Appleが提供しているApp Storeでは約200万のアプリが提供されています。
Apple Store ホームページによると累計230万個以上のアプリがストアから削除されています。
アプリは様々な理由でストアから削除されます。
今年度のアップデートでは様々なアプリがストアから削除されました。
iOS14.5(2021年4月26日リリース)から、ユーザーのプライバシー保護を目的として、すべてのiOSアプリに「アプリのトラッキングの透明性」(ATT)の同意プロンプトの導入が義務付けられました。
そこで、ATTの同意プロンプトが表示されないアプリが大量に削除されたのです。
ATTとは
ATT(App Tracking Transparency)とは、ユーザー側からアプリ側へとトラッキング情報を提供するかどうかを管理するための機能です。
ユーザーが所有しているiPhoneやiPadにはトラッキングと呼ばれる「普段見ているWebサイト、アプリ」などの情報が蓄積されています。アプリ提供者はそれらの情報を元に、ユーザー一人一人に合った広告を掲載することができます。
しかし、iOS14.5以降はATTの導入により、ユーザーが許可しないとトラッキング情報が取得できなくなりました。
ATTとの向き合い方
過去にApp Storeでアプリを提供したことがある開発者は一刻も早く、ATTの導入をする必要があります。
ユーザーはトラッキングの設定を下記の手順で設定することができます。
設定 > プライバシー > トラッキング
トラッキングの画面ではアプリごとにトラッキングの設定をすることができます。
トラッキングを許可しても良いアプリは「ON」に、
トラッキングを許可したくないアプリは「OFF」を設定しましょう。