【在宅可】人気の副業16選！あなたに合う仕事はコレ！

引用：国税庁「No.1195 配偶者特別控除」

パートと副業を兼業する場合の合計所得の計算方法についても解説します。パート収入は副業収入と違い経費を差し引くことができません。その代わりに給与所得控除（55万円）を受けられます。

例）パート収入が年間80万円の場合

パート収入80万円 - 給与所得控除55万円で、パートの所得は25万円です。

このケースでは副業所得が70万円を超えると合計所得が95万円以上となり、控除額が徐々に少なくなります。このように所得次第では、夫側の税金額が増えるため注意が必要です。

副業に関連する法律を理解する

副業に関連する法律について理解を深める必要もあります。副業に関連のある法律は以下のとおりです。

• 特定商取引法
• 古物商営業法
• 薬機法（医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律）
• 著作権法

それぞれの法律について、概要を紹介します。

特定商取引法

対象となる副業：ネットショップ（この記事で紹介しているなかではハンドメイド）・せどり

特定商取引法は、事業者の悪質な勧誘や販売行為から消費者の利益を守ることを目的とした法律です。ネットを介して商品を販売するような副業を始める場合には、特定商取引法に沿って必要な措置を行う必要があります。

自分の副業が特定商取引法の対象となる「販売業者」に該当するかを判断する基準として、以下のように示されています。

特定商取引法において、販売業者とは、販売を業として営む者の意味であり、「業として営む」 とは、営利の意思を持って反復継続して取引を行うことをいう。営利の意思の有無は客観的に判 断される。例えば、転売目的で商品の仕入れ等を行う場合は営利の意思があると判断される。
引用：特定商取引法ガイド｜インターネット・オークションにおける「販売業者」に係るガイドライン

営利目的で反復的に売買を行うかどうかが、「販売業者」に該当するかどうかの決め手になります。

たとえばフリマアプリやネットショップで商品を反復的に販売する場合は、販売業者に該当します。一方、フリマアプリで家庭の不用品を売る程度であれば特定商取引法の対象にはなりません。

自身が「販売業者」に該当する場合は、Webサイト上に名前や連絡先、返品・交換対応の有無など決められた情報を明記する必要があります。記載義務を怠った場合には、行政処分を受ける場合もあり注意が必要です。

特定商取引法について詳しく知りたい方は、消費者庁の特定商取引ガイドをご覧ください。

対象となる副業：せどり（物品の転売で利益を得る副業）

古物営業法とは「古物」の取り扱いに関する法律で、盗品売買の防止を目的としています。「古物」の売買をする場合には、行政から許可を得る必要があります。

古物の定義は、古物営業法で以下のように定められています。

第二条　この法律において「古物」とは、一度使用された物品（鑑賞的美術品及び商品券、乗車券、郵便切手その他政令で定めるこれらに類する証票その他の物を含み、大型機械類（船舶、航空機、工作機械その他これらに類する物をいう。）で政令で定めるものを除く。以下同じ。）若しくは使用されない物品で使用のために取引されたもの又はこれらの物品に幾分の手入れをしたものをいう。が入ります
引用　E-GOV法令検索：「古物営業法」

中古品のように一度使用された物品が古物にあたります。また一度取引された新品も古物にあたります。

副業で古物を売買するために必要になるのが「古物商許可」です。もし無許可で古物を売買していることが発覚すれば、行政処分を受ける可能性もあるため必ず許可を得ましょう。

古物商許可の取得が必要な場合は外部サイト「古物商許可完全マニュアル」をご覧ください。

薬機法（医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律）

関連のある副業：ハンドメイド（自作の化粧品販売）・アフィリエイト・Webライティング

薬機法とは医薬品・医薬部外品・化粧品などに適応される法律です。健康食品や化粧品の販売・広告宣伝に携わる際に関わってきます。

たとえば自作の化粧品をネットショップで販売する場合には、薬機法に基づき「化粧品製造業許可」や「化粧品製造販売許可」を取得する必要があります。またアフィリエイトやWebライティングで化粧品や健康食品に関する記事を作成する際には、薬機法で定められている禁止表現を避けて文章を執筆する必要もあるのです。

著作権法

著作権法とは、文芸や美術、音楽などの創作者の持つ権利である「著作権」について定めた法律です。著作権侵害で訴えられた場合には罰金や懲役刑といった重いペナルティを受けることもあります。

著作権は様々な副業と関わりがあるため、副業を始めるならば誰しも意識しておくべきです。

たとえばライブ配信で他人の楽曲をみだりに流したりすると著作権侵害にあたります。またWebライターやアフィリエイトなどで文章を作成する際に、他所から文章を丸パクリして記事にするのも著作権侵害です。

しかし文章の説得力を向上させるために、他者の著作物を利用する正当な方法として「引用」という手段があります。「引用」は制作物のクオリティを高めるために活用すべきシーンが多くあるのです。

引用を行うためには、以下のようなルールに基づいて行う必要があります。

（1）他人の著作物を引用する必然性があること。

（2）かぎ括弧をつけるなど，自分の著作物と引用部分とが区別されていること。

（3）自分の著作物と引用する著作物との主従関係が明確であること（自分の著作物が主体）。

（4）出所の明示がなされていること。（第48条）

引用　文化庁HP：著作物が自由に使える場合

以上のルールを逸脱している場合には引用とは認められず、著作権侵害にあたる場合もあります。文章作成に携わるならば、ルールをしっかり押さえて引用できる技術を持つことが大切です。

著作権について詳しく知りたい場合には、文化庁HP「著作物を自由に使える場合」をご覧ください。

副業で稼ぐ3つのコツ

副業で稼ぐためのコツを3つ紹介します。

1. リスク管理をする
2. コツコツ進める
3. 継続する

それぞれ解説します。

1.リスク管理をする

副業で稼ぐ上でリスク管理は大前提といえます。

具体的には前項で紹介したような「副業を始める上での注意点」を守ることが大切です。

• 本業の勤め先のルールに基づいて副業を行う
• 確定申告をして、税金を正しく納める
• 自分の副業に関係のある法律について理解する

以上のことを守りながら副業を行なっていくことは、手間を感じるかもしれません。しかし、疎かにしてしまうと副業で得た収入よりもはるかに大きな損失を被ることもあります。

副業で稼ぐために、リスク管理は非常に大切です。

2.コツコツ進める

副業をコツコツ進められるかどうかは、稼ぎやすさに直結します。

作業時間が増えれば増えるほど、稼げるようになるからです。とはいえ、本業が忙しい人にとって副業のためにまとまった時間を捻出することは難しいかもしれません。

しかし、まとめて1時間の捻出が難しくとも、20分のスキマ時間ならば1日4回（累計1時間20分）取れるという場合もあります。

スキマ時間を見逃さずコツコツと作業を進めていける人が、副業で稼げる人なのです。

3.継続する

副業で稼ぐためには、継続力が必要となります。

始めてすぐに多くの金額を稼げる副業はありません。しかし、多くの人は副業に対して抱く理想と現実にギャップを感じて、早々に挫折してしまいます。

実際には地道にモノを作ったり、スキルを磨いたり、クライアントからの信頼を高めたりしながら、少しずつ稼げるようになっていくのです。副業で稼ぐには時間がかかることを初めから念頭に置き、結果が出るまでじっくり続ける必要があります。