「Webライターってどんな仕事?稼げるの?」
コロナ禍で在宅の時間が増える中、働く場所を選ばずに稼げるWebライターの仕事は魅力的です。結論Webライターは始めやすく、努力次第で安定して稼げる仕事です。
しかし「ただ文章を書くだけの仕事」と捉えて始めるとギャップを感じ、すぐに挫折してしまう可能性があります。
この記事ではWebライターの仕事内容や、どれくらい稼げるかについて解説します。またWebライターを志すにあたって、はじめての仕事を獲得するまでの手順も公開するので、参考にしてみてくださいね。
- Webライターの仕事内容が理解できる
- Webライターをするメリットをつかめる
- Webライターの副業でいくら稼げるか理解できる
- Webライターを始めるまでの手順がわかる
目次
Webライターの5つの仕事内容
Webライターの業務はただ文章を書くだけというわけではありません。
経験を積むほど、業務内容が多岐にわたることもあります。
ここでは副業でWebライターを行う人が、最初に経験するであろう業務を5つを紹介します。
- 執筆
- リサーチ
- 記事構成
- 画像選定・作成
- 修正対応
1.執筆
執筆とは与えられたテーマについて、Web上の記事の特性を押さえつつ文章を書いていく業務です。
Web記事の特徴として、少しでも読みづらさを与えると読者が簡単に離れてしまう点が挙げられます。離脱を防ぐため結論から述べたり、難しい用語を使わないようにしたりと、わかりやすさを追求する必要があるのです。
Web上の記事の特性を押さえたうえでの執筆は、Webライターにとって必須の技術といえます。
2.リサーチ
執筆する内容について、書籍やネット上で情報を集めるのがリサーチです。
リサーチはWebライターの業務の中でも重要な位置付けにあります。リサーチを十分に行わなければ、書くべき内容が集まらず執筆作業が難航するためです。しっかりリサーチをすることで、執筆作業は驚くほどスムーズに進みます。
また集めた情報が正確でなければ、後々依頼者に多大な迷惑をかける場合があります。
Webライターの作業の中でも、とりわけ重要なウェイトを占めるのがリサーチ業務です。
3.記事構成
記事構成とは読者に記事が読まれる際の意図を汲み取り、骨組みとなる見出しを作る業務です。
記事構成を作らず闇雲に記事を書き始めると、徐々に何を伝えたい文章だったのかライター自身がわからなくなります。記事構成を先に作っておくとストーリーがぶれなくなり、迷わずに執筆ができます。
初心者向けの案件では記事構成を依頼主が用意してくれることもあります。しかし中級者向けの案件となると、記事構成からライターが担当することも多いです。
そのため記事構成の作成は、Webライターを始めるなら早めに経験しておきたい業務といえます。
4.画像選定・作成
記事に挿入する画像の手配も、Webライターの業務に入る場合があります。
文字ばかりの記事では読みづらい印象を与えるため、画像を効果的に用いて読みやすさを向上させるのです。文章だけでは伝えにくい内容を図解して理解しやすくすると、記事の質を高められます。
そのためライター自身でフリーの画像サイトや、スクリーンショットを利用して画像を手配します。ときには画像に矢印や図形、文字を挿入するなど簡単な画像の加工が求められることもあります。
文章だけでなく画像の手配もWebライターの仕事になることを把握しておきましょう。
5.修正対応
一度記事を提出して業務終了ではなく、依頼主から修正対応を求められることがあります。
修正を受ける理由は、誤字脱字や執筆内容に問題があるなど様々です。指摘箇所を修正し再度クライアントに提出して、問題がなければはじめて業務終了となります。
自分の仕事に対して評価を下される行程と言えるため、修正を多く受けると精神的にダメージを受けてしまうこともあります。
しかし建設的な意見が多くもらえるため、ステップアップのチャンスと捉えて向き合うべき業務といえるでしょう。
Webライターをする3つのメリット
Webライターを副業で行うメリットは以下の3つです。
- 記事を書いた分だけ報酬につながる
- 自分の持つ専門性を活かして稼げる
- 本業にも役立つスキルが身に付く
それぞれのメリットについて詳しく解説します。
1.記事を書いた分だけ報酬につながる
記事を書いた分だけ報酬につながることは、Webライターのメリットといえます。
例えば同じように記事を書く副業であるアフィリエイトを考えてみましょう。
アフィリエイトでは記事を書くだけでは1円も稼げず、紹介したサービス・商品を売る必要があります。このように副業には、収入を得るまでに時間のかかるものが多く存在しています。
これに対しWebライターは、記事の納品が完了した時点で報酬が発生するため、稼ぎやすい副業といえるのです。
2.自分の持つ専門性を活かして稼げる
自分の経験や知識など専門性を活かして稼げることも、Webライターのメリットといえます。
自分が詳しい分野の執筆を請け負えばリサーチ時間が短縮でき、効率的に稼げるのです。
例えばキャンプが趣味の人ならばアウトドア系の記事、本業で人事を担当しているならば転職系の記事、といったように、専門性を活かすことでスムーズに執筆できます。
単にネット上で調べて情報を繋いだ記事よりも、経験を交えた内容を盛り込むことで記事の質は大幅に高まるのです。記事の質を高めていけば、単価UPの交渉も可能になります。
Webライターを始めるならば、自分の持つ専門性を活かすことが成功の鍵です。
3.本業にも役立つスキルが身につく
Webライターの仕事を通して、本業でも活かせるスキルが身につきます。
執筆を通して身につく「文章力」は、ビジネスメールや報告書などの文書の作成時に役立ちます。
また商品やサービスの販売を目的とした執筆では、「セールスライティング」を身につける必要があります。セールスライティングは人の心理を深く理解し、モノやサービスを売るための文章術です。
セールスライティングを学べば顧客心理を掴めるため、営業職や販売職に従事する方であれば本業にも活かせます。
Webライターは本業でも役立つスキルが身につく仕事です。
副業Webライターの収入
副業でWebライターを始めるにあたって、どのくらい稼げるのかは気になりますよね。
ここでは報酬の算定方法を解説し、月収シミュレーションをしていきます。
報酬の算定方法
Webライターの報酬の決め方には、「文字単価方式」と「記事単価方式」の2種類があります。
2種類の算定方法について具体的な内容を解説していきます。
1.文字単価方式
文字単価方式とは「1文字1円」といった具合に、執筆文字数に1文字あたりの単価を掛け合わせて報酬を算定する方法です。
例えば「1文字1円」の案件で3,000文字執筆した場合、報酬は3,000円になります。
2.記事単価方式
記事単価方式では「1記事3,000円」のように、1記事あたりの報酬があらかじめ固定されています。
つまり1,000文字書いても5,000文字書いても、報酬は3,000円です。
月収シミュレーション
ここではクラウドソーシングで副業Webライターを始めたと仮定し、月収をシミュレーションしてみます。クラウドソーシングとは、個人や企業が依頼したい仕事を公開しているWebサービスです。
代表的なサイトにはクラウドワークスやランサーズがあります。初心者向けの案件も多数募集されており、Webライターの初心者が仕事を探す場に適しています。
しかし現在クラウドソーシングは、多くのWebライターがひしめくライバルの多い市場です。
今回はかなりシビアに月収を見積もっており、かなり現実的な収入に近い試算となっています。
未経験:0〜3カ月
現在、未経験者が請け負える案件の報酬相場は「1文字 = 0.5円程度」です。
初心者のうちは慣れない執筆作業で、通常月5記事(1週間に1記事のペース)を書くのがやっとでしょう。
また1記事あたりの文字数はブログ記事で一般的な3,000文字として算出します。
文字単価0.5円 × 文字数3,000文字 × 5記事 = 7,500円
もちろん文字単価が0.5円を下回る案件しか請け負えないこともあります。
よって未経験から3カ月目までは5,000円から8,000円程度が月収の相場といえるでしょう。
初級者:3カ月〜6カ月
案件を重ねると徐々に実績がたまります。
クラウドソーシングでは請け負った案件数が公開されるため、実績を積み上げる程に仕事を請け負いやすくなります。つまり文字単価の少し高い案件へ応募しても、仕事を獲得できる可能性が上がるということです。
コンスタントに実績を積んでいけば3カ月を超えた頃から、文字単価を0.8円程度まで上げていけるでしょう。
文字単価0.8円 × 文字数3,000文字 × 5記事 = 12,000円
初級者でも文字単価1円以上の案件を請け負える可能性はあります。しかし、文字単価1円を平均してキープすることは難しく、文字単価0.8円での試算が現実的です。
3カ月を超えたあたりから10,000円の壁を超えられるのが副業Webライターの平均的なペースといえます。
中級者 : 半年以上
半年を過ぎたあたりから安定して「文字単価1円」の案件を受けることができるでしょう。
またWebライターの業務に慣れ、継続案件を請け負えるようになると収入を伸ばせるようになります。継続案件とは同じ依頼主から複数回にわたって依頼を受けることです。
継続案件を請け負えば仕事が途切れず執筆本数を効率的に増やせるため、稼ぎやすい状態になります。
ここでは執筆本数が従来より増加し、月7本(4日に1記事のペース)執筆できたとしてシミュレーションしていきます。
文字単価1円 × 文字数3,000文字 × 7記事 = 21,000円
Webライター歴が半年を超えると、安定して月20,000円以上稼げるイメージを持つとよいでしょう。
副業のWebライターを始めるまでの4つの手順
実際にWebライターとして最初の仕事を請け負うまでの手順を解説します。
ステップは以下の4つです。
- Webライティングについて勉強する
- ブログを作ってみる
- クラウドソーシングサイトに登録する
- 案件に応募する
STEP1.Webライティングについて勉強する
Webライターを始めるにあたって、まずはライティングを学ぶ必要があります。
Webライティングの勉強において意識すべきは、「文章の基本的な書き方」を学んだ上で、「Web特有の文章の書き方」を理解することです。
「文章の基本的な書き方」と「Web特有の文章の書き方」は、どちらが欠けてもWebライターとして稼ぐことが難しくなります。
書籍やYouTube動画などで勉強するとよいでしょう。
おすすめの書籍
Webライターにおすすめの書籍を、2冊紹介します。
「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。- 藤吉 豊
こちらの書籍を読むと「文章力」そのものを向上できます。
タイトルの示す通りに文章術のベストセラー100冊分をぎゅっと凝縮した、初心者にもおすすめできる内容です。
文章を書くうえで絶対におさえておきたいルールからスタートし、巻末に向かってさらにスキルを向上するためのノウハウを理解できます。
沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘— -松尾 茂起
「文章の基本的なルール」と「Web上の文章の書き方」の両方を勉強できる書籍です。
読者の離脱を防ぐ書き方や「SEOライティング」という技術について学べます。
SEOライティングとは記事を検索エンジンで上位表示させる、Webライター必須の技術です。
Web記事の目的は「読者に行動をしてもらう」ことにあるため、まずは多くの人に読んでもらう必要があります。SEOライティングを用いて検索エンジンで上位に表示させれば、多くの読者を集められるのです。
600ページにわたる分厚い本ですが、ストーリーの面白さと他の書籍ではみられない大胆な仕掛けによりスラスラ読めてしまいます。
Webライターとして必須の技術を学べる「沈黙のWebライティング」は、是非読んでおきましょう。
おすすめのYouTubeチャンネル
これからWebライターを始める方におすすめのYouTubeチャンネルを2つ紹介します。
たなざわ/Webライター
落ち着いた語り口が特徴のWebライター「たなざわ」さんのチャンネルです。
Webライティングを始める上で、初心者がつまづきやすいポイントについての解決策を主に紹介しています。
たなざわさんはライターと依頼者、両方の立場でクラウドソーシングの利用経験のある方です。そのためクラウドソーシングの実態や攻略法について、信憑性の高い情報を発信しています。
クラウドソーシングを中心として仕事を請け負うつもりの方ならば、是非ともチェックしておくべきチャンネルでしょう。
佐藤誠一
ベテランのWebライター佐藤誠一さんのチャンネルです。
前職で保険営業を経験された方で、クラウドソーシングを使わずに直営業をメインに活動されているライターさんです。そのため紹介している案件獲得のノウハウの中には、未経験者には実践のハードルが高いものも含まれます。
しかしWebライターが押さえておくべき基礎的な技術やSEOについても、論理的にわかりやすく語られています。これからWebライターを始めたいという方にもぜひ観ていただきたいチャンネルです。
STEP2.ブログを開設する
書籍やYouTubeで学習したら実践の場としてブログを開設しましょう。
記事の執筆に慣れるために、5~10記事程度執筆してみることがおすすめです。ブログを作らずにいきなり仕事を請け負うとうまく記事が書けず、苦しむ可能性が高いです。
ブログの開設にあたっては、無料ブログか有料のWordPressを利用するかの選択を迫られるかと思います。Webライターとして活動するつもりならば、WordPressでブログを作ることが断然おすすめです。
理由はWordPressを使用できるかどうかが、ライター案件の応募条件となっているケースがしばしばあるためです。WordPressで執筆したブログ記事を提示できると、文章力とWordPressのスキルを同時に依頼者に見せられます。
つまりクラウドソーシングでの営業が大幅にスムーズになるのです。
ブログの始め方は下記の記事で詳しく解説されています。
STEP3.クラウドソーシングに登録する
ブログで数記事執筆し、記事を書く感覚がつかめてきたらクラウドソーシングに登録しましょう。
ライターにおすすめのクラウドソーシングサイトを3つ紹介します。
クラウドワークスは最大手のクラウドソーシングサイトです。
初心者向け〜上級者向けの案件まで豊富に揃っています。初めての案件探しに最もおすすめなサイトといえるでしょう。
ランサーズはクラウドワークスに次ぐ大手のクラウドソーシングサイトです。
クラウドワークスと比較すると、やや案件の単価が安定している印象がありますが、それほど大きな差はありません。
クラウドワークス・ランサーズ両方で活動すると実績が分散してしまうため、いずれか一方のサイトをメインに稼いでいくことがおすすめです。
サグーワークスはライティング専門のクラウドソーシングサイトです。
ライターを始める上で登録しておきたいサイトの一つといえます。
他のクラウドソーシングと比較しても高単価な案件が揃っていますが、文字単価1円以上の仕事を請け負う条件としてプラチナライターへの登録が必要です。
プラチナライターの登録にはかなりハードルの高いテストが用意されているため、まずは他のクラウドソーシングで実績を積んでからの挑戦をおすすめします。
STEP4.案件へ応募
クラウドソーシングに登録したら案件に応募してみましょう。
請け負いたい仕事を見つけ依頼者に向け提案文を送れば応募完了です。ライターはライバルが非常に多い仕事のため、未経験者ならば10件応募してようやく1件採用されるイメージです。
採用される可能性を高めるコツがあるため、ここではポイントを3つ紹介します。
もちろん他のクラウドソーシングで応募する際にも心がけていただきたい内容です。
採用の確率を高めるコツ1. その記事を自分が書くメリットを提案文で示す
提案文に書くべき最重要項目は、自分がその記事を書くことで依頼者にどんなメリットがあるかを示すことです。
例えば「食品スーパーの経営戦略に関する記事執筆」の仕事へ応募する際の提案文を考えてみましょう。
提案文の例「現在都内の大手スーパーマーケットチェーンで店長として勤務しております。よって、現場の実態を把握した上でリアリティのある記事を執筆可能です」
実際に本業でスーパーマーケットに従事している人材であれば、依頼者の目に止まる可能性が高いです。まして管理職を経験しているということであれば、なおさら他のライターとの差別化ができます。
このように自分の持つ専門性を活かせる案件を選んで応募するのは非常に大切です。
多くのライバルがいる中でも未経験者が仕事を勝ち取るためのコツといえます。
採用の確率を高めるコツ2. プロフィール欄を充実させる
案件に応募する前に、プロフィールページの内容を充実させておくと案件獲得の確率を高めることができます。
プロフィールページとは、クラウドソーシングで各ライターの経歴や実績が一般向けに公開されているページです。
依頼主がライターからの提案文を読んだ直後は、プロフィールページを確認する可能性が高まります。
よって提案文とプロフィールの内容がリンクされていれば応募動機の根拠となり、依頼主へライターの存在感を効果的に印象付けられるのです。
プロフィール欄には職歴、資格、スキルや趣味など自分の専門性をアピールできる内容を盛り込むとよいでしょう。
採用の確率を高めるコツ3. 提案文に自分のブログ記事のリンクを貼る
提案文には自分のブログ記事のリンクを必ず貼るようにしましょう。
端的に自分の文章力をアピールできるのがブログだからです。そのためブログを見せても案件が獲得できないという場合は、記事の質に問題がある可能性があります。この場合はブログ記事の内容を改善してから、応募を再開するとよいでしょう。
多くの場合、依頼主の方から提案文にブログ記事を載せるように指定があります。
Webライターが活動するうえで、自分のブログを持つことは非常に重要です。
まとめ
この記事では副業Webライターの仕事内容について解説しました。
Webライターと聞くと文章を書くだけの仕事と捉えられがちですが、実際にはリサーチや文章の骨組みづくりなど業務が多岐にわたります。
また以下は、副業Webライターの収入シミュレーションをまとめたものです。
始めてからの期間 | 報酬相場 |
未経験者 0〜3カ月 | 5,000円〜8,000円 |
初心者 3〜6カ月 | 10,000円〜15,000円 |
中級者 6カ月〜 | 20,000円〜 |
現状Webライターのライバルが非常に多くなっており、収入をシビアに試算すると以上が副業Webライターの収入の相場です。
実際にWebライターとして仕事を始めるまでの手順は以下の4つです。
- ライティングについて勉強する
- ブログを作ってみる
- クラウドソーシングサイトに登録する
- 案件に応募する
それぞれの手順についての詳細は記事内で解説しております。
ぜひ参考の上、Webライターの副業にチャレンジしてみてくださいね。
プログラミング学習でこのような経験はありませんか?
- 目標に向けて何を学べば良いかわからない
- 調べても解決策が見つからない
- 現場レベルのスキルが身につくのか不安
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