webデザイナーになるためには、webデザインツールの使い方をマスターする他に、デザインの知識やその他の発展的なスキルが求められます。
今回はwebデザイナーを目指している方に向けて、発展的なスキルの紹介をしつつ解説します。
目次
webデザインでさらに勉強すること
webデザイナーとして、サイト全体の見た目を作る「UIデザイン」のスキルだけでなく、
プラスアルファのスキルを身につけておくことで、周りのデザイナーと差をつけることができます。
アイコン・ロゴ作成
画像加工
バナー作成
webマーケティング
webディレクション
以上の項目を勉強することがおすすめです。それぞれの項目について一緒に確認していきましょう。まずは、デザインのスキルに特化したスキルを見ていきます。
アイコン・ロゴ作成スキルを身につける
webサイトで用いるアイコンやロゴの作成は、主に「Adobe Illustrator」を使って作ることができます。
イラスト
アイコン
ロゴ
などのwebサイトで使う素材を自作してみたい方にはおすすめのデザインツールです。
webサイトで用いるアイコンやイラストなどの素材は、フリー素材から探すのも手ですが、サイトの雰囲気に合った素材を見つけるのが困難な場合があります。
自分でサイトの素材を作れてしまった方が、デザイナーとしての付加価値につながります。
「Adobe Illustrator」の使い方を勉強して、webデザインの領域で活かしてみましょう。
画像加工スキルを身につける
webサイトで用いる写真などの画像は、主に「Adobe Photoshop」を用いて加工することができます。
写真の明るさを変える
写真の不要な部分を取り除く
写真にエフェクトをかける
写真を合成する
などの画像加工をできるようになることで、デザイナーとしての表現の幅も仕事の幅も広げることができます。
画像加工のスキルを学んで、webデザインでも活用してみましょう。
バナー作成スキルを身につける
「Adobe Illustrator」や「Adobe Photoshop」が使えるようになったら、バナーの作成をしてみましょう。
バナー作成は、写真やアイコン素材を用いつつ、限られた面積の中でデザインをどう魅力的に見せるのかを学ぶことができます。 デザインの知識のアウトプットに最適の勉強方法です。
また、後述するマーケティングのスキルと合わせることで、よりユーザーに訴求するバナーを作成することができます。
ただ見た目のデザインを作るのではなく、ターゲットに合わせ、バナー広告の目的を達成できるバナーを作成できると、デザイナーとしての付加価値に大きく繋がります。
webマーケティングのスキルを身につける
webマーケティングとは、webサイトやweb広告を用いて行うマーケティングのことです。
webサイトは「集客」「認知拡大」「商品販売」など、様々な目的があって作成されています。
例えば、オンラインショップのwebサイトならば、ユーザーを集客し、サイト上の商品・サービスを購入させることが目的となります。このような目的を達成することを「コンバージョン(CV)」といいます。ユーザーに思わず「この商品が欲しい!」と思ってもらえるようなサwebイトの見せ方や、バナー広告を作成でするためには、マーケティングの考え方が必要です。
自分が作成したデザインで、どれだけコンバージョンを達成できたか「コンバージョンレート(CVR)」を測りながらデザインの修正・改善を行うことができるデザイナーの付加価値は非常に高いです。
webディレクションのスキルを身につける
webディレクションとは、web制作に関する全スケジュールを統括し、マネジメントすることです。
サイト制作に関わる、企画、要件定義、デザイン、制作などの一連業務を管理し、制作チーム内での仕事、社外との打ち合わせなどの業務の間に入り、円滑に業務を遂行させる仕事です。
デザイナーとしてのスキルがあれば、クライアント(お客様)が望むデザインは何か読み取る能力の助けになります。
また、制作チーム内のデザイナーとのスケジューリングや、クライアントとの橋渡しを円滑に行うことが可能です。
エンジニアやデザイナーは専門的なスキルなので、それらの経験がない場合には、適切な指示出しや判断ができなくなってしまいます。デザイナーとして既に専門的な知識が身についていることはwebディレクターとして大きな武器となります。
このように、デザイナーとして活躍した経験を活かして、web制作の全体のマネジメントに回ることも選択肢として増やすことができます。
一つずつできることを増やしていくことが大切
今回は、webデザイナーを目指している方に向けて、おすすめの発展的なスキルの紹介をしました。
デザインのスキルは、他のスキルと掛け合わせることで、更なる付加価値に繋がり、仕事の幅や選択肢が大幅に増えていきます。 昨日よりできることを少しでも増やしつつ、デザインのスキルを伸ばしていきましょう!