プログラミングを効率化するには、APIの利用がおすすめです。APIを利用すると、自分でプログラムを作成しなくても機能を実装できます。
プログラミング初学者にとって、1からプログラムを作成するのは難易度が高いです。そこで、APIを利用することでプログラミングを効率化してみましょう。
しかし、APIは理解が難しく「よくわからない」と感じてしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、APIとは何か、ということやAPIでできること、APIを利用するメリットなどを解説します。APIを使いこなせば実装できる機能の幅が広がるので、ぜひ学習してみましょう。
- APIとは
- APIでできること
- APIのメリット
- APIの使い方
プログラミング学習でこのような経験はありませんか?
- 目標に向けて何を学べば良いかわからない
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- 現場レベルのスキルが身につくのか不安
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目次
APIとは
APIとは、異なるWebサービス(Webサイトやアプリケーション、ソフトウェアなど)同士を連携させるシステムを指します。Webサービスの一部を公開し、外部とつなぐためのものです。イメージしにくい方は、「APIはWebサービス同士をつなぐ窓口」と考えるとわかりやすいでしょう。
「API」は、Application(アプリケーション) Programming(プログラミング) Interface(インターフェース)の頭文字をとったものです。インターフェースとは、コンピュータと周辺機器の接続部分のことを指します。
身近にあるインターフェースには、USBやHDMIなどがあります。USBやHDMIは、パソコンを周辺機器と接続させる役割を担っています。このUSBやHDMIにあたるものがAPI、パソコンと周辺機器にあたるものがWebサービス同士、と認識すると理解しやすいでしょう。
APIの身近な例として、GoogleやTwitterのログイン認証機能があります。Webサイトやアプリの会員登録を行うとき、GoogleやTwitterのアカウントと連携する機能を使ったことはありませんか?APIはこのような身近なサービスにも利用されています。
APIでできること
APIを利用してできることは以下の通りです。
- 異なるサービス間で認証機能の共有
- チャット機能の共有
- 片方のWebサービスからデータを取得し、もう片方でそのデータの解析
このほかにも、ECサイトの商品情報を取得したり、SNS同士で投稿を連携したり、カレンダーアプリの予定を共有したりすることなどができます。
APIを使用するメリット
APIを使用するメリットは以下の通りです。
- 開発を効率できる
- セキュリティを向上できる
- 最新情報を自動で更新できる
開発を効率化できる
APIを使用することの大きなメリットは、開発を効率化できることです。
APIに公開されている既存の機能は、そのまま使用することができます。1からプログラムを作る必要がないので、作業時間を短縮できることがメリットのひとつです。
セキュリティを強化できる
APIを使用すれば、セキュリティの強化にもつながります。
セキュリティの代表的な例として、ログイン認証システムが挙げられます。
サービスに登録するとき、GoogleやTwitterのアカウントで登録・ログインできる認証システムを見ることはありませんか?このようなシステムにはAPIが使われています。APIを使用することで、それぞれのアカウントと連携する機能を追加できます。
自社で新たに会員登録システムを作ると、スキルや知識の不足によりプログラムに不備が生じ、セキュリティが弱くなる可能性があります。セキュリティが十分に機能していないシステムはユーザーの安全性を確保できません。
既存のログイン認証システムであれば、セキュリティ面の効果が保証されています。このため、APIを使用することでセキュリティの強化をすることができるのです。
最新情報を自動で更新できる
APIを使用すれば、最新情報を自動で更新できます。
例えば、AmazonのようなECサイトでは商品情報の更新が頻繁に行われます。情報更新の度に変更を加えていくのは非常に手間です。
APIを使うことで、更新された情報を自動的にWebサイトの表示などに反映させることができます。
APIの実例
以下はAPIを利用できるサービスの例です。
- Twitter・FacebookなどのSNS
- Amazon
Googleが提供しているAPIは多岐にわたります。ここではGoogleマップAPIとGoogleカレンダーAPIの2つを紹介します。
GoogleマップAPIを利用すれば、Webサイト上にGoogleマップを表示できます。さらに地図だけではなく、ストリートビューの画像なども表示可能です。
GoogleカレンダーAPIを利用すれば、Googleカレンダーの機能をそのまま別のサービスでも利用することができます。例えば、店舗の営業時間の共有や社内の予定共有などに活用できるでしょう。
Twitter・FacebookなどのSNS
TwitterやFacebookなどのSNSでもAPIを提供しています。SNSのAPIを利用すれば、複数のSNSと連携して、1つの投稿を同時に異なるSNSに投稿したりすることが可能です。
Amazon
AmazonAPIは大手ECサイトのAmazonが提供するAPIです。AmazonAPIを利用すれば、自分のWebサイト上の商品情報の登録や更新を簡単に行えます。また、欲しい商品の情報や最安値などを検索することにも活用できます。
商品の価格変更など情報の更新があった場合にも、AmazonAPIと連携することで自動的に更新された情報を自分のサービスに反映できます。
このように、APIを利用できるサービスは身近なものも多いです。これらのサービスをAPIで連携させることで、自分のWebサービス上でそれぞれの機能を利用することができます。
APIの使い方
APIの使い方は次の通りです。
- WebサービスをAPIサイトに登録
- APIキー・シークレットキーを取得する
- APIキー・シークレットキーをWebサービスに設定する
- APIを実装する
WebサービスをAPIサイトに登録
まず、APIの提供サイトにユーザー情報を登録します。
GoogleやTwitter、AmazonなどのAPIを提供する企業には、それぞれのAPIと連携するための専用サイトがあります。この専用サイトに、APIを使用するアプリケーションやソフトウェアの情報を登録します。これでAPIの提供元にあなたのサービス情報が伝わり、どのサービスでAPIを使うのかを教えることができます。
APIの提供元に登録するサービス情報は、「APIを利用するサービスの名前」や「サービスのURL」などです。
APIキー・シークレットキーを取得する
APIの提供サイトにユーザー情報を登録すると、「APIキー」と「シークレットキー」が発行されます。APIキーとはユーザーの識別・認証に用いられるもので、シークレットキーはAPIキーの情報を暗号化したものです。
APIキーとシークレットキーは、ログインIDとパスワードのようなものだと思えば理解しやすいでしょう。
APIキーとシークレットキーは他の人に知られないように保管する必要があります。
APIを実装する
取得したAPIキーとシークレットキーを、APIを利用するサービスに対して設定します。
その後、仕様書に従い実装することで、APIの機能を利用できるようになります。
APIの提供元サイトには、それぞれのAPIの実装方法の仕様書が用意されています。この仕様書の通りに作業を進めていけばAPIの実装は完了です。
まとめ
APIは、異なるWebサービス同士をつなぐシステムのことです。APIを利用すれば、連携したサービス間で認証機能やチャット機能の共有が可能になります。APIを利用することでプログラミングを効率化できるので、ぜひ利用してみてください。
APIを利用すればプログラムを書かなくても様々なサービスの機能を別の場所で利用できます。あなたもAPIを使いこなして、豊富な機能を持つサービスを作ってみましょう。
プログラミング学習でこのような経験はありませんか?
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- 調べても解決策が見つからない
- 現場レベルのスキルが身につくのか不安
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