プログラミング学習において、YouTube動画を教材に利用するのは有効な方法です。しかし、プログラミングを扱うチャンネルは多く存在するため、どれを選べばよいか迷いますよね。
この記事ではプログラミング学習におすすめの動画を、学ぶスキル別に厳選して紹介しています。最後までお読みいただきますと、あなたにとって最適な学習動画を見つけられます。
- 学ぶプログラミング言語別におすすめのYouTube動画が分かる
- YouTubeを使ってプログラミングを学ぶメリット・デメリットが分かる
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プログラミング学習におすすめなYouTubeチャンネル8選
おすすめのYouTubeチャンネルを、学ぶスキル別に8種類紹介します。
おすすめのYouTubeチャンネル【Web制作編】
Web制作を学ぶ方向けに、おすすめのチャンネルを紹介します。
アキユキ / Web制作チャンネル
「アキユキ/Web制作チャンネル」はWeb制作で使える知識やノウハウに特化した発信を行なっているチャンネルです。
配信者のアキユキさんは、エンジニア未経験でWeb制作のフリーランスとして独立された経歴を持つ方です。視聴者が最短でWeb制作の仕事を始められるよう、学ぶべきことが体系化されて、動画にまとめられています。
HTML/CSSといったWeb制作に必須のスキルはもちろんのこと、Webデザインについても学べる点は、他のプログラミング系チャンネルにはない特色です。
おすすめ動画「【初心者向け】これ1本!WEB制作に必要な技術のすべて」
この動画を見ればWeb制作に必要なスキルの種類や、スキルをどれくらいの深さまで学べば良いかを理解できます。Web制作の学習の方向性を定める際に活用するのがおすすめです。
しまぶーのIT大学
「しまぶーのIT大学」はチャンネル登録者数10万人超えの人気チャンネルです。発信者のしまぶーさんは文系の学生からヤフーへエンジニアとして就職し、その後起業するなど、華々しいキャリアをお持ちの方です。
Web制作系のプログラミング講座が充実しているだけでなく、IT業界への就職・転職をテーマとして、自身の経験を交えた信憑性の高い発信をされています。
おすすめ動画「【HTML #1】基礎からちゃんと学ぶ HTML 入門!タグの要素を理解してコーディングしよう!」
これからWeb制作の学習を始める方向けに、HTMLを基礎から解説している動画です。
しっかり学ぶべきところと、流してもよいところのメリハリの付け方が上手く、HTMLの全体像をつかみやすい動画に仕上がっています。たとえばdivタグやマークアップなど、重要かつ正確な理解が難しいワードの概念を丁寧に解説してくれるため、HTMLの本質をつかめるようになります。
Web制作をコスパ良く学べる動画サービス「ZeroPlus Gate」
YouTubeはプログラミング学習に便利ですが、ときには何度見返しても理解できないといったことがあるかもしれません。そのため疑問点を質問できる環境があると心強いですよね。
30日間、プログラミングの質問が回数無制限で行える無料の学習サービス「ZeroPlus Gate」はもうご存知でしょうか?
ZeroPlus Gateは60本の動画教材でWebサイトの作り方を学べる短期集中型の学習サービスです。疑問はメンターに質問して、期間中いつでもアドバイスをもらうことができ、効率よくスキルを身につけられます。
ZeroPlus Gateへの参加は、以下のリンクより専用ページにてお申し込みいただけます。
皆様の挑戦をお待ちしております。
おすすめのYouTubeチャンネル【PHP編】
PHPを学ぶ方向けに、おすすめのチャンネルを紹介します。
プログラミングアカデミー
「プログラミングアカデミー」はPHPに関する講座や、エンジニアの仕事術、心得ておくべきマインドなどをメインに発信しているチャンネルです。
配信者のオサナイさんはAIシステムの企画や開発を行う会社を運営しつつ、エンジニアとしても活躍しており、有益なノウハウを惜しみなく発信しています。ジョークを交えた例え話を得意とし、理解しやすいだけでなく楽しみながら視聴できる点が人気を集めています。
おすすめ動画「【PHP入門決定版】4時間で学ぶ初心者向けPHPプログラミングチュートリアル【PHPの基礎を徹底的にマスター】」
PHPはこれ一本でOKというくらいに必要な情報が網羅された動画です。プログラミングアカデミーの過去のPHP講座をまとめた総集編で、4時間の大作に仕上がっています。
PHPを学ぶ方がつまずきやすい変数については、人気コミックを例え話に用いながら噛み砕いて解説されているので必見です。長尺の動画なので気軽に見られるものではないかもしれません。しかし、PHPを本質から理解したいのであれば何日かに分けてでも、視聴していただくことをおすすめします。
おすすめのYouTubeチャンネル【JavaScript編】
JavaScriptを学ぶ方向けに、おすすめのチャンネルを紹介します。
セイト先生のWeb・ITエンジニア転職ラボ
「セイト先生のWeb・ITエンジニア転職ラボ」はIT業界の最新情報やJavaScriptをはじめとした、多様なプログラミングスキルの講義を発信しているチャンネルです。
配信者の堀口セイトさんは経営や人事、エンジニアリングマネージャーを兼任しており、鮮度の高いIT業界の情報について、独自の目線を交えて解説しています。プログラミングを学ぶ方はもちろんのこと、IT業界のトレンドをつかみたい方にもおすすめできるチャンネルです。
おすすめ動画「JavaScript入門・完全版コース/プログラミング初心者向け、コスパ最強講座」
「Web・ITエンジニア転職ラボ」の過去のJavaScript講義を一本にまとめた総集編です。視聴者のコメントを参考にして補足情報が追加されており、理解のしやすさが向上しています。
環境構築や基本文法の解説からクイズゲーム作りといった応用編まで、充実した内容の動画に仕上がっているのが特徴です。軽快かつ楽しいトークを武器にフランクな雰囲気でプログラミングを教えてくれるため、「お堅い講義動画はちょっと…」という方も安心してご覧いただけます。
おすすめ動画 JavaScriptの基礎を、ZeroPlus Gateで身につけませんか?JavaScriptは、習得の難易度がやや高いプログラミング言語です。基礎を正しく身につけずに学習を進めると、後々つまずく可能性が高まります。
「ZeroPlus Gate」はJavaScriptの基礎を無料で学べる短期集中型の学習サービスです。30日間メンターに質問し放題なので、疑問を効率よく解消できます。
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だれでもエンジニア / 山浦清透
「だれでもエンジニア」は未経験の人や学習に挫折した人でも「誰でもエンジニアになれる」を、コンセプトにしたチャンネルです。JavaScript・Pythonのプログラミング講座や、キャリア戦略をテーマとした情報を配信しています。
配信者の山浦清透(やまうらきよと)さんはマーケターとしてキャリアをスタートさせた後、未経験でエンジニアの世界へ飛び込んだ経歴をお持ちです。山浦さんの優しげな雰囲気と分かりやすい解説が印象的で、好感の持てるエンジニアチャンネルの一つです。
おすすめ動画「JavaScriptの「基礎」が1時間で分かる「超」入門講座【初心者向け】」
未経験者がWebアプリを作れるようになるところをゴールに設定した、1時間程度の動画です。JavaScriptの基礎がぎっしりとつまった「to doアプリ」作りに挑戦します。
文法を暗記するのではなく、なぜ文法を使うかといった本質的な理解を深められるようにこだわった解説は、非常に理解しやすい印象です。他のチャンネルと比較してソースコードが大きく映されているため、長時間視聴してもストレスを感じにくい点も視聴者に好評です。
おすすめのYouTubeチャンネル【Ruby編】
Rubyを学ぶ方向けに、おすすめのチャンネルを紹介します。
「せお丸プログラマー養成講座」は、未経験者や駆け出しのプログラマーが上級プログラマーになることをゴールに掲げた「プログラマー養成講座」をメインコンテンツとしたエンジニア向けチャンネルです。
配信者のせお丸さんは、ITの複雑な概念を噛み砕いて伝えることに長けている方です。そのため他の教材でのプログラミング学習に挫折した方にも、ぜひ一度視聴してほしいチャンネルの一つです。
おすすめ動画「Rubyプログラミング入門講座【コメント欄で質問できる👍フル字幕】初心者向けRubyプログラミング入門」
Ruby入門講座では環境構築から文法まで学ぶことができます。1カット1カット作り込まれたプレゼン資料風のスライドをもとに、分かりやすい解説つきで講義が進みます。
一般にエンジニア系の動画は講義のスピードが速く、再生スピードを落としてもついていくのが大変、といったケースも多いものです。理解できるまで繰り返し同じ箇所を試聴することが、ストレスに感じられるときもあります。
一方せお丸さんの動画はスライド自体が分かりやすく作られており、静止の状態でも学びやすいのが特徴です。そのため理解が難しい箇所では一時停止して重点的に学ぶことができます。
おすすめのYouTubeチャンネル【Pythonを学ぶ】
Pythonを学ぶ方向けに、おすすめのチャンネルを紹介します。
キノコード
キノコードは「美しく伝える」をコンセプトとしてプログラミングやIT用語の解説を中心に発信している、チャンネル登録者数16万人(2023年1月現在)の超人気チャンネルです。他のチャンネルと比較して扱っているプログラミング言語が豊富なのが特徴で、Pythonの他、JavaScriptやPHP、Rubyなど様々な言語を学べます。
キノコードさんのソフトな声質やセンスの良い落ち着いたBGMと、美しい動画のデザインがあいまって、集中力の高まる学習空間が演出されている点は特筆すべきポイントです。
おすすめ動画「Python超入門コース 合併版|Pythonの超基本的な部分をたった1時間で学べます【プログラミング初心者向け入門講座】」
こちらは2023年1月現在で166万回再生されている、人気のプログラミング動画です。Pythonの環境構築、変数や関数、実践パートまで幅広い内容が1時間14分に凝縮されています。
動画デザインの細部まで、伝わりやすさの配慮が徹底されているのが特徴です。コメント欄では、他の教材では挫折してしまったがこの動画では理解できたといった、喜びの声が多く見られます。Pythonを初めて学習しようと考えている方には、ぜひ視聴していただきたい動画です。
いまにゅのプログラミング塾
「いまにゅのプログラミング塾」は、Pythonの講座をメインコンテンツとして取り扱うエンジニア向けのチャンネルです。
配信者のいまにゅさんは塾講師の経歴を持つ方です。キャリアを活かし、学習する人がつまずきやすいポイントを押さえて、プログラミングの概念を分かりやすく伝授してくれます。
おすすめ動画「【完全版】この動画1本でPythonの基礎を習得!忙しい人のための速習コース(Python入門)」
【完全版】この動画1本でPythonの基礎を習得!忙しい人のための速習コース(Python入門)
Pythonの文法の基礎をきっちりと学べる動画です。初学者がつまずかないようにと難しい用語を極力省き、伝わりやすい言葉で伝えてくれる良心的な仕上がりになっています。いまにゅさんの動画には、小学生の視聴者からも分かりやすかったとコメントが残されており、他のチャンネルと比べても万人に向けた分かりやすさは、トップクラスといえます。
注意点として、この動画ではPythonの環境構築は学べません。代わりに環境構築なしでPythonが書ける、GoogleColabというツールを使いながら講義は進みます。環境構築が初学者の挫折ポイントとなっていることを踏まえ、先にコードを書くプロセスに触れてもらいたいという想いから環境構築を省いています。
※「いまにゅのプログラミング塾」の別動画では、Pythonの環境構築について解説されています。
YouTubeでプログラミングを学ぶ3つのメリット
YouTubeの動画を通じてプログラミングを学ぶメリットを3つ紹介します。
- コスパよく学べる
- 理解しやすい
- 配信者とコミュニケーションが取れることも
コスパよく学べる
スクールや書籍で学習する場合と異なり、YouTube動画は無料で学べます。無料だからといって、有料の教材と比較して質が低いわけではありません。
YouTube動画は視聴回数に応じて、配信者が広告収入を得られる仕組みになっています。そのためいずれの配信者も視聴回数を高める工夫を日夜重ねている状況です。つまり理解しやすさが追求された、高品質な動画でプログラミングを学習できます。
自分のペースで学習を進められる
現役のエンジニアが解説を交えて、コーディングを実演してくれるため「擬似プログラミングスクール」のような感覚があります。しかし、実際のスクールであればハイペースで講義が進むため、ついていけなくなり挫折してしまう方が多くいるのです。
一方、YouTube動画ならば気兼ねなく繰り返し視聴できるため、自分のペースで着実に理解しながら学習を進められます。
配信者とコミュニケーションが取れる可能性も
動画へ質問のコメントを残せば、配信者からアドバイスをもらえることもあります。ただしコメントを残したからといって、返信を確実にもらえるわけではありません。
チャンネルによっては、YouTubeメンバーシップへ加入して返信をもらえる確率を高められる場合があります。メンバーシップとは視聴者が月額料金を支払ってチャンネルのメンバーとなり、様々な特典を得られる制度です。
たとえば「セイト先生のWeb・ITエンジニア転職ラボ」では月額290円のメンバーシップ加入で、コメントへの返信を必ずもらえる特典があります。憧れのエンジニアに直接疑問を質問できることは大きなメリットといえるでしょう。YouTubeメンバーシップの加入方法については、マイナビ様の記事で詳しく紹介されておりますのでご覧ください。記事リンクはコチラ
気に入ったチャンネルがあれば、メンバーシップの加入を検討してみましょう。
プログラミングをYouTubeで学ぶデメリット
プログラミングをYouTubeで学ぶデメリットは、実際のところほとんどありません。ここでは少し意地悪な目線で、YouTubeで学習するデメリットと呼べる点を2点紹介します。
- 流し見でスキルが身につくわけではない
- 悩みにピンポイントな情報を見つけづらい
流し見でスキルが身につくわけではない
YouTube動画は流し見しながら、知識を得るにも適したコンテンツです。しかし、プログラミング関連の動画に関して言えば、あまり流し見に適さない面があります。動画を観ながらコードを書いてみなければ、理解が深まらないためです。
多くの配信者が動画の冒頭で、コードを書きながらの視聴をすすめていることからも、手を動かすことの重要性を物語っています。
悩みにピンポイントな情報を見つけづらい
今起こっているエラーを解消したいといったピンポイントな悩みに対応した情報は、Web記事に比べてYouTubeでは見つけにくい面があります。
理由は2つあり、1つ目には記事と比較して動画はコンテンツ数が少ないため、悩みにこたえてくれる情報を見つけられる確率が低い点が挙げられます。2つ目に動画コンテンツは全体像を速やかにつかめません。視聴しながら自分に必要な情報か見極める必要があります。
一方、Web記事は自分の悩みに答えてくれそうかどうか、ざっと目を通して瞬時に判断できます。つまり動画はほしい情報を探す際に非効率な面があるのです。
まとめ
YouTube動画を利用してコスパよく、自分のペースでプログラミングを学習できます。現役エンジニアである配信者がコードを書きながら解説を入れてくれるため、手を動かしながらコードを書いていくと、早く上達できるためおすすめです。
この記事で紹介した動画を一覧にしてまとめています。
学ぶスキル | チャンネル名 |
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ぜひ紹介したYouTube動画を視聴しながら、プログラミングのトレーニングを開始してみましょう!