この記事では「Vectorizer.AIの使い方」について解説します。
一般的なイラストや実写画像などを拡大すると、画質が荒くなって表示されてしまいます。拡大してもくっきり表示させたい画像は、画像形式をSVGに変換しましょう。Vectorizer.AIを使えば、拡大しても画質が劣化しないSVG形式の画像に簡単に変換することができます。
- Vectorizer.AIがどんなツールか知りたい人
- AIツールを使ってみたい人
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目次
Vectorizer.AI とは
Vectorizer.AIとは、AI技術を使って画像をベクター画像に変換してくれるWebサービスです。
Vectorizer.AIは、JPEGやPNG形式などの画像をアップロードすると、AIがイラストや実写画像、ラスター画像などを判別して自動でベクター形式の画像に変換してくれます。
2023年11月時点では無料で使うことができます。
ラスター画像
格子状のドット(ピクセル)の集合体で構成された画像です。ピクセルごとに色情報を持っているので、写真など複雑な画像に適しています。ただし、拡大すると画質が劣化します。
JPEG, PNG, GIFなどが当てはまります。
ベクター画像
図形や線、曲線などが数値化して表現された画像です。数値化して表現しているため、拡大しても画質は劣化しません。ロゴやアイコンに適しています。
SVG, AI, EPSなどのベクター形式のファイルで保存されます。
Vectorizer.AIの使い方
Vectorizer.AIの使い方はシンプルで、トップ画面の「画像をここにドラッグして開始してください」の部分に、変換したい画像をドラッグ&ドロップするだけです。
画像をドラッグ&ドロップすると、次のような画面に遷移し、変換前の画像をトリミングすることができます。
画像サイズがサイズ制限を超えている場合、自動的にサイズに合わせて拡大縮小されます。
画面右下の「わかりました」を選択すると、次の画像のように変換処理が行われます。
処理が終わると、次のような画面になります。
画面左側がオリジナルの変換前の画像、画面右側が変換後のベクター画像になります。
この画面では画像の拡大・縮小の操作や、画面左上の「パレット」機能でベクター画像の色の数を選択することができます。
以下は「パレット」画面です。画面右側で色の数を選択することができます。
例えば、色の数を「4」にすると次のような画像になります。
色の数を「190」にすると次のような画像になります。
このように、色の数によって変換される画像が変化します。色の数を選択して「わかりました」をクリックすると、再度変換処理が行われます。
なお、「パレット」機能は使わないで画像を保存することもできます。
変換する画像を確認したら「ダウンロード」をクリックします。
「ダウンロード」をクリックすると、次の画面に遷移します。
この画面では、アップロードする画像に詳細設定をすることができます。選択されている項目は、デフォルトで選択されている項目です。
選択されているオプションについて簡単に解説します。
ファイル形式
SVG、EPS、PDF、DXF、PNGなど変換後のファイル形式を選択できます。
SVGバージョン
SVGのバージョンを選択できます。なおSVG 1.1は現在最もよく使用されるSVGバージョンです。
描画スタイル
画像の塗りつぶしやストロークの設定ができます。ストロークとはstroke属性で、図形の輪郭を描画するのに使われる色を定義しているものです。
形状のスタッキング
図形を積み重ねて配置するか、切り抜いた図形を配置するかの設定ができます。
グループ化
図形をグループ化するかの設定、色やレイヤーをグループ化するかの設定ができます。
許可される曲線の種類
どのタイプの曲線をエクスポートするか細かく設定できます。
ラインフィット許容差
フィットの品質を制御できます。曲線と線分の間の最大距離を設定でき、粗い設定だと最大距離が0.30ピクセル、スーパーファイン設定だと0.01ピクセルとなります。
その他の設定や設定の詳細については、出力オプションのページをご覧ください。
詳細設定時のプレビュー画面がないので、実際に画像を書き出してから確認することになります。ここでは、以下のデフォルトの状態で書き出します。
ダウンロードボタンをクリックすると、変換後の画像をダウンロードできます。
変換後の画像を確認すると、ベクター化されているのが分かります。
オリジナル画像と比較してみましょう。
ベクター画像のため、左の変換前の画像と比べて、ぼんやりとしていた背景や影が単色の塗りつぶしに置き換わっている点に注意してください。SVGは拡大しても画質が劣化しませんが、画像の細やかな陰影などの表現は失われます。
今回はベクターに変わったことがわかりやすいよう、実写に近い画像を使用しましたが、本来このような画像はSVG形式に不向きです。SVG形式以外への変換も可能ですので、場面に応じてダウンロードする画像形式を選択しましょう。
Vectorizer AI の特徴
Vectorizer AI は、ラスター画像を簡単にベクター画像に変換できる便利なツールです。
特徴について簡単にみていきましょう。
- さまざまな画像形式に対応している
- 変換処理のスピードと精度が高い
- 直感的に使いやすい
さまざまな画像形式に対応している
Vectorizer AIはさまざまな画像形式に対応しており、SVG以外の変換もできます。
アップロードする画像では、JPEG、PNG、GIF形式の画像に対応しており、変換後は、SVG、PDF、EPS、DXF、PNG形式の画像としてダウンロードできます。
変換処理のスピードと精度が高い
変換処理が数秒で終わります。また、変換後の画像仕上がりも良く、高精度といえます。ただし、複雑な画像や細かい線などは精度が落ちる傾向にあるため、全ての画像に対して有効とはいえません。
直感的に使いやすい
画像をドラッグ&ドロップするだけで変換でき、オプションも選択するだけで設定できるので、非常に使いやすいです。
ただし、公式のオプションの解説が初心者にはやや難解という点があります。
Vectorizer AIの使いどころ
ラスター画像を拡大しても劣化しないベクター画像に変換したい場合に重宝するツールです。
写真をイラストのような雰囲気の画像にしたい場合は、ツールを使えば簡単に変換できます。
ベクター形式のイラストをゼロから作成する場合、ベジェ曲線の扱い方をマスターすることが必須です。しかし、このツールを利用すれば、ベジェ曲線の扱い方をマスターしていなくても、手軽にベクター画像のイラストを作成できます。
クライアントから解像度が低いラスター形式のロゴデータを共有された場合に、ベクター化して劣化しないロゴデータに変換する、といったような便利な使い方ができるでしょう。
まとめ:ベクター画像に高速で変換できる便利なツール
Vectorizer.AIについて解説しました。
2023年11月現在は、ベータ版を無料で使うことができます。今後正式版がリリースされれば、有料化される可能性が高いので、無料のうちに触ってみることをおすすめします。
Vectorizer.AIの特徴
- さまざまな画像形式に対応している
- 変換処理のスピードと精度が高い
- 直感的に使いやすい
Vectorizer.AIの対応画像形式
- 変換前画像のアップロード:JPEG, PNG, GIF
- 変換後画像のダウンロード:SVG, PDF, EPS, DXF, PNG
プログラミング学習でこのような経験はありませんか?
- 目標に向けて何を学べば良いかわからない
- 調べても解決策が見つからない
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これらの悩みは、学習環境を整えることで全て解決することができます。
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