プログラミングの勉強方法の中で、本は手軽に始められる方法のひとつです。手元に置いておける本を使って、プログラミングを勉強したいと考える人も少なくないでしょう。しかし、プログラミングの参考書は数多く出版されているため、どの本を選ぶべきかわからない人も多いのではないでしょうか。
プログラミング学習の入門には、以下の3冊がおすすめです。
- プログラミング入門講座――基本と思考法と重要事項がきちんと学べる授業
- 知識ゼロからのプログラミング学習術 独学で身につけるための9つの学習ステップ
- 改訂3版 これからはじめるプログラミング 基礎の基礎
プログラミングの学習を本で行うなら、まずは入門書から始めましょう。最初にプログラミングの概要を掴んでおくことで、今後の学習をどのように進めたらよいかがわかります。「プログラミングとは何か」という部分を押さえてから、技術について解説している本を活用するとよいでしょう。
この記事では、プログラミングの学習におすすめの入門書を紹介します。言語ごとにおすすめの本や本の選び方、効果的な学習方法についても解説しているので、ぜひ参考にしてください。
- プログラミングを本で勉強したい人
- プログラミングの学習に使う本の選び方で悩んでいる人
- プログラミングを効率よく勉強したい人
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目次
プログラミングを勉強する本を選ぶときの4つのポイント
プログラミングの教材となる本は数多くの種類があります。どの本で学習するのかをしっかり決めて、自分に合う本を選べるようにしましょう。
プログラミングの本の選び方は以下の通りです。
- 勉強する言語に関係のある本を選ぶ
- 出版年ができるだけ新しい本を選ぶ
- 図解やイラストでわかりやすく解説されている本を選ぶ
- サンプルコードがある本を選ぶ
1.勉強する言語に関係のある本を選ぶ
プログラミングには、様々な言語があります。どの言語を使ってプログラミングの勉強を行うのかは最初に決めておき、本を選ぶ時もその言語について解説している本を選ぶようにしましょう。
なお、学習するプログラミング言語を選ぶ時も、作りたいものから逆算して考える必要があります。どの言語で何を作れるのかを知りたい方・プログラミング言語の選び方を知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
2.最新情報が載っている本を選ぶ
プログラミングを本で勉強するなら、できるだけ最新情報が載っているものを選びましょう。プログラミング技術は次々に新しいものが開発されており、業界のトレンドも目まぐるしく変化しているからです。
最新のものを選ぶのが望ましいですが、少し古い本でも5年以内に出版されたものを選ぶとよいでしょう。なお、ひとつの本だけをずっと使い続けるのではなく、技術の変化とともに最新の情報を手に入れるように意識することも大切です。
3.図解やイラストでわかりやすく解説されている本を選ぶ
プログラミングに慣れていない人が本を使って勉強するなら、図解やイラストで解説されている本を選ぶのがおすすめです。文章の説明が多い本より、視覚的にわかりやすく解説されているものを選ぶようにしましょう。
サンプルコードと出力結果のみで解説しているものや、テキストだけで解説している内容のものはひとまず避けておくのが無難です。そのような本は、ある程度プログラミングに慣れてきた頃に使用するとよいでしょう。
4.サンプルコードが用意されている本を選ぶ
実際に手を動かして勉強するために、サンプルコードが用意されている本を選ぶようにしましょう。サンプルコードがあれば、解説書通りの実装を試したり、少しずつ変更して挙動を確かめたりすることができます。
サンプルコードがないと、プログラムの挙動を確かめることができません。コードを書いてどんな動きをしているのか確かめることで理解が進むので、サンプルコードがあるかどうかは購入前にチェックしておくとよいでしょう。
以下からは、プログラミング言語ごとにおすすめの本を紹介していきます。気になる本があったらぜひチェックしてみてください。
プログラミングの入門におすすめの本3選
プログラミングを本で学習するといっても、どの本を選ぶべきかがわからない人も少なくないでしょう。ここでは、プログラミングの初心者が最初に手に取るのにおすすめの3冊を紹介します。
- プログラミング入門講座――基本と思考法と重要事項がきちんと学べる授業
- 知識ゼロからのプログラミング学習術 独学で身につけるための9つの学習ステップ
- 改訂3版 これからはじめるプログラミング 基礎の基礎
1.プログラミング入門講座――基本と思考法と重要事項がきちんと学べる授業
プログラミングをゼロから勉強する方には、こちらの本がおすすめです。「プログラミングとは何か」というところから、Scratch(プログラミングの学習環境)を使った簡易的なプログラムの構築まで、この1冊だけで学べます。
効率よく、最短でプログラミングの基礎を学びたい方はぜひ読んでみてください。
2.知識ゼロからのプログラミング学習術 独学で身につけるための9つの学習ステップ
プログラミングを勉強したいけど、何から始めたらよいかわからない人にはこちらの本がおすすめです。この本で学習すれば、プログラミング学習の方向性を決めるヒントを得られます。特に独学を考えているなら、学習の方向性は慎重に考えましょう。
プログラミングの勉強は、作りたいものを先に決めてから勉強方法を探すことが大切です。この本を読めば、どのように勉強すればよいのか、そのヒントを得られるでしょう。作りたいもの別におすすめの学習ルートも紹介されているので、勉強の流れを把握するのに最適な1冊です。
3.改訂3版 これからはじめるプログラミング 基礎の基礎
プログラミングの基礎を押さえたい人には、こちらの本がおすすめです。プログラムの作り方というより、「コンピュータが動いている仕組み」「プログラムとはどのようなものなのか」など、プログラミングを行う土台となる知識を身につけられます。
この本は、プログラミング学習の基礎固めに最適な1冊です。すでに作りたいものがあるなら、この本と合わせて実際にプログラムを作れる本を活用するとよいでしょう。
プログラミングの概要を把握するための本【作りたいもの・言語別】
ここでは、プログラミングを学習する目的別におすすめの本を紹介します。
- WebサイトやWebアプリを作りたい:HTML/CSS、JavaScript、PHP
- 業務を効率化したい:Python
- 難しい概念に触れてみたい:Java
- ゲームを作りたい:C言語
それぞれの言語ごとにおすすめの本を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
WebサイトやWebアプリを作りたい:HTML/CSS、JavaScript、PHP
WebサイトやWebアプリを作るなら、HTML/CSS、JavaScript、PHPを学習しましょう。
それぞれにおすすめの本は以下の通りです。
- HTML/CSS:1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座
- JavaScript:確かな力が身につくJavaScript「超」入門 第2版
- PHP:よくわかるPHPの教科書【PHP7対応版】
HTML/CSS:1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座
HTML/CSSを勉強するなら、こちらの本がおすすめです。HTMLとCSSを駆使して、Webサイトを作るための知識と技術を学べます。プログラミングの知識がまったくない人でも、この本を利用すれば学習しやすいでしょう。
- HTML/CSSの基礎
- Webサイトの作り方
- Webデザインスキル
この本で勉強するときは、HTMLとCSSで簡単なWebサイトを構築することを目標にするとよいでしょう。本に書いてあるものをただ写すだけではなく、自分なりにデザインを考えてサイトを作成するのがおすすめです。
本を読み終えた後は、コーディングを練習できるサイトで学習を続けていくようにしましょう。おすすめの教材サイトはこちらで紹介しています。
JavaScript:確かな力が身につくJavaScript「超」入門
JavaScriptを勉強するなら、こちらの本がおすすめです。文法をはじめとする基礎知識はもちろん、開発の現場で必要とされる技術も演習を通して身につけられます。解説も丁寧なので、挫折せず楽しく学習を続けられるでしょう。
- JavaScriptの文法や変数、条件分岐などの基礎
- スライドショー、プルダウンメニューなどの実装方法
- jQueryやWeb APIなどの応用
この本で勉強するときは、JavaScriptを使ってWebサイトにカルーセルパネルやアコーディオンメニューを実装することを目標にするとよいでしょう。アプリ開発をやりたい人はメモアプリや電卓アプリ、タイマーアプリなどの簡単な機能で構築されたアプリを作ってみるのもおすすめです。
これらの機能を実装するための技術は、本を読んだだけでは身につきません。様々なWeb上の情報や教材を駆使して学習し、あくまで本は参考書として使うのがポイントです。
PHP:よくわかるPHPの教科書【PHP7対応版】
PHPを勉強するなら、こちらの本がおすすめです。プログラミングを初めて勉強する人でもわかるような言葉選びをしているので、挫折が不安な人でも安心して勉強できます。実践に近い形でプログラムを組める構成になっているので、初心者でも学習しやすいでしょう。
- PHPの文法やデータベースの基本
- メモの管理ができるWebアプリの作り方
- Webアプリに搭載する会員登録、ログイン機能の作り方
この本で勉強するときは、お問い合わせ機能やログイン機能の実装を目標にするとよいでしょう。本を読み進めていけばこれらの機能の作り方がわかります。
本を読み終えた後は、PHPに関してどんどん知識を吸収して、ポートフォリオ(実績・作品集)を充実させるように行動していきましょう。
業務を自動化・効率化したい:Python
Pythonを勉強するなら、こちらの本がおすすめです。Pythonを使用すれば、データ収集や分析などの業務を自動化・効率化することができます。
可愛らしいイラストによる対話形式で話が進んでいくので、パソコンが苦手な人でも抵抗を感じずに学習できます。プログラムの基礎のほか、アプリ開発やAI開発の実践など、Pythonを使用する技術を体験して学ぶことができるでしょう。
- Pythonの基礎知識
- アプリの作り方
- 人工知能の作り方
この本で勉強するときは、Pythonに書き方に慣れることを最初の目標にするとよいでしょう。ただし、あくまで「プログラミングを体験する」というテーマで書かれているので、実践的な技術を身につけられるわけではありません。そのため実践的な技術を身につけたい人は、データ分析やスクレイピングができるようになることを目指しましょう。
スクレイピングとは
Webサイトからデータを自動的に抽出・収集する技術のことです。Webページからテキストや画像、音声、動画などの情報を自動で取得し、分析などに活用することができます。
この本はシリーズが展開されているので、少し学習が進んできた人は「Python2年生 スクレイピングのしくみ 体験してわかる!会話でまなべる!」や「Python2年生 データ分析のしくみ 体験してわかる! 会話でまなべる!」などで勉強するのもおすすめです。
難しい概念に触れてみたい:Java
Javaを勉強するなら、こちらの本がおすすめです。イラストが豊富に使用されているので、視覚的にも理解しやすい内容となっています。オブジェクト指向のように、理解が難しい内容でも学習しやすいでしょう。
- Javaを使用する開発環境
- よくあるエラーの解決方法
- オブジェクト指向の書き方
この本で勉強するときは、オブジェクト指向を理解することを目標にするとよいでしょう。オブジェクト指向は難しい概念のため、理解して使えるようになっていれば次のステップが開けるはずです。
本で知識を吸収したら、学習サイトなどでアウトプットするのがおすすめです。実際に手を動かして、理解を深めるように意識しましょう。
Javaの勉強には以下のサイトがおすすめです。
ゲームを作りたい:C言語
C言語:最新版 12歳からはじめるゼロからのC言語ゲームプログラミング教室
C言語を勉強するなら、こちらの本がおすすめです。タイトル通り、小学生でも理解できる内容でありながらC言語を用いたゲーム開発の技術が学べます。可愛らしいキャラクターと一緒に勉強している感覚も得られるので、楽しく学習できるでしょう。
- RPGの作り方
- 恋愛シミュレーションゲームの作り方
- プラネタリウムの作り方
この本で勉強するときは、上記のゲームをどれかひとつ作り上げることを目標にするとよいでしょう。C言語を勉強するときはいきなり高度なゲームを作るのではなく、コマンドプロンプト上で動作する簡単なゲームを開発することから始めるのがおすすめです。この本を使って学習すれば、効率よく学習を進められるでしょう。
プログラミングを本で学習するときの効果的な3つの方法
プログラミングの勉強方法の中で、本は手軽に始められるので人気の方法のひとつです。しかし、本だけで学べるプログラミングスキルは、実務を行うのに十分とはいえません。
実務的なプログラミングスキルを身につけるためには、本をただ読むだけではなく、効果的な学習方法を意識する必要があります。
本を使ってプログラミングを勉強するなら、以下のように意識するとよいでしょう。
- 作りたいものと学習する言語を最初に決める
- 作りたいものを作れる本を選ぶ
- インプットとアウトプットを繰り返す
プログラミングの勉強方法をもっと詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考にしてください。
1.作りたいものと学習する言語を最初に決める
プログラミングを勉強を始める前に、「何を作りたいのか」を明確にしておきましょう。
例えば、以下のような目標があるとします。
- Webサイトを作りたい
- アプリを作りたい
- ゲームを作りたい
プログラミング言語は、それぞれできることや得意なことが異なります。Webサイトを作成したいならHTML/CSSやJavaScriptを、ゲームを開発するならJavaやC言語というように、作りたいものに合わせて学習する言語を決めましょう。
また、学習する言語を決めたら最初の目標を決めておくと、その後の方向性を決めやすくなります。
言語ごとの目標設定は以下の例を参考にしてください。
- HTML/CSSを勉強する時の目標:簡単なWebサイトの構築
- JavaScriptを勉強する時の目標:自作のプログラム開発
- PHPを勉強する時の目標:ログイン機能やお問い合わせ機能の実装
- Pythonを勉強する時の目標:データ収集を自動化する機能の実装
- Javaを勉強する時の目標:オブジェクト指向に沿ったコードでの処理の実行
- C言語を勉強する時の目標:コマンドライン上で動く簡単なゲームの開発
2.作りたいものを作れる本を選ぶ
学習する言語と目標を決めたら、使用する本を選びます。本の内容を確認して、作りたいものを作るための技術が身につく本を探すようにしましょう。
このときに意識する選び方は、以下の通りです。
- 勉強する言語に関係のある本を選ぶ
- 出版年ができるだけ新しい本を選ぶ
- 図解やイラストでわかりやすく解説されている本を選ぶ
- サンプルコードがある本を選ぶ
ただし、上記のように丁寧な解説のある本でも、本だけで技術を身につけるのは困難です。そのため、本以外にも様々な教材やサービスを使用して幅広く技術を身につけていくことが大切です。
3.インプットとアウトプットを繰り返す
本を使って知識を吸収(インプット)したら、その知識を使って自分なりにコードを書いて実装にチャレンジ(アウトプット)してみましょう。
アウトプットの際には何度もつまずくことになるかもしれませんが、つまずきを一つずつ解消していく過程で技術が身についていきます。
最初は本に書いてある内容を忠実にこなすだけでも十分です。ただしある程度学習が進んできたら、どんどんレベルの高い実装にも挑戦していきましょう。ひとつの本だけを繰り返し読み込むのではなく、少しずつステップアップしていくことが大切です。
まとめ:プログラミングを本で勉強するなら、作りたいものを先に決めよう
プログラミングの入門におすすめなのは、以下の3冊です。
- プログラミング入門講座――基本と思考法と重要事項がきちんと学べる授業
- 知識ゼロからのプログラミング学習術 独学で身につけるための9つの学習ステップ
- 改訂3版 これからはじめるプログラミング 基礎の基礎
プログラミングの基礎を身につけたら、作りたいものに合わせて勉強する言語を決めましょう。
- HTML/CSS:1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座
- JavaScript:確かな力が身につくJavaScript「超」入門 第2版
- PHP:よくわかるPHPの教科書【PHP7対応版】
- Python:Python1年生 第2版 体験してわかる!会話でまなべる!プログラミングのしくみ
- Java:スッキリわかるJava入門 第3版 (スッキリわかる入門シリーズ)
- C言語:最新版 12歳からはじめるゼロからのC言語ゲームプログラミング教室
本を使って知識を取り入れながら、アウトプットを意識して効率よく学習を進めていきましょう!
プログラミング学習でこのような経験はありませんか?
- 目標に向けて何を学べば良いかわからない
- 調べても解決策が見つからない
- 現場レベルのスキルが身につくのか不安
これらの悩みは、学習環境を整えることで全て解決することができます。
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