「エンジニアはやめとけと言われるのはなぜ？」
「IT未経験からでもエンジニアは目指せる？」
IT未経験からエンジニア転職を目指していると、ときにこんな疑問を持つことがありませんか？
エンジニアという仕事は、さまざまな理由から転職は「やめとけ」といわれがちです。
この記事ではそんな「IT未経験からエンジニア転職はやめとけと言われる理由」について解説します。
あわせて、エンジニアに向いている人、向いていない人の特徴についても取り上げていきます。
- IT未経験からエンジニア転職に不安を感じている人
- エンジニアの仕事に向いているか不安な人
プログラミング学習でこのような経験はありませんか？
- 目標に向けて何を学べば良いかわからない
- 調べても解決策が見つからない
- 現場レベルのスキルが身につくのか不安
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目次
IT未経験からエンジニア転職はやめとけと言われる理由
IT未経験からエンジニア転職はやめとけと言われる理由はいくつか挙げられます。
- 激務で残業が多いと言われるから
- 継続的に勉強する必要があるから
- 給料が上がりづらいから
それぞれ一つずつ解説していきます。
激務で残業が多いと言われるから
IT業界は全般的にブラックと呼ばれることが多いです。その理由として、下記の3つが挙げられます。
- 長時間残業が多い
- サービス残業が多い
- 突発的なトラブルで想定外の仕事が発生しやすい
エンジニアは、納期が決められたプロジェクトで仕事をすることが多いので、常に稼働時間ギリギリまで仕事をする傾向があります。
納期までに仕事を完了させなければならないため、例えば土日出勤や休日出勤をしたり、残業を多くしたりなど、稼働時間が多くなりがちです。残業と休日出勤が重なると、精神的にも体力的にも疲弊してしまいます。
未経験の場合、そのような急で負担の多い対応に慣れていない人が多いので、きついと感じることでしょう。
このように、エンジニアは激務で残業が多い傾向にあるのが、エンジニアはやめとけと言われる一つの理由です。
継続的に勉強する必要があるから
IT業界は技術の進歩が早い業界なので、常に勉強し続ける必要があります。普段の業務時間内で勉強をするのは難しく、業務後や休日の時間を使って勉強をする必要があるため、エンジニアはやめとけと言われます。
IT業界に興味がなかったり学習意欲が低く、継続的に勉強をする習慣がない人は、エンジニアとして働くのは辛いかもしれません。
エンジニア職は新技術やプログラム言語を学習したりエラー解決のために調べたりなど、学習や調べものをする機会が多くあります。
新しい技術に興味がなかったり、学習や調べものをする習慣がない未経験者はスキルアップが難しくなり、今後のキャリアにも影響する可能性が高いです。
給料が上がりづらいから
IT業界の開発現場は、多重下請け構造で成り立っています。
多重下請け構造とは以下のように、クライアントから開発を依頼された受託会社が、さらに下請けに開発を依頼し、その下請けがさらに下請けに開発を依頼する、というような構造形態のことです。
下請けになればなるほど、仕事量と給料が見合わなくなる傾向にあります。二次請けや三次請けのエンジニアは、一次請けに比べると年収や給料が低くなりがちです。また上流工程を担当できないため、一次請けの場合と比べて業務の裁量が小さくなります。
上流工程を担当するのには技術と経験が必要です。未経験の場合、いきなり上流工程を担当するのは難しいため、なおさら給料が上がりづらい状況になります。
このように、「業務過多なのに給料が低い」傾向にあるので、エンジニアはやめとけと言われます。
IT未経験からエンジニア転職に向いていない人の特徴
IT未経験者が、エンジニアとして仕事をするには向き不向きがあります。以下の項目が当てはまる人は、エンジニアへの転職はあまりおすすめできません。
エンジニアに向いていない人の特徴
- 新しいことを勉強することが苦手、学ぶことが苦手な人
- 協調性が低い人
- 論理的思考が苦手な人
新しいことを勉強することが苦手、学ぶことが苦手な人
エンジニアは常に新しい技術やツールについて学び、最新の知識を習得する必要があります。IT業界は技術の進歩が早い業界なので、常に学び続けることが必要不可欠です。
新しいことを勉強することや学ぶことが苦手な人は、エンジニアとしての成長や業務遂行に支障をきたす可能性があります。
また、エンジニア職は自身のキャリアアップ・スキルアップのためにも、新しいスキルを身に付けていく必要があります。IT未経験者で、かつ学習する意欲や習慣のない人はスキルアップが難しくなるので、給料も上がりにくくなります。
協調性が低い人
エンジニアは一人で黙々と仕事を進められるイメージがありますが、実際には他の人とコミュニケーションをとる機会が非常に多いです。ときに他のチームメンバーやクライアントと密に連携しながらプロジェクトを進めていくこともあります。
IT未経験者で協調性が低くコミュニケーションが苦手な人は、プロジェクトを進行するうえでトラブルを発生させてしまうかもしれません。コミュニケーションが上手な必要はありませんが、拒否・放棄してしまう人はエンジニアとして活躍することは難しいでしょう。
論理的思考が苦手な人
IT未経験者で、論理的に考えることが苦手な人はエンジニアに向いていないかもしれません。
エンジニアはシステムを設計したり、プログラミング言語を用いてプログラムを記述したりなど、論理的思考力が必要です。論理的思考が苦手な場合、トラブルやエラーが発生したときに問題解決まで時間がかかる可能性があります。
このように論理的思考が苦手なIT未経験者は、エンジニアに向いていない可能性があります。
IT未経験からエンジニア転職に向いている人の特徴
一方で、エンジニアに向いている人にも特徴があります。IT未経験からエンジニアへの転職は、文系・理系に関係なく努力しだいで実現できます。自分がエンジニアに向いているか、下記の項目で確認してみましょう。
エンジニアに向いている人の特徴
- クリエイティブな仕事をしたい人
- 勉強することが好き、学ぶことが好きな人
- 協調性が高い人
クリエイティブな仕事をしたい人
エンジニアはクリエイティブ志向のある人にとっては、魅力的な職種です。クリエイティブな仕事とは「創造力を発揮する仕事」全般を指しています。
エンジニアは新しいシステムやソフトウェア、アプリケーションを開発する仕事です。エンジニアはユーザーのニーズや要件に基づきシステムなどを開発していきます。
クリエイティブな仕事をするために最新の技術を勉強したり実務に取り入れたりする機会が多くあります。IT未経験者であっても、クリエイティブ志向のある人や好奇心が強い人はエンジニアに向いているといえます。
勉強することが好き、学ぶことが好きな人
プログラミングは技術の進歩が速い分野で、継続的な学習が必要です。勉強好きな人は、新しい知識やスキルを楽しみながら吸収できるでしょう。さらに学んだ幅広い知識をもとに、独創的なアプローチやアイデアを生み出すこともできます。
またプログラミングは論理的思考や問題解決能力が重要です。勉強好きな人は、学んだ知識を活用し効果的に問題を解決できます。
プログラミングを用いた開発では、深いプログラミングの知識のみならず、周辺関連分野の様々な知識も同時に必要とされます。広く浅く学んだ人、狭く深く学んだ人、どちらにも活躍できるチャンスがあります。
学んだ知識や努力は自己成長やプロジェクトの達成につながりますし、将来のキャリアにも活かしていけます。IT未経験者でも、このような勉強することが好きな人はエンジニアに向いているかもしれません。
協調性が高い人
エンジニアはプロジェクトチームで協力しながら、プロジェクトを進めることが多いです。そのため、協調性が高く、チームメンバー同士での円滑なコミュニケーションができる人もエンジニアに向いています。
エンジニアのコミュニケーションが重要な理由は、問題が発生したときに他のメンバーに相談して解決したり、アイデアや知見を共有したり、スケジュールを調整したりなど、開発を進めるうえでメンバーとの意思疎通が欠かせないためです。
これらのコミュニケーションはプロジェクトの品質の向上にもつながるので重要です。コミュニケーション力や協調性の高い人は、IT未経験者でも多くの現場で重宝されます。
IT未経験からエンジニアへのおすすめエージェント
IT未経験からエンジニア転職を実現するには、エージェントサイトを利用するのもおすすめです。
エンジニア転職エージェントサイト
- ビズリーチ
- リクルートエージェント
- マイナビエージェント
ビズリーチ
ビズリーチは、国内最大級のハイクラス転職サイトです。高年収で、高いレベルのエンジニア転職が狙えます。エンジニア関連の求人が豊富にあるのが特徴です。企業から直接スカウトを受けることもできます。
管理職経験者や専門性の高いスキルを持っている場合におすすめです。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、ITエンジニア専門の転職支援サービスです。
ITエンジニア向けの求人が多数掲載されていて、ITエンジニア転職に強いコンサルタントからサポートを受けられるという特徴があります。
マイナビエージェント
マイナビエージェントは、エンジニア未経験者でも利用できる転職エージェントサービスです。マイナビが運営していることもあり、求人の種類が豊富にあります。
休日の面談も対応しているので、現職で忙しい場合でも相談しやすいです。
IT未経験からエンジニア転職する前に
IT未経験からエンジニアに転職する前に、次のことを考えて行動するといいでしょう。
- エンジニアになったらやりたいことを明確にする
- 企業研究をする
- プログラミングを学ぶ
エンジニアになったらやりたいことを明確にする
なぜエンジニアになりたいのか、エンジニアになったらどんなことをしたいのか、どんな働き方をしたいのか。これらを明確にしてみましょう。
一口にエンジニアといっても、エンジニアはさまざまな職種があり、それぞれ学ぶべき言語やツール、開発するもの・サービス・システムが異なります。
例えば、主なITエンジニアには下記の種類に大別されます。
主なITエンジニアの種類
- システムエンジニア：仕様書や要件定義、プロジェクトの管理を行う「上流工程」を担当
- Webエンジニア：Webサイト全体の構築や保守、システムの設計や開発などを広く担当
- インフラエンジニア：システムのインフラであるネットワーク・サーバー・データベースなどの構築や管理を担当
- アプリケーションエンジニア：Webサイトやモバイルサイトで使用するWebアプリケーションを開発する
- 組み込みエンジニア：家電製品や電子機器制御を開発する
- AIエンジニア：AI（人工知能）を使用したデータ解析やシステム開発、アルゴリズムの開発などを行う
このようにエンジニアによって作るものやできること、担当する分野が違ってきます。
IT未経験者がエンジニアとして転職する前に、エンジニアになったらどんなことをしたいのか、今一度考えてみるといいでしょう。エンジニアになったらやりたいことの理由が明確になれば、自然と学ぶべきことややるべきことが見えてきます。
企業研究をする
企業によって、求められる知識やスキルのニーズは異なります。
エンジニアとして転職する前に、自分が入ろうとしている企業の企業研究をしておくといいでしょう。
企業研究の方法と見るべきポイント
- 企業のWebサイト：企業のビジネスモデルや仕事内容、キャリアパス、求めている人物像、働き方など
- 求人票：募集内容、待遇
- SNS：企業の公式アカウントから生の情報を知る、社員のアカウントをチェック
- 企業のインターンシップに参加：具体的な業務、職場の雰囲気について、社員に直接話を聞いてみる。
企業研究を行うことで、求められる知識やスキルを把握して、自己アピールを有利に進めることができるようになります。また自身が興味を持つ分野や技術に関してマッチしているかも確認できます。
プログラミングを学ぶ
IT未経験者がエンジニアになるためには、プログラミングを学ぶ必要があります。プログラミングは、Webサイトの構築やアプリ・サービス、システム構築などいずれにおいても必須のスキルです。
多くの教材や情報がインターネット上に公開されているため、プログラミングは独学でも学ぶことができます。しかし、IT未経験者がプログラミングを学ぶ場合、「どのような言語を」「どのような手順で」「どうやって勉強すればいいか」には戸惑うことが多いでしょう。これらが自分の中で明確に定まっていない場合、学習に挫折してしまう可能性が非常に高くなります。
もしIT未経験でプログラミングを学びたいと考えるなら、プログラミングスクールを活用するのも有効です。
初期投資してプログラミングスクールに通うことで、経験豊富な講師から効率的な学習方法を学ぶことができ、学習時間の短縮につながります。また、カリキュラムがきちんと構成されているので、基礎から応用まで幅広く学習することができます。
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まとめ：IT未経験でもエンジニア転職できますが、向き不向きを考えましょう
「IT未経験からエンジニア転職はやめとけと言われる理由」について解説しました。
IT業界やエンジニアには向き不向きがあります。自身の性格や経験と照らし合わせて、エンジニア転職を目指すか吟味するようにしましょう。
IT未経験からエンジニア転職はやめとけと言われる理由
- 激務で残業が多いと言われるから
- 継続的に勉強する必要があるから
- 給料が上がりづらいから
エンジニアに向いている人の特徴
- クリエイティブな仕事をしたい人
- 勉強することが好き、学ぶことが好きな人
- 協調性が高い人
エンジニアに向いていない人の特徴
- 新しいことを勉強することが苦手、学ぶことが苦手な人
- 協調性が低い人
- 論理的思考が苦手な人
プログラミング学習でこのような経験はありませんか？
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- 調べても解決策が見つからない
- 現場レベルのスキルが身につくのか不安
これらの悩みは、学習環境を整えることで全て解決することができます。
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