「エンジニアになりたいけど、実際平均年収はどれくらいだろう?」
「エンジニアとして働いているけど年収上げるにはどうしたらいいかな?」
ITエンジニアとは、IT技術者の総称を指す職業です。
ITエンジニアを目指している人や今エンジニアとして働いている人は、年収について気になることと思います。この記事では「ITエンジニアの平均年収」について解説します。あわせて、エンジニアの年収を上げる方法についても解説していきます。
- ITエンジニアの平均年収が知りたい人
- ITエンジニアが平均年収を上げる方法を知りたい人
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- 現場レベルのスキルが身につくのか不安
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目次
ITエンジニアの平均年収
ITエンジニアの平均年収は求人ボックス給料ナビによれば、2023年7月時点で正社員が「約485万円」です。(求人ボックス給料ナビより参照)
月給では「約40万円」、初任給では「21万円」程度になります。
職種に関係なく正社員として働いている人の平均年収が409万円なので、ITエンジニアの平均年収は一般的に高い傾向にあります。
ITエンジニアの平均年収が一般より高いと言われる理由
ITエンジニアが一般職よりも平均年収が高い理由は、エンジニアという職種が専門職であるためです。
また、IT業界はエンジニア不足ということも理由の一つです。少子高齢化による労働力人口の減少やDX(デジタルトランスフォーメーション)の需要拡大に対して、人材の供給が追いついていません。
経済産業省によるIT人材に関するデータによると、2030年までに40~80万人規模で、エンジニアを含むIT人材不足が生じる懸念があるとされています。
業界動向サーチによれば、2021年、2022年とIT業界は拡大し、情報サービス業の売上も大幅に上昇しています。IT業界は常に発展しているので、この傾向は今後も続くでしょう。そのため、IT人材やエンジニアの需要は今後も高くなることが予想されます。
情報サービス業の売上高の推移(出所:経済産業省、グラフは業界動向サーチが作成)
ITエンジニアの職種別年収
ITエンジニアは大きく分けて、下記の種類に大別されます。
主なITエンジニアの種類
- システムエンジニア
- Webエンジニア
- インフラエンジニア
- アプリケーションエンジニア
- 組み込みエンジニア
- AIエンジニア
システムエンジニアの平均年収
システムエンジニアの平均年収は正社員で「約509万円」です。(求人ボックスより参照。2023年7月時点)
システムエンジニアは、仕様書や要件定義、プロジェクトの管理を行う「上流工程」を担当します。システムにどんな機能を盛り込むのか決めていき(要件定義)、プロジェクトの始めから参画します。
上流工程を担当するので、プログラマー職よりも平均年収は高い傾向にあります。
システムエンジニアの仕事内容と平均年収
システムエンジニア(SE) | |
仕事内容・概要 |
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平均年収 | 約509万円 |
こんな人におすすめ |
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システムエンジニアとプログラマーの違いについては下記の記事で解説しています。
Webエンジニアの平均年収
Webエンジニアの平均年収は正社員で「約549万円」です。(求人ボックスより参照。2023年7月時点)
Webエンジニアは、Webサイト全体の構築や保守、システムの設計や開発などを広く担当します。フリーランスとしても働くこともでき、自身のスキルを活かして柔軟な働き方ができます。
また、Webエンジニアはユーザーから見える部分を担当する「フロントエンドエンジニア」と、裏側の処理を担当する「バックエンドエンジニア」に分けられます。
フロントエンドエンジニアは約550万円、バックエンドエンジニアは660万円です全体的には、フロントエンドエンジニアよりもバックエンドエンジニアのほうが年収水準が高い傾向にあります。
フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアに業務上の大きな差はありませんが、バックエンドエンジニアのほうが難度の高いプロジェクトを担当することが多いので、その分年収にも違いが出てきます。
Webエンジニアの仕事内容と平均年収
Webエンジニア | |
仕事内容・概要 |
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平均年収 | 約549万円 |
こんな人におすすめ |
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インフラエンジニアの平均年収
インフラエンジニアの平均年収は正社員で「約520万円」です。(求人ボックスより参照。2023年7月時点)
インフラエンジニアは、企業のITシステムを構築するエンジニアです。IT基盤の構築、例えばシステムのインフラであるネットワーク・サーバー・データベースなどの構築や管理を担当します。サーバー機器やネットワーク機器などを取り扱います。
インフラエンジニアの仕事内容と平均年収
インフラエンジニア | |
仕事内容・概要 |
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平均年収 | 約520万円 |
こんな人におすすめ |
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アプリケーションエンジニアの平均年収
アプリケーションエンジニアの平均年収は正社員で「約569万円」です。(求人ボックスより参照。2023年7月時点)
アプリケーションエンジニアは、Webサイトやモバイルサイトで使用するWebアプリケーションを開発するエンジニアです。
要件定義・設計からプログラミング、動作テストなど一連の作業を行います。仕事内容によっては「業務系」「Web系」「スマホ系」に大別されます。
- 業務系:企業向けに業務効率化や課題改善のためのアプリケーションを開発する
- Web系:ブラウザ上で動作するアプリケーションを開発する
- スマホ系:スマホにインストールして使用するアプリ全般を開発する
アプリケーションエンジニアの仕事内容と平均年収
アプリケーションエンジニア | |
仕事内容・概要 |
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平均年収 | 約569万円 |
こんな人におすすめ |
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組み込みエンジニアの平均年収
組み込みエンジニアの平均年収は「約501万円」です。(dodaより参照。2023年7月時点)
組み込みエンジニアとは、家電製品や電子機器制御を開発するエンジニアです。ソフトウェアが中心ですが、プロジェクトによってはハードウェアとソフトウェアを総合的に開発することもあります。
組み込みエンジニアは製品の企画やシステム設計、実装とデバッグ、保守などを担当します。
組み込みエンジニアの仕事内容と平均年収
組み込みエンジニア | |
仕事内容・概要 |
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平均年収 | 約501万円 |
こんな人におすすめ |
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AIエンジニアの平均年収
AIエンジニアの平均年収は「約598万円」です。(求人ボックスより参照。2023年7月時点)
AIエンジニアとは、AI(人工知能)を使用したデータ解析やシステム開発、アルゴリズムの開発などを行うエンジニアです。AIエンジニアはディープラーニングや機械学習など、高度な数学統計の知識とスキルが求められます。
DX推進でAI技術に対しての注目が高まりつつあり、AIエンジニアの需要は増加傾向にあります。
AIエンジニアの仕事内容と平均年収
AIエンジニア | |
仕事内容・概要 |
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平均年収 | 約501万円 |
こんな人におすすめ |
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ITエンジニアの平均年収を上げる方法
ITエンジニアは、努力や方法次第で年収を大きく上げることができる職業です。平均年収を上げるために次のような方法が考えられます。
- スキルを上げる
- 転職する
- キャリアチェンジする
- フリーランスとして独立する
- 副業する
スキルを上げる
ITエンジニアが年収を上げるための方法のひとつとして、自身が持つスキルを上げる、新しいスキルを身に付けるなどがあります。IT業例え技術の進歩が早いため、スキルの習得は常に求められます。
新しいスキルを身に付ける場合は、闇雲にスキルを身に付けるのではなく、企業が求めるスキルを身に付けることが重要です。
ITエンジニアが現場の第一線で活躍するためにはスキルアップが必要です。例えば、プログラミング言語によっても年収が違うので、ニーズの高いプログラミング言語を身に付ければ年収アップが期待できます。
転職する
働く環境を変えることで年収を上げる方法があります。例えば、能力や成果重視の企業、大手企業に転職すれば年収アップが期待できます。大手企業の場合、エンジニアの年収は高い傾向にあります。
また同じスキルでも、環境によってその価値は大きく上下します。今の企業で需要が低いスキルや実績でも、他企業においては需要が高い可能性があるのです。
自分を評価してくれる会社に転職することで、年収が上がる可能性があります。
キャリアアップする
エンジニアとしてある程度の経験を積んだら、キャリアアップすると年収が上がる可能性があります。
例えば、システムエンジニアであれば、プロジェクトマネージャーなど管理職系職種になると年収が高まる傾向にあります。企業によりますが、年収1,000万円を超えることもあります。
また、上流工程を担当することによっても年収アップが期待できます。
上流工程では、システムの企画・設計・要件定義などに携わるので、より高度な経験や専門知識が要求されます。高い責任を負うことにもなるので、その分、報酬として年収が上がります。
フリーランスになる
フリーランスとして独立すれば、高収入を期待できます。フリーランスは本人の努力や実力次第で、会社員以上に稼ぐことができます。
フリーランスは、自分のスキルや実績が収入につながりやすいのがメリットです。自身が得意なスキルだけに特化して仕事を受注したり、会社員と違って決まった報酬がないので、仕事の単価を自分で設定することができます。
ただし会社員と違って、フリーランスは自分で営業したりエンジニア業務以外の雑務を自分で行う必要があったりと、デメリットもあります。また、福利厚生や保障がないのも難点です。自分で自分をマネジメントする能力が必要になります。
フリーランスに関しては下記の記事でも解説しています。
副業する
スキルアップしても現状の給与がなかなか上がらない、年収アップに時間がかかることを考えると、副業するのも有効です。
副業は、自身のスキルや経験に応じて仕事を探して、仕事を請けるかの判断も自分で判断することができます。
また、軌道に乗れば会社の給与にプラスして収入を増やすことができます。フリーランスとしての個人開業にもつながるかもしれません。
ただし、本業に影響しないように調整することが必要になります。
年収が高いエンジニアの特徴
ITエンジニアの平均年収が高い人には下記の特徴があります。
- スキルが高い
- コミュニケーション能力が高い
- 十分な経験を積んでいる
スキルが高い
ITエンジニアとして実務レベルが高いスキルを持っているエンジニアは、年収が高い傾向があります。実務レベルが高いと、難度の高いプロジェクトにも対応できるため、企業から高い評価を受けることが多いです。
IT業界は技術の進歩やトレンドの移り変わりが早いです。常に新しい技術や知識を取り入れられる人、その意欲がある人はスキルを伸ばしやすく、年収も上がりやすい傾向にあります。
スキルを高めるためには、例えば下記の方法が考えられます。
- 自己学習:オンライン学習プラットフォームや技術書、プログラミングスクールなどを活用して新しい知識をインプットする
- 実践で経験を積む:自己学習で学んだことを実践やプロジェクトで活かすことで、理解が深まります。
- チーム開発:チームでのプロジェクトに参加し、他のエンジニアとともにプロジェクトを進めることで、チームでの開発方法やコミュニケーション能力を養うことができます。
例としてWeb制作領域でスキルを高めるなら、プログラミングスクールや技術書、オンライン学習プラットフォームでインプットした後、アウトプットとして仮想サイトを制作したり、小規模な案件を行うのが有効です。
その場合、個人で行うだけでなく、チームで一つの仮想サイトを作ってチーム開発経験をするのも一つの方法です。
コミュニケーション能力が高い
年収が高いITエンジニアは、コミュニケーション能力が高いという特徴があります。
コミュニケーション能力が優れていると、チームで開発する際にも円滑にコミュニケーションを取りつつプロジェクトを進められるので、企業からの評価が高くなります。また、クライアントも要件や課題について理解しやすくなり、クライアントとエンジニアの間で認識の相違を防ぎながら、高品質なプロジェクトを完遂することができるようになります。
コミュニケーション能力を高めるポイント
- フィードバックを受ける:積極的にチームメンバーやクライアントからのフィードバックを受けてみましょう。
- 仕事以外でも仲間と話す:仕事の外で良い関係を築いておくことで、仕事に関する相談やコミュニケーションも行いやすくなります。
- 丁寧にメッセージを返信する:相手の知りたがっている情報を考え、なるべく少ないやり取りでコミュニケーションが完結するように意識してみてください。
十分な経験を積んでいる
年収が高いITエンジニアは、十分な経験を積んでいることが多いです。経験豊富なエンジニアは、過去に対応したプロジェクトでの経験や知識、スキルが活かせるので、より高度な業務に携わることができます。
また、過去の経験から問題解決能力が高い傾向にあるので、難しい課題でも対応できます。経験や実績から信頼性も高く、企業からの評価や報酬アップにつながることもあります。
十分な経験は、すぐに身につけられるものではありません。日々の努力を積み重ねて、多くのプロジェクトに参加することが必要になります。
最初に目指すべき目標として、プロジェクトで上流工程に参加することを目指してみるといいでしょう。
上流工程は、プロジェクトの設計から、人や予算のマネジメントまでを担当する領域です。上流工程が担当できるということは、専門的なスキルが高かったり、コミュニケーション能力やマネジメント能力が優れているということです。このような現場を熟知した人材は、プロジェクトにおいて欠かせません。
プロジェクトにおいて欠かすことができない人材になると、希少性の高い人材になるので、自然と報酬が上がりやすくなります。
まとめ:平均年収が高いエンジニアを目指すために
ITエンジニアの平均年収について解説しました。ITエンジニアは職種によって年収が異なるので、目安として覚えておきましょう。
この記事で解説したように、エンジニアとしての平均年収を上げる方法はさまざまあるので、現状に不満がある場合は、実際に行動して収入アップを目指してみるといいでしょう。
ITエンジニアの平均年収を上げる方法
- スキルを上げる
- 転職する
- キャリアチェンジする
- フリーランスとして独立する
- 副業する
年収が高いエンジニアの特徴
- スキルが高い
- コミュニケーション能力が高い
- 十分な経験を積んでいる
プログラミング学習でこのような経験はありませんか?
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これらの悩みは、学習環境を整えることで全て解決することができます。
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