プログラマーは未経験からでも努力次第でなることができます。プログラマーになるために必須の資格はありませんが、就職の際には資格があると有利です。
プログラマーに有利な資格にはどんなものがあるのか、そして実際のところプログラマーに資格はいるのか。この記事ではその点について解説し、おすすめの資格についても紹介していきます。
- プログラマーに資格が必要なのか知りたい人
- プログラマーにはどんな資格があるのか知りたい人
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目次
プログラマーの資格を持つことのメリット
プログラマーになるためには、プログラミング専門の大学や学校を卒業していなければならないわけでも、プログラマーになるための特別な資格が必要というわけでもありません。
しかし、プログラマー関連の資格を持つことにはメリットがあります。
- 関連知識を深く習得できる
- 対外的なスキルの証明になる
- 就職時に本気度と熱意をアピールできる
資格習得のメリット1:関連知識をバランスよく習得できる
多くの資格は基礎的な内容から実務的な内容まで幅広い知識が問われます。資格に合格するための勉強の過程では、広範な分野にまたがった知識をバランスよく身に付けることができます。
特にプログラミングの場合、独学では何をどこまで勉強すればいいのかは判断が難しいものです。資格取得をロードマップ的に活用して、学習を進めるのもよいでしょう。
資格習得のメリット2:対外的なスキルの証明になる
口頭や文章で「プログラミングできます」といっても、実際のところ本当にプログラミングができるのかは証明が難しいです。
プログラミングの資格を持っていれば、客観的なスキルの証明になります。プログラミングのスキルをアピールするために、履歴書に具体的に資格名を記載することができます。
面接時にも自分の技術レベルを聞かれた際には、それをアピール材料として説明できるというメリットもあります。また難易度が高い資格の場合は、資格を持っているだけで企業の採用側の見る目が変わってきます。
資格習得のメリット3:就職時に本気度と熱意をアピールできる
資格は、基本的に自分から必要だと思って勉強を始めるものです。
- プログラミングの深い知識を勉強したい
- 対外的にスキルをアピールしたい
- 就職時に有利にしたい
理由はさまざまありますが、いずれにせよ、プログラミングに関する本気度や熱意をアピールすることができます。特に、未経験からプログラマーを目指しているのなら、本気でプログラマーになりたいというアピールができます。
仮にスキルが不足していたとしても、熱意や意欲、ポテンシャルで判断されて未経験から採用される可能性もあります。
未経験で資格もないけどプログラマーになれる?
基本的な知識とスキルがあれば、経歴に関わらず、未経験からでもプログラマーになることは十分に可能です。
中には「未経験者可」の求人を打ち出し、研修を実施してプログラマーを育成している企業もあります。プログラマーになるために必須の資格はありませんが、資格があったほうが、採用する企業側は選びやすいです。
以下におすすめの資格を紹介します。自分の目的や興味に応じて、取得を目指してみましょう。
今回紹介するプログラミング関連資格
国家資格
- ITパスポート試験:情報セキュリティや情報モラルなど入門レベルのIT系国家試験。
- 基本情報技術者試験:情報処理技術に関する基本的な知識・技能を有していることを国が認定するもの。
- 応用情報技術者試験:基本情報技術者と同じく国家資格。技術面だけでなく管理や経営などの知識と応用力が問われる。
ベンダー資格(技術の提供者が実施する資格試験)
- Oracle 認定 Java資格:日本オラクル社が主催するJavaプログラマ向けのベンダー資格。
- オラクルマスター:オラクルデータベースの管理・運用に関するスキルや、SQLの習熟度が問われる試験。
- AWS認定:AWS上でアプリケーション開発などを行うための知識やスキルを認定する資格。
民間資格
- HTML5 プロフェッショナル認定試験:マークアップに関する技術力や知識を認定する制度。
- PHP技術者認定試験:一般社団法人PHP技術者認定機構が運営するPHP技術力を証明する民間資格。
- Ruby技術者認定試験:Ruby技術者としての技術力が評価・高水準のRubyによるシステム開発能力を持つことが認定される
おすすめの国家資格
ITパスポート試験
ITパスポート試験は、情報セキュリティや情報モラルなど入門レベルのIT系国家試験です。IT企業で今現在働いている人はもちろん、IT企業に就職したいと考えている人にもおすすめです。
IT業界で働くうえでは知っていて当然、というような内容になっています。広く浅く、様々なITに関連する分野の知識を習得できるのが特徴です。
ITパスポートの試験範囲
- コンピュータシステムとネットワーク:コンピュータの基本構成、ハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク技術などに関する知識。
- セキュリティとデータベース:情報セキュリティ、データベースの概念・設計・管理に関する基本的な知識。
- プログラミング:プログラミング言語、アルゴリズム、開発手法に関する基本的な知識。
- ビジネス戦略とマーケティング:戦略立案、分析手法、市場調査、プロモーションなどの知識。
- 経営管理と業務プロセス:経営資源の管理、財務分析、コスト管理、ビジネスプロセスの最適化、改善手法に関する知識。
- 品質管理:品質管理手法、品質基準、品質向上のための活動に関する知識。
- 法務:情報セキュリティ法、個人情報保護法、著作権法、契約書作成に関する知識。
- プロジェクトマネジメント:プロジェクト計画、実行、管理、評価の手法に関する基本的な知識。
受験資格 | なし |
試験時期 | 随時 |
試験費用 | 7,500円(税込) |
合格までの学習時間の目安 | 100時間〜180時間 |
受験方法 | CBT方式 |
独学で取得できる? | できる。 |
どんな職種に有利? | IT系のすべての職種 |
基本情報技術者試験
基本情報技術者試験は情報処理技術に関する基本的な知識・技能を有していることを国が認定する資格です。
ITパスポート試験より難易度は上がっており、技術系の基本や本質的な部分を理解している必要があります。ITパスポートがITリテラシーの向上やIT技術活用の幅を広げたい人を対象としているのに対し、基本情報技術者試験は具体的にITを用いて問題解決に取り組みたい人を対象としています。
基本情報技術者試験の試験範囲
テクノロジ系(50問 / 全80問)
- 基本理論と数学:離散数学、応用数学、情報理論などの基礎的な理論と、通信や計測制御に関する知識。
- アルゴリズムとプログラミング:データ構造、アルゴリズム、プログラミング言語、マークアップ言語を含むプログラミングの基礎知識。
- コンピュータ構成:プロセッサ、メモリ、バスなど、コンピュータのハードウェア構成要素に関する知識。
- システム概念:システムの構成と評価指標に関する基本知識。
- ソフトウェア技術:オペレーティングシステム、ミドルウェア、ファイルシステムなどのソフトウェア関連技術。
- ハードウェア全般:コンピュータハードウェアの基本知識。
- ヒューマンインターフェイス:ユーザーとコンピュータのインターフェース技術と設計に関する知識。
- マルチメディア技術:マルチメディアの概念、技術、および応用に関する基本的な知識。
- データベース管理:データベースの方式、設計、操作、トランザクション処理、応用に関する知識。
- ネットワーク技術:ネットワークの方式、データ通信、制御、通信プロトコル、管理、応用に関する知識。
- 情報セキュリティ:情報セキュリティの基本概念、管理、評価、対策、実装技術に関する知識。
- システム開発:システム開発の一連のプロセス、要件定義、設計、構築、テスト、導入、保守、廃棄に関する技術。
- ソフトウェア開発管理:開発プロセス、知的財産管理、開発環境管理、構成管理、変更管理に関する知識。
マネジメント・ストラテジ系(30問 / 全80問)
- プロジェクトマネジメント:プロジェクトの計画・実行・管理・評価を含む、さまざまなマネジメント要素に関する知識。
- サービスマネジメント:サービス設計、移行、運用などのサービス管理に関する知識。
- システム監査:システム監査、内部統制に関する基本的な知識。
- システム戦略:情報システムの戦略、業務プロセス、システム活用促進、評価に関する知識。
- システム企画:システム化計画、要件定義、調達計画、実施に関する知識。
- 経営戦略マネジメント:経営戦略、マーケティング、ビジネス戦略と目標、評価、経営管理システムに関する知識。
- ビジネスインダストリ:ビジネスシステム、エンジニアリングシステム、e-ビジネス、民生機器、産業機器に関する知識。
- 企業活動:経営組織論、OR/IE、会計財務に関する基本的な知識。
- 法務:知的財産権、セキュリティ関連法規、労働関連/取引関連法規、その他の法律/ガイドライン/技術者倫理、標準化関連に関する知識。
受験資格 | なし |
試験時期 | 上期・下期 |
試験費用 | 7,500円(税込) |
合格までの学習時間の目安 | 200時間程度 |
受験方法 | CBT方式 |
独学で取得できる? | できるが、情報系未経験だと難しい。 |
どんな職種に有利? | システムエンジニアを始めとするエンジニア職 |
応用情報技術者試験
応用情報技術者試験は基本情報技術者と同じく国家資格です。技術面だけでなく管理や経営などの知識と応用力が問われます。この資格に合格すると「中小企業診断士試験」や「弁護士試験」などの資格で一部の試験が免除されます。
ITパスポートが入門レベルである「レベル1」とするなら、基本情報技術者試験が「レベル2」、そして応用情報技術者試験は「レベル3」の試験として設定されています。
応用情報技術者試験の試験範囲
テクノロジ系(50問 / 全80問)
- 基礎理論:数学や情報理論など、コンピュータサイエンスの基本的な理論に関する知識。
- アルゴリズムとプログラミング:プログラミング言語やデータ構造、アルゴリズムに関する基本的な知識。
- コンピュータ構成要素:コンピュータの主要な構成要素(プロセッサ、メモリなど)に関する知識。
- システム構成要素:システムの構成や評価指標に関する基本的な知識。
- ソフトウェア:OSやミドルウェア、開発ツールなどのソフトウェアに関する知識。
- ハードウェア:コンピュータの物理的な部分に関する知識。
- ヒューマンインターフェイス:ユーザーとコンピュータのインタラクションに関する技術や設計の知識。
- マルチメディア:マルチメディア技術やその応用に関する基本的な知識。
- データベース:データベースの設計、操作、応用などに関する知識。
- ネットワーク:ネットワーク技術、通信プロトコル、ネットワーク管理などに関する知識。
- セキュリティ:情報セキュリティやその管理、対策、実装技術に関する知識。
- システム開発技術:システムやソフトウェアの開発に関する要件定義、設計、構築、テスト、保守などの知識。
- ソフトウェア開発管理技術:開発プロセスや知的財産管理、開発環境管理などのソフトウェア開発管理に関する知識。
マネジメント・ストラテジ系(30問 / 全80問)
- プロジェクトマネジメント:プロジェクトの計画・実行・監視・制御、および終了に関連するマネジメント手法とプロセス。
- サービスマネジメント:サービスの設計・移行・運用、ファシリティマネジメントに関する知識とプロセス。
- システム戦略:情報システムの戦略立案、業務プロセス、ソリューションビジネス、システム活用促進、および評価に関する知識。
- システム企画:システム化計画、要件定義、調達計画、および実施に関するプロセスと知識。
- 経営戦略マネジメント:経営戦略手法、マーケティング、ビジネス戦略と目標、評価、および経営管理システムに関する知識。
- 技術戦略マネジメント:技術開発戦略の立案や技術開発計画に関する知識。
- ビジネスインダストリ:ビジネスシステム、エンジニアリングシステム、e-ビジネス、民生機器、および産業機器に関する知識。
- 企業活動:経営組織論、オペレーションズリサーチ/インダストリアルエンジニアリング、および会計財務に関する知識。
- 法務:知的財産権、セキュリティ関連法規、労働関連/取引関連法規、その他の法律/ガイドライン/技術者倫理、および標準化関連に関する知識。
受験資格 | なし |
試験時期 | 春季・秋季 |
試験費用 | 7,500円(税込) |
合格までの学習時間の目安 | 500時間程度 |
受験方法 | 記述式 |
独学で取得できる? | できるが、難易度は高い。 |
どんな職種に有利? | プログラマー、システムエンジニア、アプリケーションエンジニアなど |
おすすめのベンダー資格
Oracle 認定 Java資格
Oracle認定Java資格は日本オラクル社が主催するJavaプログラマ向けのベンダー資格です。Javaのバージョンアップに合わせて試験内容が変わります。資格自体に有効期限はなく、世界共通のベンダー試験です。
難易度はブロンズ・シルバー・ゴールドの3段階があります。
- ブロンズ:Java未経験者向け
- シルバー:Javaアプリケーション開発に必要なスキルを有した開発初心者向け
- ゴールド:設計者の意図を理解して機能実装ができる中上級者向け。
Oracle 認定 Java資格(ブロンズ)の試験範囲
- Java言語のプログラムの流れ
- データの宣言と使用
- 演算子と分岐文
- ループ文
- オブジェクト指向の概念
- クラスの定義とオブジェクトの使用
- 継承とポリモフィズム
受験資格 | なし |
試験時期 | 随時 |
試験費用 | 13,300円(税抜) |
合格までの学習時間の目安 | 50時間程度 |
受験方法 | オンライン |
独学で取得できる? | できる。 |
どんな職種に有利? | アプリ開発エンジニア、システムエンジニアへの最初の一歩として |
Oracle 認定 Java資格(シルバー・ゴールド)の試験範囲
シルバー
- Javaテクノロジと開発環境についての理解
- 簡単なJavaプログラムの作成
- Javaの基本データ型と文字列の操作
- 演算子と制御構造
- 配列の操作
- クラスの宣言とインスタンスの使用
- メソッドの作成と使用
- カプセル化の適用
- 継承による実装の再利用
- インタフェースによる抽象化
- 例外処理
- モジュール・システム
ゴールド
- 例外処理とアサーション
- Javaのインタフェース
- 汎用とコレクション
- 関数型インタフェースとラムダ式
- JavaストリームAPI
- 組込み関数型インタフェース
- ストリームに対するラムダ演算
- モジュール型アプリケーション
- 並列処理
- 並列ストリーム
- I/O(基本およびNIO2)
- Java SEアプリケーションにおけるセキュア・コーディング
- JDBCによるデータベース・アプリケーション
- ローカライズ
- アノテーション
受験資格 | なし |
試験時期 | 随時 |
試験費用 | 37,730円(税込) |
合格までの学習時間の目安 | 80~100時間程度(シルバー) 150時間程度(ゴールド) |
受験方法 | オンライン |
独学で取得できる? | やや難しい。 |
どんな職種に有利? | アプリ開発エンジニア、システムエンジニア |
オラクルマスター
オラクルマスターは、オラクルデータベースの管理・運用に関するスキルや、SQLの習熟度が問われる試験です。
難易度はブロンズ・シルバー・ゴールドの3段階があります。
- ブロンズ:データベースの基礎知識を問う。
- シルバー:日常の運用管理スキルを問うシルバーDBAとSQLスキルを問うシルバーSQLがある。
- ゴールド:データベース管理者が対象。
オラクルマスターの試験範囲
ブロンズ
- Oracleデータベース管理の概要
- Oracle管理ツールの使用
- Oracleネットワーク環境構成
- Oracleインスタンス管理
- データベース記憶域構造管理
- ユーザーおよびセキュリティ管理
- スキーマオブジェクト管理
- データベース監視およびアドバイザ使用
シルバー
- Oracle Databaseアーキテクチャの理解
- データベースインスタンス管理
- ユーザー、ロール、権限管理
- ストレージ管理
- データ移動
- Oracleツールアクセス
- Oracle Net Services設定
- 表領域・データファイル管理
- UNDO管理
- データ制限・ソート
- 変換関数・条件式
- 複数表データ表示
- 集合演算子
ゴールド
- CDBと通常のPDBの作成
- CDB/PDB作成・管理
- セキュリティ管理
- バックアップ・リカバリ
- RMAN設定・バックアップ方法
- 障害診断・リカバリ
- データ転送・データベース複製・RMANトラブルシューティング
- Grid Infrastructure・Oracle Databaseインストール
- Oracle Restart・Grid Infrastructureアップグレード
- Oracle Databaseアップグレード・新機能
- パフォーマンス監視・調整
- SQLチューニング
受験資格 | なし |
試験時期 | 随時 |
試験費用 | 34,300円(税抜・共通) |
合格までの学習時間の目安 | 20~40時間(ブロンズ) 80時間程度(シルバー以上) |
受験方法 | CBT方式 |
独学で取得できる? | できる。シルバー以上はやや難しい。 |
どんな職種に有利? | データベースエンジニア、プログラマー、システムエンジニア |
AWS認定
AWS認定はAWS上でアプリケーション開発などを行うための知識やスキルを認定する資格です。AWSとは、Amazon Web Servicesの略でAmazonが提供しているクラウドコンピューティングサービスのことです。
AWS認定では、4つの区分け、11種類の資格があります。
- ベーシックレベル Cloud Practitioner:
AWS の基礎的な理解をはかるための知識ベースの認定です。受験資格等はなく、誰でも受験することができます。 - アソシエイトレベル Solutions Architect(Associate), SysOps Administrator, Developer:
AWS 上で安全で最適化されたアプリケーションを設計できるスキルと知識をはかる認定資格です。 2 年以上の経験があると望ましいとされています。 - プロフェッショナルレベル Solutions Architect(Professional), DevOps Engineer:
アソシエイトレベルよりさらに高度なスキルと知識をはかる認定資格です。 公式サイトによれば、「豊富な」経験があると望ましいとされています。 - 専門知識 Security, Database, Machine Learning, Advanced Networking, Data Analytics:
それぞれの分野のプロフェッショナルであることを証明する資格です。難易度は非常に高いですが、その分大きな権威となります。
AWS認定の試験範囲
ベーシックレベル
- Cloud Practitioner:クラウドのコンセプト、セキュリティとコンプライアンス、テクノロジー 、請求と料金設定。
アソシエイトレベル
- Solutions Architect(Associate):セキュアで最適化されたアーキテクチャの設計。
- SysOps Administrator:信頼性とビジネス継続性、デプロイ、プロビジョニング、オートメーション、セキュリティとコンプライアンス、ネットワークとコンテンツ配信 、コストとパフォーマンスの最適化。
- Developer:AWS のサービスによる開発、セキュリティ、デプロイ、トラブルシューティングと最適化。
プロフェッショナルレベル
- Solutions Architect(Professional):複雑な組織に対応するソリューションの設計、既存のソリューションの継続的な改善、ワークロードの移行とモダナイゼーションの加速。
- DevOps Engineer:SDLC のオートメーション、設定管理と IaC、耐障害性の高いクラウドソリューション、モニタリングとロギング、インシデントとイベントへの対応、セキュリティとコンプライアンス。
専門知識
- Security:セキュリティに関する全般知識、データ分類やAWSのデータ保護メカニズム、データ暗号化方法やAWSメカニズムによる実装、安全なインターネットプロトコルやAWSメカニズムによる実装。
- Database:ワークロード固有のデータベース設計、デプロイと移行、マネジメントとオペレーション、モニタリングとトラブルシューティング、データベースセキュリティ。
- Machine Learning:データエンジニアリング、探索的データ分析、モデリング、機械学習の実装とその運用。
- Advanced Networking:ネットワーク設計、ネットワーク実装 、ネットワークの管理と運用、ネットワークセキュリティ、コンプライアンス、ガバナンス。
- Data Analytics:データの収集と処理、分析、可視化、ストレージとデータ管理、セキュリティ。
受験資格 |
|
試験時期 | 随時 |
試験費用 | 11,000円(税抜)(ベーシックの場合) |
合格までの学習時間の目安 | 60~120時間(ベーシックの場合) |
受験方法 | CBT方式 |
独学で取得できる? | できる。(ベーシックの場合) |
どんな職種に有利? | AWSエンジニア |
おすすめの民間資格
HTML5 プロフェッショナル認定試験
マークアップに関する技術力や知識を認定する制度です。HTML5、CSS3、JavaScriptなど最新のマークアップに関する技術力と知識を問います。
試験は2種類あります。
- レベル1試験:静的なWebページ制作に関する技術
- レベル2試験:動的なWebページ制作に関する技術
HTML5 プロフェッショナル認定試験の試験範囲
レベル1試験
- Webの基礎知識
- CSSと要素
- レスポンシブWebデザイン
- APIの基礎知識
レベル2試験
- JavaScriptの基本文法と機能
- WebブラウザにおけるJavaScript API
- グラフィックス・アニメーション・マルチメディアへの対応
- WebストレージとAPI
- 通信
- デバイスアクセス
- パフォーマンス
- セキュリティモデル
受験資格 | なし |
試験時期 | 随時 |
試験費用 | 16,500円(税抜・共通) |
合格までの学習時間の目安 | 3カ月〜半年程度(Level1) |
受験方法 | CBT方式 |
独学で取得できる? | できる。 |
どんな職種に有利? | マークアップエンジニア、アプリケーションエンジニア、フロントエンドエンジニアなど |
PHP技術者認定試験
一般社団法人PHP技術者認定機構が運営するPHP技術力を証明する民間資格です。PHPのバージョンアップが行われると、試験もバージョンアップされます。
難易度は3段階あります。
- 初級試験
- 上級試験(準上級試験)
- 認定ウィザード
上級試験で90%以上の正答率で認定ウィザードに挑戦できます。
PHP技術者認定試験の試験範囲
PHP8技術者認定初級
- イントロダクション
- PHPの基本
- 演算子
- 制御構文
- 組み込み関数
- ユーザー定義関数
- 標準クラスライブラリ
- リクエスト情報
- データベース連携
- オブジェクト指向構文
- 高度なプログラミング
PHP8 上級/準上級
- インストールと設定
- 言語リファレンス
- セキュリティ
- 機能
- 基本的な関数
PHP8技術者認定ウィザード
上級試験でスコア90点(90%)以上を取得したうえで、所定の文章を提出し、承認された場合に認定ウィザードが与えられます。
受験資格 | なし |
試験時期 | 随時 |
試験費用 | 12,000円(税抜・共通) 学生や先生は学割で半額 |
合格までの学習時間の目安 | 50時間程度 |
受験方法 | CBT方式 |
独学で取得できる? | できる。 |
どんな職種に有利? | Web開発系、システムエンジニア、アプリ開発エンジニアなど |
Ruby技術者認定試験
Ruby技術者認定試験は、Ruby技術者としての技術力が評価・高水準のRubyによるシステム開発能力を持つことが認定される資格です。
シルバーとゴールドの2段階があります。
- シルバー:Rubyの文法知識、クラスとオブジェクト、標準ライブライなどの基本的な知識を問う
- ゴールド:プログラム設計技術を持っていることを認定する試験
Ruby技術者認定試験の試験範囲
シルバー
- Rubyの基本的文法
- 組み込みライブラリ・モジュール
- オブジェクト指向
ゴールド
- 実行環境の構築
- Rubyの高度な文法
- オブジェクト指向
- メタプログラミング
- 組み込みライブラリ
- 標準添付ライブラリ
受験資格 | なし |
試験時期 | 随時 |
試験費用 | 16,500円(税込・共通) |
合格までの学習時間の目安 | 50~100時間程度(シルバー) 100時間程度(ゴールド) |
受験方法 | 選択式 |
独学で取得できる? | できる。 |
どんな職種に有利? | Rubyエンジニア |
Cisco CCNA試験
CCNA試験は、ネットワーク技術の大手企業であるシスコシステムズ(Cisco Systems)が提供しています。
ネットワークの基本的な知識を証明する資格です。
試験は1種類のみです。
CCNA試験の試験範囲
- ネットワークの基礎( Network fundamentals )20%
- ネットワーク アクセス( Network access )20%
- IPコネクティビティ( IP connectivity )25%
- IPサービス( IP services )10%
- セキュリティの基礎( Security fundamentals )15%
- 自動化とプログラマビリティ(Automation and programmability)10%
受験資格 | なし |
試験時期 | 随時 |
試験費用 | 33,600円(税抜) |
合格までの学習時間の目安 | 100~150時間程度 |
受験方法 | CBT方式 |
独学で取得できる? | やや難しい |
どんな職種に有利? | ネットワークエンジニア、インフラエンジニア |
資格取得におすすめのスクール
活学ITスクールはIT完全初心者の方にもわかりやすいように制作したアニメーション動画の教材が特徴的で、受講者の合格率は驚異の90%以上です。
まとめ:プログラマーに資格は必要ないが、あれば就職で有利になる
プログラマーに資格はいるのか、そしておすすめ資格について解説しました。
プログラマーは未経験からでも勉強しだいでなることはできますが、資格があったほうが客観的にスキルをアピールすることができます。プログラミングや関連分野の体系的な知識を身に付けることもできるので、取得してみるのもおすすめです。
プログラマーの資格を持つことのメリット
- 関連知識を深く習得できる
- 対外的なスキルの証明になる
- 就職時に本気度と熱意をアピールできる
こんな人にはこの資格がおすすめ
- 初心者→ ITパスポート試験
- エンジニア志望→ 基本情報技術者試験
- 技術面だけでなく管理やマネジメントなどもやりたい人→ 応用情報技術者試験
- 現役エンジニア→ 各言語の試験(Oracle 認定 Java資格、オラクルマスター、PHP技術者認定試験、Ruby技術者認定試験、AWS認定)
- Web制作をメインにやりたい人→ HTML5プロフェッショナル認定試験
プログラミング学習でこのような経験はありませんか? これらの悩みは、学習環境を整えることで全て解決することができます。 ZeroPlus Gateでは、30日間無料で最適な学習環境を提供しています。 条件なしでこのレベルの環境を無料で提供しているのはZeroPlus Gateだけです。 少しでも興味がある方は、以下のリンクからサービスの詳細をご覧ください。
ただし、無料サービスの提供には参加者の数に制限があります。