プログラミングのためにPCを買おうと思って調べたけど、よくわからなくなってきた…。
という方向けに、とりあえずPCはこう選んでおけば間違いない！という選び方を紹介する記事を書きました。難しい話は抜きにして、失敗しないパソコンの選び方を解説します。
- CPU、メモリ、何が何だかよくわからない
- 選び方がよくわからないけど、とにかく失敗したくない
- とりあえずプログラミングできればなんでもいい
プログラミング学習でこのような経験はありませんか？
- 目標に向けて何を学べば良いかわからない
- 調べても解決策が見つからない
- 現場レベルのスキルが身につくのか不安
これらの悩みは、学習環境を整えることで全て解決することができます。
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目次
まず伝えたいこと
- 中古のパソコンは買ってはいけません
- WindowsかMacかは、好きな方で大丈夫
- ゼロから選ばず、リストの中から選ぶ
中古のパソコンはギャンブルです。ハズレを引いてしまうと自己責任になってしまいます。
そのためパソコンは新品を購入するのが基本と考えてください。
パソコンを選ぶときは、まずWindowsかMac、どちらのパソコンにするか決めます。
どちらでも大丈夫ですが、決められない方はこのフローチャートを参考にしてください。
Windowsにする方
このサイトで、価格が一番安いパソコンを買ってください。
このリストは、有志の方が更新している低予算で高性能なノートパソコンのリストです。この中から選べば外れることはありません。
なお、ここで紹介されているパソコンはOfficeソフト（Word, Excel, Powerpoint）が入っていません。
Officeソフトが必要な方は下の「価格.comで選んでみよう」を参照して、自分でモデルを絞り込んでください。
Macにする方
Macbook Air 13インチM2モデルを、一番安い構成（税込148,800円）で買ってください。
ここまででこの記事の内容は終わりです。
予算に余裕がある人は断然Macbookがおすすめ！
Windowsで自作PCも作ってきましたが、個人的にはMac推しですね。Webデザイン、Web開発はMacOSとの相性がいいです！
具体的な選び方の解説
用語の解説
- メモリ → 作業机の広さ。数字が大きいほど、複数の作業を同時に行っても快適に作業できます。
- SSD → 引き出しの大きさ。数字が大きいほど、多くのデータを保存しておけます。
CPU・メモリ・SSDって何？という方は、こちらの記事をお読みください。
Windowsの場合：
基本的には、このリストの中から選んでおけば間違いありません。
とにかく安いのがいい方は何も考えず一番安いモデル、
もう少し予算を出せる方は２〜３番目に安いモデルを買ってください。
（Memory: 16GB となっていることを確認しましょう）
お金を少し出すと「メモリ」の量が増えて、よりサクサク動くようになります。
ちゃんと自分で選びたい方、Officeソフトが必要な方は、この下で価格コムで絞り込む具体的なやり方を解説しています。
Macの場合：
MacBook Air 13インチのM2モデルを買ってください。これ一択です。他の選択肢はありません。
基本的なプログラミングをやるだけなら最低スペックでOKです。もし予算に余裕があるならメモリを16GB、さらに余裕があるならSSDを512GBにしましょう。
当たり前ですが、お金を出しただけ性能は上がります。
大きい画面がいい方は15インチ(M3チップ)のモデルにしてもOKです。
学生なら学割を適用可能
学生であれば、学割ストアで買うことで少し安く購入することができます。
Apple公式サイトを開いて、一番下までスクロールし、「学生・教職員向けストア」をクリックすると、割引価格で購入できるストアにジャンプします。このページから購入手続きを進めてください。
「UNiDAYSで確認する」ボタンを押して、認証を受けると、割引価格で購入できるようになります。
Windowsの場合も、各社が割引キャンペーンを実施している場合があります。Googleで検索してみるのが一番確実です。
価格.comで選んでみよう
自分でパソコンを絞り込んで選んでみたい方は、「価格.com」を使いましょう。
価格.comのパソコンスペック検索のサイトにアクセスして、次のようにしてモデルを絞り込みます。
【共通】
- CPUスコア(PassMark)：12000以上
- 画面サイズ：13~15
- メモリ：8~16（予算があるなら16~32）
- ストレージ：SSD容量256~512GB（予算があるなら512~1000GB）
- 並び順：価格の安い順
- 価格：予算に応じて設定
- 「価格がある製品のみに絞る」にチェック
もし予算に余裕があるならメモリを16GB、さらに余裕があるならSSDを512GB以上にしましょう。
【必要に応じて】
- Office有無
- カラー
- その他こだわりがあればお好みで
あとは出てきたモデルの中から選ぶだけです。 この絞り込みで出てきたモデルなら外れることはありません。
なお、
- 「Chromebook」
- 「Chrome OS」
と書いてあるパソコンが表示された場合は、Windowsのパソコンではないので注意してください。
個人的にPCを買うときに気をつけてることは、PassMarkのベンチマークと基本スペックが自分の用途に合っているかどうかですね。生成AIの発展で色々なツールを跨いだ作業が多くなってきたので、メモリは16GBないとキツくなってきました。
中古パソコンを買ってはいけない理由
中古パソコンはギャンブルです。
多くの中古パソコンは普通に問題なく使用することができますが、中には怪しい業者が販売しているものもあり、アタリとハズレを見極めるためにはある程度の経験値が必要です。
また「高性能」などと書いてあっても、ただの売り文句で、実際には性能が低い場合も多いです。下の画像は、「高性能」と書いてあるのに全然高性能ではない中古パソコンの例です。
新品のパソコンを購入することは、安心を購入するということでもあります。新しいパソコンであればサクサク動作しますし、不具合があればメーカーによる保証を受けることもできます。
この記事をここまで読んだ方はAmazonや楽天、メルカリなどで中古のパソコンは買わないでください。公式のショップや家電量販店などで新品のパソコンを買うことを強くおすすめします。
よくある質問
Windows 7/8のパソコンを使っている。買い換える必要がある？
買い換えることを強くおすすめします。
古いバージョンのOSはサポートが切れており、有害なウィルスによる攻撃に弱い状態です。例えるなら家の玄関を開けっぱなしにしているのと同じ状態で、インターネットに接続して使うのは危険です。Windows10にアップグレードできるようならアップデートしましょう。
またWindows10も、2025年10月14日でサポートが終了することが予定されています。古いパソコンの場合、Winodws11にアップデートできない場合もありますので、これを機に新しいパソコンに買い換えることを検討してみてください。
ChromeBookでもいい？
用途によってはChromeBookでも問題ないかもしれません。
一方でWindowsやMacよりも情報が少ないので、困った時に自分で調べて解決できる人向けです。
ネットサーフィン、動画視聴、Webアプリでの作業など、ブラウザのみで完結するタスクが中心ならChromeBookでも十分快適に使用できるでしょう。Web制作をはじめとするプログラミングについても、基本的なことであれば行うことができます。
ただし、使おうとしている開発ソフトがChrome OSに対応していない可能性もあるため、事前に使いたいソフトが使えるか確認しておく必要があります。また、一台はWindowsまたはMacのパソコンを持っておくことをおすすめします。
スマホ・タブレットでプログラミングはできる？
できないわけではありません。
ブラウザ上で進めていくプログラミングの学習教材や、ストアで配信されているプログラミングのアプリを使うことで、スマホやタブレットでプログラミングを行うことは可能です。
例えば、App Storeで配信されている「Swift Playgrounds」というアプリは、iPadやiPhoneに最適化されており、パソコンがなくてもプログラミングを学習していくことができます。
また、iPadでプログラミングをするためのテキストエディタも、有料/無料のアプリが多数存在します。
例：「JavaScript Anywhere JSAnywhere」
しかし、アプリやサービスはプログラミングを使った開発に完全に対応しているわけではありません。また、これらのアプリを使って開発する際には、少ない情報源から自分で情報を集めていく必要があり、初心者にはハードルが高いです。
そのため、プログラミング学習ではパソコンを使うことが前提となります。
アプリや写真を消したら、パソコンの動作は軽くなる？
多くの場合、ほとんど変わらないでしょう。
一つひとつのファイルやアプリの大きさは、微々たるものです。消したと思ったファイルは、実は完全には消えていないことがほとんどで、ファイルやアプリをパソコン上から完全に削除することは困難です。
パソコンの動作は様々な条件に左右されます。パソコンに詳しくなければ、自分でパソコンを軽くしようとするのはおすすめできません。大事なファイルを失ってしまったり、そもそもパソコンを破壊してしまったりする可能性があります。
動作が遅くなった場合は、PCを買い替えましょう。
一方で、ストレージの容量が足りないとパソコンの動作が重たくなるのは事実です。ファイルを大量に保存していてストレージを圧迫している場合は、それらのファイルを削除したり別の場所に移動して内部ストレージに余裕を持たせることで、動作がほんの少し軽くなることがあるかもしれません。
型落ちのモデルでも大丈夫？
最新のモデルが望ましいです。最低でも二世代前くらいまでのモデルにしましょう。
パソコンの動きは、パソコンそのものの性能のみならず、アプリ（ソフトウェア）にも左右されます。最新のアプリの動きにキビキビとついていくためには、なるべく新しいパソコン（ハードウェア）である必要があります。
今後しばらく使うパソコンなので、なるべく新しいモデルを選んでください。
セキュリティソフトは必要？
基本的には不要です。
パソコンの OSをアップデートして最新の状態に保っておけば、セキュリティソフトをインストールする必要はあまりありません。最近のOSには、標準でセキュリティ機能が搭載されています。
量販店で新品のパソコンを購入すると抱き合わせでセキュリティソフトの購入を勧められますが、不要であれば断りましょう。
セキュリティソフトを導入する・しないに関わらず、怪しいメールやサイトを開かない、怪しいファイルをダウンロードしない、パスワードを使い回さない、などの基本的なセキュリティ対策の姿勢は大切です。
まとめ
中古パソコンは買わない
アタリとハズレを見極めるのが初心者には難しいため
Windowsがいい方は
のリストの一番安いモデルを買う
または価格.comで、自分に合ったモデルを探す
Macがいい方は
公式サイトから、MacBook Air 13インチのM2モデルを買う
予算に余裕があるなら、メモリを16GB、ストレージ（SSD）を512GB以上にする
買い方がわからない場合は、家電量販店に行って店員さんと相談してから購入すると確実です。
自分に合った一台を見つけてみてください。
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- 現場レベルのスキルが身につくのか不安
これらの悩みは、学習環境を整えることで全て解決することができます。
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