プログラミングの勉強を行うために、Progateの利用を検討している人も多いのではないでしょうか。しかし、インターネットやSNS上では「Progateは意味ない」という意見を目にすることもあります。そのため、「Progateで学習を初めて大丈夫かな?」と感じてしまうことも少なくないでしょう。
結論、「Progateは意味ない」は誤りです。これからプログラミング学習を始めようとしている初学者にとって、様々な言語の基礎的な部分を扱っているProgateは学びやすい教材であるといえます。
一方で、学習する人の目的やレベルによっては、Progateがあまり参考にならないと感じる可能性もあります。
この記事では、「Progateは意味ない」と言われる理由について詳しく解説します。 Progateが自分に向いているのか知って、効率よく学習を進められるようにしていきましょう。
- Progateを使用してプログラミングを勉強したいと考えている人
- Progateできちんとスキルが身につくのか不安な人
- Progateでの学習はどんな風に進むのか知りたい人
- Progateが終わった後の学習について知りたい人
プログラミング学習でこのような経験はありませんか?
- 目標に向けて何を学べば良いかわからない
- 調べても解決策が見つからない
- 現場レベルのスキルが身につくのか不安
これらの悩みは、学習環境を整えることで全て解決することができます。
ZeroPlus Gateでは、30日間無料で最適な学習環境を提供しています。
- なんでも相談できる専属メンター
- いつでも技術相談ができるプロ講師
- 元IT企業CTO監修のカリキュラム
条件なしでこのレベルの環境を無料で提供しているのはZeroPlus Gateだけです。
ただし、無料サービスの提供には参加者の数に制限があります。
少しでも興味がある方は、以下のリンクからサービスの詳細をご覧ください。
目次
「Progateは意味ない」は、学習する人の目的やレベルによる
Progateの学習に意味がないかは、学習する人のレベルや目的によって異なります。 Progateは、あくまで初心者向けの教材です。そのため、Webサイトやアプリの作成のような、実務的なレベルを目指したい人にはあまり適さないでしょう。
Progateを使うことに意味がない人・ある人の違いは以下の通りです。
- Progateを使う意味なし:ある程度学習が進んでいる人・いますぐ実践的なスキルを身につけたい人
- Progateを使う意味あり:プログラミングを1から学習する人・楽しく学習したい人
Progateを使うことに意味がない人の特徴
Progateは意味がないと感じてしまうのは、以下のような人です。
- ある程度学習が進んでいる人
- すぐに高いレベルの技術を見つけたい人
Progateで身につく内容は、あくまでも初歩的な知識のみです。すでにプログラミングに触れたことがある人や実務で使える技術を身につけたいと考えている人にとっては、物足りなく感じるでしょう。
自分でWebサイトを作って運営してみたい、アプリを開発してみたいなどの目的がある場合は、 Progateよりも高いレベルの教材を使うのがおすすめです。
本やWebサービスを使用すれば、一歩先のレベルの技術を身につけられるでしょう。おすすめのサービスや勉強方法はこちらの記事で詳しく解説しています。
Progateを使うことに意味がある人の特徴
Progateで有意義な学習ができるのは、以下のような人です。
- プログラミングを初めて触る人
- ゲーム感覚で楽しく学習したい人
Progateは言語ごとの基礎知識を、ゲーム形式で学べるサービスです。「プログラミングとはどんなものか」「プログラミング言語の書き方」を学ぶことに適しています。
プログラミングの経験が今までに一切なかった人にとっては、1からプログラミングを学ぶのはハードルが高く感じるかもしれません。そのような人がプログラミングに触れる・慣れるという意味では、Progateは非常に優秀なサービスです。
Progateは意味ないと言われる3つの理由
Progateが意味ないと言われる理由として考えられるのは、以下の3点です。
- 問題解決能力が身に付かない
- 環境構築が学べない
- 学習内容がインプットのみ
それぞれ解説します。
理由1.問題解決能力が身に付かない
Progateではエンジニアにとって大切な「問題解決能力」は身につきません。学習の進め方が、解説のスライドを読み、例題を解くといった繰り返しのみに終始するからです。スライドを見たあと、例題に取り組んでみると問題が解けないこともありますが、再びスライドに戻れば答えが必ず書いてあります。
現場では実装方法に頭を悩ませたり、予期せぬエラーの対応に追われたりと日々問題に直面します。都度、書籍やネットの膨大な情報の中から、自分で解決策を見つけるしかありません。このようにエンジニアには、高い問題解決能力が求められます。
ところがProgateでは答えがスライドにまとめられているため、自分で解決方法を調べる必要もなく、肝心な問題解決能力が身につきません。
理由2.環境構築が学べない
Progateではエンジニアにとって必要な技術である「環境構築」が学べません。
環境構築とは必要なツールをインストールしたり設定したりして、PCにプログラミングのできる環境を作ることです。使用するツールはプログラミング言語やOSによって異なりますし、難しい設定が必要な場合もあります。
一方、Progateはブラウザを利用してすぐにプログラミングを始められるため、環境構築は不要です。
難しい環境構築をスキップしてプログラミングに触れられる点は、初心者にとっては助かる面もあります。しかし、そもそも環境構築を学んでいないため、一歩Progateの外に出るとプログラミングを始められないといった問題に直面します。
理由3.学習内容がインプットのみ
Progateで学習できる内容は、インプットに限られます。
たとえばProgateでは、Webサイトの制作する際に必要な言語「HTML/CSS」を学べます。正解のレイアウトと同じになるようにコードを書くのですが、どのコードを使うかどうかはあらかじめスライドで教えてくれるのです。文字の色を変える時に使うコードはこれ、余白を作りたい時に使うコードはこれ、といった具合に、インプットして知識を増やせます。
一方、Webサイトの制作現場では、デザイナーから上がってくるデザインのデータをもとにゼロからWebサイトを作り上げます。ところが、恐らくProgateの学びのみで現場でWebサイトを作ろうとしても、何をどうしてよいのかわからなくなるでしょう。Progateを修了した時点では、アウトプット型の学習をしていないためです。
アウトプット型の学習とは、Web制作を目指すならばWebサイト、Web開発ならWebアプリを実際に自分で作りながら学んでいくことを指します。プログラミングはアウトプット学習を通して実力を付けていくものなので、インプット学習に終始するProgateのみでエンジニアになるのは、難しいと言わざるを得ません。
Progateを使う3つメリット
Progateで学ぶメリットには以下の3つがあります。
- 学びたい言語に気軽に触れられる
- 基礎的な文法を学べる
- 周辺技術の概要を学べる
うまく活用すればエンジニアになるという目標の達成を、後押ししてくれることでしょう。Progateは決して無意味なサービスではありません。
1.気軽に学びたい言語に触れることができる
Progateは難しい環境構築を必要とせずに、学びたい言語にすぐ触れられます。興味のある言語があったとしても、環境構築がネックとなりすぐに学べないこともあります。
その点、Progateではブラウザ上で気軽にプログラミング言語を書いて学べます。学びたいプログラミング言語にてっとり早く触れる窓口として、Progateは適しています。
2.基礎的な文法を学べる
Progateを利用すれば、プログラミング言語の文法の基礎を学ぶことができます。
文法とはコードを書く際のルールのことで、プログラミング言語ごとに異なります。文法はプログラミングをするうえで最低限必要なものです。文法を身につけられることはProgateで学習する大きな意義といえるでしょう。
3.周辺技術の概要を学べる
Progateでは周辺技術の概要を学べます。エンジニアになるために学ぶべきことはプログラミング言語だけではありません。その周辺にあるフレームワークやライブラリ、ツールなどの周辺技術も必要に応じて学ぶ必要があります。
周辺技術を学ぶ目的は、生産性を高めたり、チームでの共同開発を実現したりと様々です。
プログラミングを学ぶ方にとって、周辺技術の概要を学ぶ機会を気軽に得られる点もProgateを利用するメリットです。
Progateでの学習を効率よく進める3つのポイント
Progateで効率よく学習を進めるには、以下の3つのポイントを意識しましょう。
- Progateはあくまで通過点
- 勉強するプログラミング言語は作りたいものから考える
- 暗記しようとしない
上記3つのポイントを押さえれば、効率よくプログラミングの学習を進められます。 Progateの学習で初心者が陥ってしまいやすいミスを避けて、スピーディーにスキルを身につけていきましょう。
1.Progateはあくまで通過点
Progateでコースをクリアすることはゴールではなく、通過点です。Progateで同じコースを何周しても、エンジニアになることはできません。Progateでの学習には、プログラミングがどんなものなのかを実際に体験することに意味があります。
プログラミングの目的は「モノを作ること」にあります。英語の文法ばかり学んでも英会話ができるようにはならないように、プログラミングの文法ばかり学びつづけても、いつまでもモノを作ることはできないのです。Progateはあくまで通過点で、クリアすることがゴールでないことは意識しておく必要があります。
自分が今後何になりたいのかわからない、ざっくりとプログラミングに興味がある、という段階であれば、Progateを何周かやってみるのはいい経験になると思います!
僕は、Progateを何度も繰り返して手を動かすことで内容を頭に入れていってました。Progateは楽しく、挫折しにくい教材です。プログラミングの楽しさを知って、学習が継続できたことで、自分が次にやりたいこと・やるべきことが見えてきたように思います。
逆に強い目的意識を持っていて、就きたい職や年収などが決まっている人であれば、Progateは1周でいいと思います!
2.勉強するプログラミング言語は作りたいものから考える
Progateで勉強するプログラミング言語は、自分が作りたいものを作るために必要なものだけを選ぶようにしましょう。
Progateはゲーム感覚で気軽にプログラミング学習ができるため、あまり必要のない言語までつまみ食いして学びがちになります。しかし、最短でエンジニアを目指すならば何を作りたいのかを決めたうえで、逆算をして必要な言語のみを学ぶのが効率的です。Progateで学べるプログラミング言語と、作れるモノとの関係性を表にまとめました。
作れるモノ | 使用するプログラミング言語(例) |
Web制作(Webサイトの制作) | HTML/CSS・JavaScript・PHP |
Web開発(Webアプリの開発) | HTML/CSS・JavaScript・PHP・Ruby・Python・Go |
スマホアプリ開発 | Java・Go |
ゲーム開発 | JavaScript |
ソフトウェア開発 | Java |
業務効率化・AI開発 | Python |
手当たり次第に言語を学ぶのではなく、作りたいモノを定めてから必要な言語を選択することが、目標達成への近道となります。
プログラミング言語について、さらに詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
こちらの記事をお読みいただきますと、プログラミング言語の種類や選び方をより詳しく理解できます。
3.暗記しようとしない
プログラミング学習に暗記は必要ありません。
たとえばCSSという言語で、Webサイトの文章を装飾する場合を考えてみましょう。一言に装飾といっても、文字を太くする、色を変える、下線を引く、文字の間隔を狭くするなど方法はたくさんあり、その数だけコードが存在します。
このようにプログラミングの世界では無数にコードが存在しているため、暗記していたらきりがありません。わからないことはネットを使って調べて解決すればよいのです。もちろんコードをたくさん書いているうちに、使用頻度の多いコードを自然に覚えることもありますが、あえて暗記を試みるものではありません。
Progateでできること
ここではProgateで学べることや、有料版と無料版の違いについてまとめています。
Progateで学べるプログラミング言語
Progateで学べるプログラミング言語を、簡単な解説とともに紹介します。
言語 | 概要 |
HTML | Webサイトのテキストや画像を作成する言語 |
CSS | HTMLで作成した要素を装飾する言語 |
JavaScript | Webサイトにアニメーションや変化をつけるための言語 |
Ruby | アプリ開発で活用される言語 |
PHP | Webサイトに機能を追加する言語 |
Python | 業務効率化やデータ分析、AI開発と相性の良い言語 |
Go | シンプルな構文でアプリやサーバを作れる言語 |
Java | アプリやソフトウェアなど幅広い分野の開発が行える言語 |
SQL | データベースを操作するための言語 |
このようにProgateではWeb制作・Web開発の分野でよく使われる言語を中心に、基本文法を学べます。
Progateで学べるエンジニア向けの周辺技術
Progateで学べるエンジニア向けの周辺技術には以下のものがあります。
言語 | 概要 |
Ruby on Rails5 | Rubyを使用してアプリケーションを作るためのフレームワーク |
Command Line | コンピューターへコマンドで指示を出す、開発に必須のツール |
Sass | CSSを、より効率的に書くための技術 |
React | UIの作成に適した、JavaScriptのライブラリ |
Node.js | JavaScriptをサーバーサイドで動かすための実行環境 |
Git | データを共有し共同開発を実現するためのツール |
Progateではプログラミング言語のみならず、フレームワーク・ライブラリ・ツールといった、エンジニアにとって必要な技術の概要を学べます。
有料版と無料版の違いはひとつ
無料版では限られた講座しか受講できませんが、プラスプラン(月額税込1,078円)では全ての講座を受講できます。
画像のように各プログラミング言語において無料版では、冒頭の1〜2コースのみしか受講できません。
Progateでの学習に関するよくある質問
Progateでの学習に関して、以下のような質問がよくあります。
- Progateだけでエンジニアになれますか?
- Progateのコースが終わったら何をすればいいですか?
- Progateよりもプログラミングスクールに通った方がいいですか?
上記の質問と回答をまとめたので、ぜひ参考にしてください。
ProgateだけでエンジニアやWebデザイナーになれますか?
ProgateだけでエンジニアやWebデザイナーになるのは、現実的とは言えません。
Progateで学習できる内容は基礎的な部分であり、実務的なスキルは身につかないからです。エンジニアを目指すなら、Progateだけでなく本やWebサービスの活用を検討してみましょう。プログラミングスクールに通って技術を身につけるのもおすすめです。
Progateのコースが終わったら何をすればいいですか?
Progateのコースが終わったら、自分で何か作品を作ってみましょう。
例えば、以下のような目標を作るのがおすすめです。
- 簡単なWebサイトの構築
- 電卓やタイマーなどの簡易的なアプリの開発
自力でWebサイトやアプリを作ることは、一番の練習です。最初は簡単なもので構わないので、少しずつアウトプットを意識して学習を進めるとよいでしょう。
また、自分の作品ができたら、それをまとめるポートフォリオも用意しておくと、あとで仕事を探すときに効果的です。ポートフォリオがあれば自分の持つスキルをアピールできるので、作っておくとよいでしょう。
独学でプログラミングを学習したい人は、こちらの記事も参考にしてください。
Progateよりもプログラミングスクールに通った方がいいですか?
まずはProgateで、自分にプログラミングが向いているか、学習を続けていけそうかを試してみるのがおすすめです。そのうえでプログラミングの学習を続けていきたいのであれば、プログラミングスクールを検討してもよいでしょう。
プログラミングスクールに通うのはもっとも効率よく学習を進められる方法ですが、スクールに通うからといって Progateでの学習が必要ないとは言い切れません。プログラミングの学習は基礎を押さえておくことも大切だからです。
基礎が身についていないと、せっかくプログラミングスクールに通っても授業についていけないことになってしまうかもしれません。また、スクールで学ぶ基礎的な内容をあらかじめ理解しておくことで、スクールでの学びを一段引き上げることができるようにもなります。
スクールに通う場合であっても、あらかじめProgateで学習しておくとよいでしょう。
プログラミングを独学するかスクールに通うか迷っている人は、こちらの記事も参考にしてください。
まとめ:「Progateは意味ない」は学習の目的やレベルによる
この記事ではProgateでの学習は意味がないと言われる理由を解説しました。
Progateは意味がないと言われる3つの理由を、もう一度確認しておきましょう。
- 問題解決能力が身に付かない
- 環境構築が学べない
- 学習内容がインプットのみ
このようにエンジニアにとって必要な能力や技術が身に付かないため、経験者からは意味がないと評価されることがあります。
一方、Progateにはプログラミングの基礎的な文法や周辺技術の概要を学べる強みもあります。さらっとプログラミング言語を学習するといった目的に対しては、うってつけの教材です。Progateのクリアをゴールにしてしまう、内容を暗記しようとするといった誤った使い方を避ければ、エンジニアになる目標を後押ししてくれる強力なツールになります。
プログラミング学習の入口として、是非Progateの利用を検討してみましょう。
プログラミング学習でこのような経験はありませんか?
- 目標に向けて何を学べば良いかわからない
- 調べても解決策が見つからない
- 現場レベルのスキルが身につくのか不安
これらの悩みは、学習環境を整えることで全て解決することができます。
ZeroPlus Gateでは、30日間無料で最適な学習環境を提供しています。
- なんでも相談できる専属メンター
- いつでも技術相談ができるプロ講師
- 元IT企業CTO監修のカリキュラム
条件なしでこのレベルの環境を無料で提供しているのはZeroPlus Gateだけです。
ただし、無料サービスの提供には参加者の数に制限があります。
少しでも興味がある方は、以下のリンクからサービスの詳細をご覧ください。