。

    試験範囲にはデータベースやネットワーク、セキュリティなど、情報処理技術に関連した基本的な領域が含まれます。また経営やマネジメントなど汎用性の高い分野も試験領域に含まれており、職種や業界を問わず幅広いビジネスパーソンに取得をおすすめできる資格です。

    IT企業の求人では、ITパスポートの保有が条件となっている場合もあり、IT業界の転職に有利に働くことも期待できます。とりわけIT業界へのキャリアチェンジを考えている人にとっては、取得を推奨できる資格です。

    ITパスポートの概要

    試験名

    ITパスポート試験

    資格の種類

    国家資格

    難易度/合格率

    ★☆☆☆☆(約40~50%)

    試験情報発信サイト

    情報処理推進機構

    なお、ITパスポートについてより詳しく知りたいという方は以下の記事をご覧ください。

     

    今後役立つ資格12.基本情報技術者

    基本情報技術者試験は、ITの分野に関する経済産業省認定の国家資格です。

    ITパスポート試験はIT業界を目指す人のみならず、教養としておさえておきたい知識が身についているかを測る試験。これに対して、基本情報技術者試験はITエンジニアを目指す人に特化した試験です。アルゴリズムやデータの扱い、問題解決の手法などシステム開発の基礎となる知識を問われます。

    基本情報技術者試験は、ITパスポート試験に比べて内容がやや高度なうえに合格率も低めな試験です。その分、エンジニアに必要な知識・スキルが身についている客観的な証明ができ、特にITエンジニアを目指す人にとっては、取得を強く推奨できます。

    基本情報技術者の概要

    試験名

    基本情報技術者試験

    資格の種類

    国家資格

    難易度/合格率

    ★★☆☆☆(約25~40%)

    試験情報発信サイト

    独立行政法人情報処理推進機構(IPA)

     

    資格勉強を成功させるための5つのコツ

    ここまで紹介した「これからの時代に役立つ資格」によく見られる傾向としては、試験の難易度が高く合格率が低めな点が挙げられます。そのため闇雲に勉強しても不合格になる可能性は高まってしまいます。

    そこでこの章では、資格勉強を成功させるための5つのコツについて紹介します。

     

    1.試験内容を知りスケジュールを立てよう

    資格勉強を始める際、テキストを購入していきなり最初のページから学習を始める方法はおすすめできません。場当たり的な勉強方法では、重要でない科目に時間を割きすぎたり、逆に重要な科目の学習がおろそかになったりするリスクがあります。

    まずは試験内容を把握するところから、学習をスタートさせましょう。

    具体的には以下のポイントに着目すべきです。

    • 試験の出題範囲
    • 科目
    • 配点
    • 出題数

          これらの情報は、試験日までの学習スケジュールを計画する際に役立ちます。出題範囲を知れば、資格試験の全体像が明確になり、各科目の配点を理解すれば、どの科目を重点的に勉強すべきかが明確になります。

          ときには配点の低い科目をあえて捨てる戦略」も必要になるかもしれません。試験の内容を事前に知ることで、戦略的に学習を進められるようになるわけです。はやる気持ちを抑え、テキストを開く前に試験についてよく知り学習スケジュールを組み立てましょう。

           

          2.完璧を目指さないでOK

          資格試験の勉強でテキストの内容を完璧に理解しようとすると、いくら時間があっても足りません。

          ありがちなケースとして、理解の難しい箇所に出会ったときに、解決するまで深追いしてしまうことが挙げられます。しかし、理解できなくても一旦先に進むスタンスを取る方が効率的です。

          テキストを進める中で新たな情報が加わり、以前飛ばした箇所がふと理解できるかもしれません。まずはテキスト全体を一気に読み進め、その後2度、3度と繰り返して読む方法をおすすめします。

          また試験に臨む際、全てを完璧に理解していなくても、重要な科目が十分に理解されていれば合格の可能性はあります。完璧を目指すよりも、試験で重要なポイントをしっかり押さえる点に意識を向けると「合格」は近づいていきます。

           

          3.ノートにまとめる内容は絞ろう

          ノートは使い所を絞ると効率的です。

          資格試験の勉強では、学校の授業のように全てをノートにまとめようとすると効率が下がります。なぜならノートにまとめる行為は、多くの時間を要するうえに、費やした時間に見合ったインプットが見込めないためです。

          ただしノートを使う利点として、思考を整理し、自分の理解しやすい形へと再構成して情報をまとめられる点が挙げられます。この利点を活用して苦手な内容に絞りノートにまとめることで、その部分の理解を集中的に深められるわけです。

          また暗記項目についてもノートの活用をおすすめします。暗記項目のみノートにまとめ、繰り返し見返すことで記憶に定着させるのは効果的です。

          結論、ノートを使う際には「苦手な事項」と「暗記すべき事項」に絞って活用する方法をおすすめします。

           

          4.インプット学習とアウトプット学習をバランスよく行おう

          資格の勉強では、知識のインプットとアウトプットをバランス良く組み合わせることが重要です。

          インプット学習とは、テキストを読み、知識を頭の中に入れる過程を指します。対してアウトプット学習は、インプットした知識を活用して問題を解く過程を指します。

          ありがちなケースとして、テキストを一通り読んでから、問題集に取り組む学習方法があります。しかし、インプット学習ばかりに重きを置くと、初めにインプットした内容から徐々に忘れてしまい、知識が定着しません。

          おすすめの方法として、ある程度テキストを読んだら、関連する問題を解くといった学習サイクルを作る方法が挙げられます。これにより問題を解くフェーズを通じて、学んだ知識がしっかりと定着するのです。

          また問題集と並行して過去問への取り組みも、アウトプット学習として大変有効です。過去問を解けば試験の出題傾向や形式、難易度、時間配分など多くの重要な情報を得られます。

          「テキストを一通り読み終えなければ過去問に取り組んではならない」といったルールは一切ありません。

          むしろ早い段階で過去問に取り組めば、テキストの内容のうちどの部分が重要かを把握する手助けにもなります。

          テキスト、問題集、過去問をうまく活用し、インプット学習とアウトプット学習をバランスよく繰り返せば効率的に力が付けられます。

           

          5.書籍のみに限らずさまざまな学習手段を活用してみよう

          資格の勉強と聞くと、テキストや問題集を想像するかもしれませんが、実際には多様な学習手段があります。そこで書籍のみに頼るのではなく、さまざまな学習リソースを柔軟に取り入れてみてはいかがでしょうか?

          利用できる学習手段には以下のものがあります。

          • 動画教材
          • 音声教材
          • セミナー
          • 勉強会
          • 資格スクール

                たとえば動画や音声教材を利用すれば、視覚と聴覚を駆使して情報をインプットできます。人によってはテキストのみで学習するよりも、知識が効率的に定着するかもしれません。

                また動画や音声教材は移動中や家事をしながらでも利用できるため、「ながら学習」に最適です。忙しい日常の中でも、学習時間を確保できます。

                さらに独学では学習のモチベーションの維持が難しい場合、資格スクール勉強会への参加がおすすめです。人から教わったり仲間と学んだりすれば、モチベーションが高まります。

                仕事の忙しい人であれば、自宅からオンラインで参加できるスクールや勉強会の利用が最適です。

                書籍だけでなく、さまざまな学習手段を試せば、自身の特性やライフスタイルに合った勉強方法が見つけられるかもしれません。

                 

                まとめ:これからの時代に役立つ資格は合格のハードルが高め

                この記事では「これからの時代に役立つ資格」を12種類紹介しました。業務独占資格や、将来性のある業界に関連する資格、独立を目指せる資格などを中心にピックアップしています。

                それぞれの資格の特徴を、以下にまとめます。

                資格名

                特徴

                日商簿記

                会計と財務の知識を証明する公的資格

                TOEIC L&R

                英語の聞く力と読む力を測定する公的試験

                FP技能士

                ファイナンシャルプランニングに関する国家資格

                中小企業診断士

                中小企業の経営支援に特化した国家資格

                看護師

                医師の治療方針に応じ、治療行為を行う国家資格

                社会福祉士

                日常生活にさまざまな問題を抱える人々をサポートできる国家資格

                介護福祉士

                高齢者や障害を持つ人に対して介護サービスを提供するための国家資格

                司法書士

                法律に関連する文書作成・不動産登記・商業登記などを専門とする国家資格

                宅地建物取引士

                不動産の売買・賃貸に関する契約の仲介や相談、情報提供などを行える国家資格

                電気工事士

                電気設備の施工・保守・修理を専門とする国家資格

                ITパスポート

                情報技術の基礎知識を証明する国家資格

                基本情報技術者

                ITの分野に関する経済産業省認定の国家資格

                この記事で紹介した「これからの時代に役立つ資格」の傾向として「試験の難易度が高く合格のハードルが高い」点が挙げられます。よって試験勉強のコツを押さえて、戦略的に学習に取り組む必要があるのです。

                資格勉強のコツは以下のとおりです。

                • 試験内容を知り戦略を立てる
                • 完璧を目指さない
                • ノートにまとめる内容は絞る
                • インプット学習とアウトプット学習のバランスを取る
                • 書籍のみに限らずさまざまな学習方法を活用してみる

                      試験までの学習時間は限られているため、特に完璧を目指さない意識は重要です。隅から隅まで全てを理解しなければならないという思い込みを捨て、ポイントを押さえた学習が肝になります。

                      この記事を参考に取得したい資格を定め、戦略的な資格学習をスタートさせてみましょう。ZeroPlus Mediaは「あなたの挑戦」を応援します。

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                      プログラミング学習でこのような経験はありませんか?

                      1. 目標に向けて何を学べば良いかわからない
                      2. 調べても解決策が見つからない
                      3. 現場レベルのスキルが身につくのか不安

                      これらの悩みは、学習環境を整えることで全て解決することができます。

                      ZeroPlus Gateでは、30日間無料で最適な学習環境を提供しています。

                      1. なんでも相談できる専属メンター
                      2. いつでも技術相談ができるプロ講師
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                      条件なしでこのレベルの環境を無料で提供しているのはZeroPlus Gateだけです。
                      ただし、無料サービスの提供には参加者の数に制限があります。

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                      ZeroPlus Media編集部

                      ZeroPlusは、「フリーランス特化型プログラミングスクール」です。ZeroPlus Mediaでは、フリーランスとして活躍する際に役立つ有益なプログラミングやWeb制作に関する情報を発信しています。

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