「ITエンジニアはやめとけ」と周囲に言われて、IT業界への就職や転職に不安を感じている人も多いかと思います。IT業界やITエンジニアには確かに向き不向きがあり、人や捉え方によっては「やめとけ」と言われてしまう面があるかもしれません。
この記事では、なぜ「ITエンジニアはやめとけ」と言われてしまうのか、またITエンジニアがおすすめな理由と向いている人の特徴について解説します。
- ITエンジニアに転職・就職をしようと思っている人
- ITエンジニアに不安を感じている人
- ITエンジニアについて知りたい人
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目次
ITエンジニアはやめとけと言われる理由3選
ITエンジニアはやめとけと言われる理由はいくつか挙げられます。
- 残業が多くて休みが少ないから
- AIに仕事を奪われる可能性があるから
- 給与が安いから
それぞれ一つずつ解説していきます。
残業が多くて休みが少ないから
IT業界は全般的にブラックと呼ばれることが多いです。その理由として、下記の3つが挙げられます。
- 長時間残業が多い
- サービス残業が多い
- 突発的なトラブルで想定外の仕事が発生しやすい
特にITエンジニアは、納期が決められたプロジェクトで仕事をすることが多いので、常に稼働時間ギリギリまで仕事をしている傾向にあります。
納期までに仕事を完了させなければならないため、例えば土日出勤や休日出勤をしたり、残業を多くしたりなど、稼働時間が多くなりがちです。残業と休日出勤が重なると、精神的にも体力的にも疲弊してしまいます。
もちろん残業の多さや仕事のキツさは、プロジェクトや業界によります。しかし、エンジニアの仕事は残業時間が長くなる傾向にあるのも事実です。そのため未経験から転職する場合は「ITエンジニアはやめとけ」と言われてしまうことがあります。
業種別時間内・時間外労働(参考:厚生労働省 毎月勤労統計調査令和5年4月分結果速報)
産業 | 時間内労働時間 | 時間外労働時間 | 出勤日数 |
情報通信業 | 146.6 | 16.1 | 19.2 |
建設業 | 154.5 | 13.6 | 20.7 |
製造業 | 150.1 | 14.0 | 19.8 |
電気・ガス業 | 142.1 | 15.6 | 19.0 |
運輸業、郵便業 | 149.1 | 24.1 | 19.9 |
飲食サービス業 | 86.0 | 5.3 | 14.0 |
医療、福祉 | 127.8 | 4.8 | 17.9 |
卸売業、小売業 | 125.7 | 7.5 | 18.1 |
上記「業種別時間内・時間外労働」の表によると、情報通信業は時間外労働時間が「16.1時間」と、他業種に比べて多い傾向にあります。
AIに仕事を奪われる可能性があるから
AI(人工知能)の進化・発達により、ITエンジニアの仕事が奪われるから「ITエンジニアはやめとけ」と言われることがあります。
AIの発達により、例えばシステムエンジニアやプログラマーの仕事が将来なくなるという話があります。たしかに、AIの進化で一部の業務や作業が自動化される可能性はあります。
しかしそれによって、人間が著しく不利になるということはありません。AIの発達で新たな機会や仕事の可能性も生まれます。
例えば、AIの自己学習能力を活用することで、システムエンジニアやプログラマーはより効率的な開発を行うことができるようになります。また、AIに関連する開発や研究など、それらに関わる業界や役割の需要も増えていくと考えられます。
AIに仕事を奪われる可能性は否定できませんが、同時に機会や新たな仕事の可能性も存在するので、一概にITエンジニアはAIに仕事を奪われるということにはなりません。
給与が安いから
ITエンジニアの職種によりますが、例えばシステムエンジニアでは平均年収が「509万円」(求人ボックス給料ナビより参照)、プログラマーは正社員で「434万円」です。一般的な職種に比べれば平均年収よりも高い傾向にあるものの、労働時間が長い分、給与が支払われても安く感じてしまうかもしれません。
なお、例に挙げたシステムエンジニアとプログラマーは混同されがちですが、明確な違いがあります。違いがよく分からない場合は、下記の記事を参考にしてください。
IT業界未経験からITエンジニアとして入社した場合、スキル不足や経験不足などの理由でも給与が低くなりがちです。スキル不足や経験不足の場合、企業はそれを考慮して給与水準を下げることがあります。
さらに、IT業界は下記のように多重下請け構造の業務形態が多いので、元請けと下請けとで給与の格差が生じる場合があります。一般的に元請けはクライアントから直接仕事を請けているため、高い報酬を得ることができます。一方で下請けの場合、元請けから仕事を請けるので、報酬が下がる傾向があります。
このような下請け構造が存在するため、A社のようにクライアントから近いほど年収が高く、C社のようにクライアントから遠いほど年収が低くなってしまいます。ITエンジニアとして就職する場合、入社希望の会社がA社の位置(元請け)なのか、B社やC社の位置(下請け)なのか、確認するのも重要です。
下請け企業で働く場合、多重下請けとスキル不足や経験不足に相まって給与が低い水準になりがちで、成果に見合った報酬が得られない可能性があります。
元請けか下請けかを見分ける場合は、会社の規模や取引先などをチェックしてみるのがいいでしょう。
企業が元請けか下請けか見分けるコツ
- 企業の公式サイトや採用情報の確認:下請けとしての業務委託やクライアントとの関係性が記述されていることがある
- 就職活動時の面接や説明会・面談:企業の業務形態について質問してみる
- 口コミの調査:IT業界や企業に関する口コミを調べてみる
情報の正確性を担保するために、複数の情報源をチェックするようにしてください。
ITエンジニアはおすすめか?
「ITエンジニアはやめとけ」と言われる一方で、それでもあえてITエンジニアをおすすめする3つの理由を解説します。これらを比較して、ITエンジニアを目指すのか考えてみましょう。
- 文系理系区別なく努力しだいでだれでもなれる
- さまざまなスキルを身に付けられる
- 需要が高い
文系・理系区別なく努力しだいでだれでもなれる
ITエンジニアにはプログラミングやシステム開発の専門知識が求められますが、本人の努力次第でITエンジニアになることは十分に可能です。文系理系の関係もありません。
例え文系出身・未経験であっても、プログラミングやシステム開発に必要なスキルは自己学習やオンライン教材、プログラミングスクールで学ぶことができます。
もちろんプログラミングを学んできた理系出身者や経験者と比べればスタート時の技術力に差はありますが、後天的な学習によってそれを乗り越えることは可能です。インターネット上にはプログラミング言語やシステム開発に関するさまざまな情報が豊富にあるので、それらを活用することで未経験からでも後からスキルを身に付けていくことができます。
さまざまなスキルを身に付けられる
ITエンジニアの仕事は、システム開発だけでなくデータ分析、セキュリティ、AI開発などさまざまな種類があります。その仕事に関連して、さまざまなスキルを身に付けることができます。
例えばWeb開発やアプリ開発に興味があれば、仕事をしながらバックエンドやフロントエンドの開発技術を身につけていくことができますし、データ分野に興味があれば、データ分析やビッグデータ処理のスキルを学んで仕事に活かしていくことができます。
IT業界では新技術や新ツールが出てくるため、学び続ける姿勢が前提にはなりますが、最新の技術に対応していくことで自己成長を図ることができます。
さまざまなスキルを身に付けられれば、そのスキルを使って自身のキャリアの幅も広げていけます。
需要の高さ
ITエンジニアは2023年現在において需要の高い職業です。情報技術の発展によってITエンジニアの需要はこれからますます増えていきます。
デジタル化や新たな情報技術の導入によって、企業はITエンジニアの専門知識とスキルを求めています。そのため、ITエンジニアは将来的に仕事に困らない安定性とともに、成長性が期待できます。
業界動向サーチのグラフより、近年は情報サービス業の売上が上昇の傾向にあることがわかります。IT業界は常に発展しているので、この傾向は今後も続く可能性が高いです。IT人材やエンジニアの需要も失われることはありません。
情報サービス業の売上高の推移(出典:経済産業省、グラフは業界動向サーチが作成)
ITエンジニアに向いている人の特徴
ITエンジニアは文系・理系に関係なく努力しだいでなることができます。自分がITエンジニアに向いているか、下記の項目で確認してみましょう。
ITエンジニアに向いている人の特徴
- クリエイティブな仕事をしたい人
- 勉強することが好き、学ぶことが好きな人
- 協調性が高い人
クリエイティブな仕事をしたい人
ITエンジニアはクリエイティブな仕事に向いている人にとっては、魅力的な職種です。クリエイティブな仕事とは「創造力のある仕事」全般を指しています。
ITエンジニアは新しいシステムやソフトウェア、アプリケーションを開発する仕事です。ITエンジニアはユーザーのニーズや要件に基づきシステムなどを開発していきます。
ITエンジニアは、クリエイティブな仕事をするために最新の技術を勉強したり実務に取り入れたりする機会が多くあります。学習意欲や好奇心が強い人は向いているでしょう。
勉強することが好き、学ぶことが好きな人
プログラミングは技術の進歩が速い分野で、継続的な学習が必要です。勉強好きな人は、新しい知識やスキルを楽しみながら吸収できるでしょう。幅広い知識や豊かな経験から、独創的なアプローチやアイデアが生み出されていきます。
またプログラミングは論理的思考や問題解決能力が重要です。勉強好きな人は、学んだ知識を活用して効果的に問題を解決する能力にも長けていることが多いです。
プログラミングを用いた開発では、深いプログラミングの知識のみならず、関連分野の様々な知識も同時に必要とされます。広く浅く学んだ人、狭く深く学んだ人、どちらにも活躍できるチャンスがあります。
学んだ知識や努力は自己成長やプロジェクトの達成につながりますし、将来のキャリアにも活かしていけます。勉強することが好きな人はITエンジニアに向いているかもしれません。
協調性が高い人
ITエンジニアはプロジェクトチームで協力しながら、システムやソフトウェアの開発をすることが多いです。そのため、協調性が高く、チームメンバー同士での円滑なコミュニケーションができる人もITエンジニアに向いています。
ITエンジニアのコミュニケーションが重要な理由は、問題が発生したときに他のメンバーに相談して解決したり、アイデアや知見を共有したり、スケジュールを調整したりなど、開発を進めるうえではメンバーとの意思疎通が欠かせないためです。
これらのコミュニケーションはプロジェクトの品質の向上にもつながるので重要です。コミュニケーション力や協調性の高い人は、ITエンジニアだけに限らず、多くの現場で重宝されます。
まとめ:ITエンジニアのメリット・デメリットを理解しよう
「ITエンジニアはやめとけ」と言われる理由について解説しました。ITエンジニアの良い面と悪い面を比較して、自身の選択肢の一つとして判断することが重要です。ITエンジニアとしてのキャリアパスが、自身の興味やスキルセットと合っているか考えてみましょう。
ITエンジニアはやめとけと言われる理由3選
- 残業が多くて休みが少ないから
- AIに仕事を奪われる可能性があるから
- 給与が安いから
ITエンジニアをオススメする理由
- 文系理系区別なく努力しだいでだれでもなれる
- さまざまなスキルを身に付けられる
- 需要が高い
ITエンジニアに向いている人の特徴
- クリエイティブな仕事をしたい人
- 勉強することが好き、学ぶことが好きな人
- 協調性が高い人
プログラミング学習でこのような経験はありませんか?
- 目標に向けて何を学べば良いかわからない
- 調べても解決策が見つからない
- 現場レベルのスキルが身につくのか不安
これらの悩みは、学習環境を整えることで全て解決することができます。
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