WordPressでブログを始める際に悩むのがテーマ選びです。WordPressのテーマ数は9400種類もあるとされています(2022年10月現在)。そのためどのテーマを選んでよいのか、迷ってしまいますよね。
この記事ではおすすめのWordPressテーマを有料テーマと無料テーマに分けて、3つずつ厳選して紹介しています。またテーマ選びのポイントや有料テーマと無料テーマの違いについても解説しています。
最後までお読みいただきますと、有料テーマを使うか無料のテーマを使うかについても判断したうえで、後悔のないテーマ選びができるようになります。
- WordPressテーマの選び方
- 有料テーマと無料テーマの違い
- おすすめのWordPressテーマ
- テーマの設定方法
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WordPressのテーマとは
WordPressのテーマとは、サイト全体のデザインや機能をあらかじめ集約したテンプレートのことです。
テーマを利用することにより、HTMLやCSSなど専門的な技術を使わずとも見栄えが良く、機能的なサイトを作れます。
ブログサイトを開設するうえでテーマ選びは、避けては通れない工程です。
WordPressのテーマを選ぶ4つのポイント
この記事ではWordPressのテーマを選ぶポイントを4つ紹介しています。
- 内部SEO対策が施されているか
- レスポンシブ対応されているか
- 更新やメンテナンスが頻繁に行われているか
- サポート・マニュアルが存在しているか
以上のポイントをチェックして、テーマ選びをするのがおすすめです。
内部SEO対策が施されているか
内部SEO対策が施されたテーマを選ぶ必要があります。
SEOとはGoogle検索において、狙ったキーワードで上位表示を狙うための施策です。サイトへの集客を促進するための手段の一つとして取り入れられます。内部SEOとはWebサイトの内側の構造に対して実施するSEOのことです。
SEOと聞くと上位表示させたいキーワードを意識してブログ記事を執筆することをイメージするかもしれません。
しかし、記事の内容だけではなく、サイトの表示速度やHTMLタグの適切さといった内部の構造もSEOの結果に影響を及ぼします。
内部SEOを人の手で最適な状態にするには、専門的な技術が必要です。一方、優秀なテーマを選べば自動で最適化してくれます。
レスポンシブ対応されているか
必ずレスポンシブ対応の施されたテーマを選択します。
レスポンシブ対応とはPC・スマホ・タブレットなど、どのデバイスでWebサイトを閲覧してもレイアウトを崩さず、最適な状態で表示させる技術のことです。
現在はPCからWebサイトを閲覧するより、スマホで閲覧される割合が圧倒的に多くなっています。そのためスマホからでもサイトが閲覧しやすいかどうかは、重要なポイントです。
テーマの導入後は、スマホからサイトがどのように見えるのか自分の目で確認してみましょう。
更新やメンテナンスが頻繁に行われているか
テーマの更新やメンテナンスが頻繁に行われているかどうかも、押さえておくべきです。こうしたテーマは刻々と利便性が向上します。
テーマの更新頻度は、サポートページの更新履歴を確認すればすぐにわかります。以下はSwell(スウェル)というテーマの更新履歴の画面です。
このように更新頻度の高いテーマは月に1〜2度のアップデートが行われます。更新頻度の高さは、現状よりテーマの品質を向上させていこうといった開発元の意識の現れといえます。
サポート・マニュアルは用意されているか
サポート・マニュアルが用意されているテーマを選択しましょう。
WordPressの初心者であったり、新しいテーマを使い始めたばかりだったりする場合には、カスタマイズの方法について多くの疑問が出るかと思います。こういった場合に、使い方のまとめられたマニュアルが用意されていると非常に便利です。
これまで使えた機能が突然使えなくなったり、サイトの表示がおかしくなったりといった不具合が発生した場合には、対応してくれるサポートがあると助かります。
サポート・マニュアルの両方がそろったテーマを選択するのがおすすめです。
無料テーマと有料テーマの違い
ここでは無料のテーマと有料テーマの違いを紹介します。
有料テーマの価格の相場は10,000〜15,000円程度。そのため無料のものと有料のもののどちらを使うか悩む場合も多いと思われます。
有料テーマと無料テーマを以下のポイントで比較しています。
- デザイン性
- 機能性
- サポート・マニュアル
デザイン性
無料テーマのデザインはシンプルな傾向にあります。
デザインのカスタマイズ機能も簡素なため、初心者でも扱いやすいものが多くあります。しかし、デザインの自由度が低く、誰が使用しても同じようなデザインになりがちです。
有料テーマを使用すればデザイン性が高いサイトを作れます。デザインのカスタマイズ性も高いため、オリジナリティのあるサイトを作りたい方にはおすすめできます。
しかし、有料テーマはカスタマイズ画面が複雑だったり、難しい用語がたくさん使われていたりする傾向にあります。Webの知識が少ない方では、十分にカスタマイズ機能を使いこなせない可能性があります。
機能性
無料テーマは機能性を必要最低限に押さえて設計されており、初心者でも直感的に扱いやすい傾向にあります。そのため内部SEOについても設定できる項目が限定的な傾向にあり、有料テーマに比べてSEOが弱い場合があります。
有料テーマでは内部SEOについて細かく設定できたり、アフィリエイトを有利に進められるツールが利用できたりします。そのため、稼ぐことを目的とする場合にはおすすめです。
サポート・マニュアル
無料のテーマにはサポートやマニュアルが用意されていないものがあります。ブログを始めたばかりでは疑問点が多く発生するため、サポート・マニュアルの用意されていないテーマとなると、つまずきがちです。
一方、有料テーマはサポート・マニュアルが整備されているものがほとんどです。不明点を調べたり、不具合を報告して修正してもらったりと、トラブルの発生時に解決する手段が豊富にあります。
おすすめのWordPress有料テーマ3選
おすすめの有料テーマを3つに厳選してご紹介します。
- SWELL
- JIN
- AFINGER6
一押しの有料テーマはSWELL(スウェル)
SWELLは美しいデザインと充実した機能を兼ね備えた、今、最もおすすめできる有料テーマの一つです。2021年8月より、WordPress高速化のプロ「スキルシェア」からのノウハウ提供を受け表示速度が大きく改善し、さらに性能が向上しています。
SWELLのメリット
- 充実したサポート・マニュアルで初心者も使いやすい
- スタイリッシュなデザイン
- 多機能ながらも表示速度が高速
SWELLのデメリット
- 価格が税込17,600円とややコスト高め
- 人気テーマのためカスタマイズしなければ、他のサイトとデザインが被りやすい
SWELL | |
初心者の扱いやすさ | ○ |
デザイン性 | ○(スタイリッシュなデザイン) |
アップデートの頻度 | ○(月1〜2回の頻度) |
SEO対策 | ○ |
レスポンシブ対応 | ○ |
表示速度 | ○(非常に早い) |
マニュアル | ○ |
サポート | ○(フォーラム内にてサポート) |
価格(税込) | 17,600円 |
アフィリエイト目的の方にオススメできるJIN(ジン)
JINは有名なアフィリエイターひつじさんによって作られたテーマです。
開発者がこれまでに培ったアフィリエイトのノウハウが注ぎ込まれています。そのためアフィリエイトを目的としてサイトを作るならば、おすすめのテーマです。たとえば広告の露出度を高めてアフィリエイトの成功率を高めるといったことができます。
JINのメリット
- アフィリエイト向けの機能が充実
- 着せ替え機能でデザインを簡単に変更できる
- ランディングページが作れる
JINのデメリット
- 表示速度はやや遅い
- アップデートの頻度が低い
JIN | |
初心者の扱いやすさ | ○ |
デザイン性 | ○(可愛らしいデザイン) |
アップデートの頻度 | ×(頻度は低め) |
SEO対策 | ○ |
レスポンシブ対応 | ○ |
表示速度 | ×(やや遅い) |
マニュアル | ○ |
サポート | ○ |
価格 | 14,800円 |
SEOに強いテーマならAFFINGER6(アフィンガーシックス)
AFFINGER6は稼ぐことに特化したSEOに強いテーマです。内部SEOの最適化はもちろんのこと、文字装飾の豊富さやデザイン性の高さを活かして、ユーザーが立ち止まりやすい魅力的なサイトを作ることができます。
AFFINGER6のメリット
- 文字装飾が多彩
- 内部SEO対策が充実
- デザイン済みデータの共有サイト「WILD CLOSET」
AFFINGER6のデメリット
- 多機能すぎて、使い方を理解するのが難しい
- 機能を充実化するためには有料のプラグインを買い足す必要がある
AFINGER6 | |
初心者の扱いやすさ | ×(多機能すぎて初心者には難しい) |
デザイン性 | ○ |
アップデートの頻度 | ○(月一度のペースでアップデート) |
SEO対策 | ○(特別強い) |
レスポンシブ対応 | ○ |
表示速度 | ○ |
マニュアル | ○ |
サポート | ○ |
価格 | 14,800円 |
おすすめのWordPress無料テーマ3選
おすすめの無料テーマを3つに厳選してご紹介します。
- Cocoon
- Lightning
- Luxeritas
一押しの無料テーマはCocoon(コクーン)
有料テーマ並みの品質を誇る無料テーマとして、必ず名前が上がるのがCocoonです。充実した機能、内部SEO対策完備、表示スピードの速さなど非の打ちどころのない完成度を誇ります。
また楽天やAmazonの商品リンクが作れたり、商品ランキングを作成できたりとアフィリエイトの収益化を支援する機能も豊富にそろっています。
Cocoonのメリット
- 万全の内部SEO対策
- 安定した表示速度
- 収益化の機能も充実
Cocoonのデメリット
- 多機能すぎてカスタマイズが難しい
- デフォルトのデザインがシンプルすぎる
- デザインのカスタマイズにはHTML/CSSの知識が必要
Cocoon | |
初心者の扱いやすさ | △(多機能すぎてカスタマイズが難しい) |
デザイン性 | △(シンプルすぎるデザイン) |
アップデートの頻度 | ○(月1ペースでの更新) |
SEO対策 | ○ |
レスポンシブ対応 | ○ |
表示速度 | ○ |
マニュアル | ○ |
サポート | ○(フォーラム内にてサポート) |
価格 | 14,800円 |
使いやすさを重視するならLightning(ライトニング)
Lightningは株式会社ベクトルの提供する、WordPress公式テーマです。見やすくシンプルなサイトを作れます。機能面も必要最低限のものに絞られており、WordPress初心者の方でも、扱いやすいテーマです。
Lightningのメリット
- 使いやすいデザインのサイトを作れる
- マニュアルが完備されていて初心者も使いやすい
- WordPressの審査を通過した公式テーマのため安全性が高い
Lightningのデメリット
- 表示速度がやや遅い
- 内部SEO対策がやや物足りない
Lightning | |
初心者の扱いやすさ | ○(シンプルな構造で使いやすい) |
デザイン性 | △(シンプルすぎるデザイン) |
アップデートの頻度 | ○ |
SEO対策 | ×(設定できる項目が物足りない) |
レスポンシブ対応 | ○ |
表示速度 | ×(やや遅い) |
マニュアル | ○ |
サポート | ○(フォーラム内にてサポート) |
価格 | 14,800円 |
なおLightningはWordPress公式テーマのため、WordPressの公式画面よりインストールする必要があります。ダウンロード方法は記事の後半で紹介しています。
サイトの表示速度にこだわるならLuxeritas(ルクセリタス)
LUX(光)とCELERITAS(速さ)というラテン語を組み合わせて作られたLuxeritasは、その名の通り表示速度の速さを追求したテーマです。内部SEOの最適化がしっかり施されており、カスタマイズ性も高いことから、Cocoonに並ぶ支持を集めています。
Luxeritasのメリット
- 有料テーマを凌ぐ表示速度の速さ
- 万全な内部SEO対策
- 高いカスタマイズ性
Luxeritasのデメリット
- マニュアル・サポートがない
- ページ下部に提携先としてLuxeritasの名前が表示される
Luxeritas | |
初心者の扱いやすさ | ○(シンプルな構造で使いやすい) |
デザイン性 | △(シンプルすぎるデザイン) |
アップデートの頻度 | ○ |
SEO対策 | ×(設定できる項目が物足りない) |
レスポンシブ対応 | ○ |
表示速度 | ×(やや遅い) |
マニュアル | ○ |
サポート | ○(フォーラム内にてサポート) |
価格 | 14,800円 |
テーマの設定方法
WordPressのテーマの中には、公式・非公式のテーマがあり、設定方法がそれぞれ異なります。ここではWordPressのテーマの設定方法を公式のものと非公式のものに分けて紹介します。
公式テーマの設定方法
「Lightning」を設定する方法をもとに、公式テーマの設定手順を紹介します。
STEP1. WordPress管理画面
「外観」→「テーマ」の順に選択します。
STEP2. 保有テーマ画面
保有されているテーマが一覧になっている画面が表示されるので、「新規追加」をクリックします。
STEP3. テーマ 一覧画面
好きなテーマを選択できます。とはいえ膨大な量の公式テーマが存在するため、テーマ探しが難しいかもしれません。検索窓に使用したいテーマ名を入力したり、注目や人気などのカテゴリーを選択したりして絞り込みながらテーマを探せます。
ここでは紹介した公式テーマの「Lightning」を検索窓に入力します。
STEP4. テーマ 一覧画面
任意のテーマを選択して「インストール」→「有効化」をクリックするとテーマが反映されます。
WorrdPress非公式テーマの設定方法
「Cocoon」を設定する方法を元に、WordPress非公式テーマの設定手順を紹介します。
STEP1. Google検索
「テーマ名 ダウンロード」で検索すると、ダウンロードサイトを見つけられます。
ダウンロードサイトにアクセスしたら、ダウンロードボタンをクリックします。するとワードプレスのデータファイルがZIP形式でダウンロードされます。
STEP2. WordPress管理画面
「外観」→「テーマ」の順に選択します。
保有テーマが一覧で表示される画面で「新規追加」をクリックします。
STEP3. テーマ 一覧画面
公式テーマの一覧画面が表示されるので「テーマのアップロード」を選択します。
STEP4. アップロード画面
「ファイルを選択」をクリック後、ファイル一覧画面からダウンロードしたZIPファイルを選択します。
zipファイルを選択後、「今すぐインストール」をクリックします。
STEP5. 保有テーマ画面
WordPressの管理画面で「外観」→「テーマ」をクリックします。保有テーマ一覧の画面が表示されたらCocoonをクリックして、「有効化」をクリックするとサイトにテーマが反映されます。
まとめ
この記事ではWordPressテーマの選び方とおすすめのテーマを無料・有料それぞれ3つずつ紹介しました。
WordPressを選ぶ際に確認するポイントは以下の4つです。
- 内部SEO対策が施されているか
- レスポンシブ対応されているか
- 更新やメンテナンスが頻繁に行われているか
- サポート・マニュアルが存在しているか
この記事で紹介したおすすめテーマの概要をまとめています。
JIN:有名アフィリエイターがノウハウを詰め込んだ、アフィリエイト特化のテーマ
AFFINGER6:SEOに強い有料テーマ
Lightning:使いやすさに特化したシンプルな無料テーマ
Luxeritas:表示速度の速さにこだわった快適性の高い無料テーマ
WordPressのテーマは種類が多くてどれを選んでいいかわからないという方は、ぜひ今回紹介したテーマの中から選んでみてくださいね。
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