インターネットの普及と技術の進化に伴い、パソコンでできる仕事の種類は増えています。この社会的な変化が、柔軟な働き方を求める人にとって追い風となっています。
たとえば人間関係のストレスから解放されたいと願う人には完全在宅で働ける機会を、育児や介護に追われ、外へ働きに出られない人にはスキマ時間を利用して稼ぐ機会を与えてくれるのです。
しかし、パソコンで働ける仕事にはどんな種類があるのか、よくわからない場合もあるのではないでしょうか?そこでこの記事では、パソコンでできる仕事を8種類紹介します。
それぞれの仕事の業務内容や稼ぎやすさ、AIが発達するなかでの将来性をまとめていますので、ぜひ仕事選びの参考にしてみてくださいね。
- パソコンでできる仕事にはどのような種類があるか知りたい人
- パソコンでできる仕事を選ぶメリット・デメリットを知りたい人
- パソコンでできる仕事の始め方を知りたい人
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目次
【必読】パソコンでできる仕事を探す前に知っておいて欲しいこと
「パソコンでできる仕事」を探す前に知っておいてほしいことを2点お伝えします。
フリーランスや副業という働き方を柔軟に検討する
パソコンでできる仕事を本業にすれば、在宅勤務を実現できる可能性があります。
ただしそのためには、企業に雇われず個人事業主として働く、“フリーランス” というワークスタイルを検討する必要があるかもしれません。
企業に雇われる場合、働き方を自分でコントロールできない傾向にあるため、完全在宅の環境を手に入れるのは困難だからです。運良くリモートワークができる職種に就けても、組織改変やワークスタイルの見直しが発生すれば、在宅勤務の環境はたやすく崩れます。
一方、フリーランスは企業に属さず、個人で仕事を請け負う働き方です。納期までに成果物を納品できるなら、働き方は自分の裁量で決めて問題ありません。そのため在宅勤務を実現しやすいのです。
ただしフリーランスで働くデメリットもあります。案件を獲得できなければ収入が得られないため、安定した働き方とはいえないのです。よって安易にフリーランスの世界へ足を踏み入れることはおすすめできません。
まずは今の仕事を続けながら、副業としてパソコンでできる仕事をスタートさせてみるのが安全策です。副業を通じて、自分の適正を探ったり稼ぐ力を磨いたりしながら、フリーランスへの転向を検討していくとよいでしょう。
怪しい儲け話やインフルエンサーの情報発信に注意する
パソコンでできる仕事に取り組むうえで、SNSは案件獲得や実績公開の便利なツールとして活用できます。同時に、SNSを介して「怪しい儲け話」の誘いを受ける機会も多くなるため、注意が必要です。
以下は消費者庁によって発信されている、怪しい儲け話に関するPDF資料です。
「消費者庁|友達から怪しいもうけ話を持ちかけられたら要注意!」
このように、公的機関が注意喚起するほどの社会問題になっています。
怪しい儲け話の特徴として「楽して稼げる」「簡単な作業で月収100万円」など、人間の欲望にうまく付け込むようなうたい文句が多用されることがあります。しかしこうした儲け話の多くは、詐欺的な要素を含んでいます。
参加してしまうと、金銭トラブルに発展したり犯罪に巻き込まれたりするため注意が必要です。
また副業やフリーランスの分野には、インフルエンサーが存在します。彼らはときに、再現性の低い極端な成功事例を発信しているため、内容を鵜吞み(うのみ)にするのは危険です。新たな仕事を始めればかんたんに稼げる、と誤認してしまう可能性があります。
いずれの仕事もすぐに安定して稼げるわけではありません。コツコツと実績を積みながらスキルを磨き上げる継続的な努力が求められるものです。インフルエンサーの話を盲信していると、いざ仕事を始めた際に現実とのギャップが強まり、挫折につながりやすくなります。
パソコンでの仕事にチャレンジする際には、怪しい儲け話やインフルエンサーの発信に惑わされないことが重要です。
パソコンでできる仕事8選
この章では、パソコンでできる仕事を8種類紹介します。
パソコンでできる仕事1.データ入力
データ入力は、紙媒体で保管されている資料やアンケート、音声データを顧客の指定するデジタル上の書式に入力する仕事です。パソコンが一台あればスキマ時間を利用して自宅で行えるため、副業にはぴったりです。
データ入力を行ううえで特別なスキルは求められませんが、基本的なコンピュータスキルは必要になるでしょう。
たとえばエクセルやスプレッドシートなど、オフィスソフトの操作に対する理解は不可欠です。また大量のデータを効率よく入力する必要があるため、スピーディーかつ正確なタイピング能力も重要です。よってオンラインのタイピング練習ツールを利用してスキルを磨くことが推奨されます。
また正確性が重要な仕事のため、精度向上のために工夫を重ねる点を楽しめる人や、同じ作業を続けても集中力が途切れづらい人に適しています。
稼ぎやすさ ★★☆☆☆
データ入力の稼ぎやすさは、5点満点中2点(低い)と評価します。データ入力報酬の仕事は相場が低く、あまり高収入を狙える仕事といえないためです。
報酬相場は1案件あたり数百円〜数千円、月収に換算すると1〜5万円程度です。
単発案件も多いため、1件仕事が終わるたびに次の顧客を探さなければならない場合もしばしば。参入しやすい反面、稼ぎづらい仕事といえます。データ入力を本業とするのは難しいかもしれません。
AIの発達に伴う将来性 ★☆☆☆☆
データ入力の仕事は、AIによって代替される可能性が高い分野のため、AIの発達に伴う将来性は5点満点中1点(非常に低い)と評価します。
AIはミスなく効率的に入力作業を実行できるため、人の手で行うよりも高いパフォーマンスを出せます。よってデータ入力の将来性は、かなり低いといわざるを得ません。
パソコンでできる仕事2.アンケートモニター
アンケートモニターとは、マクロミルやinfoQなどのアンケートサイトに登録して、アンケートやモニター案件を受注して稼ぐ方法です。
その場で回答するだけのWebアンケート案件、商品・サービスを利用してその感想をまとめるモニター案件、オンラインで開催される座談会やインタビューへの参加など、パソコンやスマホ一台でさまざまな案件に挑戦できます。
案件の報酬として付与されるポイントを利用して買い物をしたり、現金に交換して銀行口座へと振り込んでもらったりする仕組みです。スキマ時間にサクッと取り組める副業を探している方に向いています。
稼ぎやすさ ★☆☆☆☆
アンケートモニターの稼ぎやすさは5点満点中1点(非常に低い)と評価できます。スキル不要で気軽に取り組める仕事ですが、稼げる金額はお小遣い程度のためです。
マイナビニュースの調査によると簡単に取り組める「Webアンケート」の報酬は数円〜数十円、商品モニターは500〜2,000円程度といずれも低単価です。
一方座談会やインタビュー案件は報酬相場は6,000〜20,000円と高額ですが、競争率が高いため、応募すれば必ず請け負えるものではありません。
総じてアンケートモニターのみで、生計を立てられるほど稼ぐのは困難です。一方で、気軽にできる副業を探している場合にはおすすめできます。
AIの発達に伴う将来性 ★☆☆☆☆
アンケートモニターの仕事はAIの発達により今後減っていくと予測されるため、将来性は5点満点中1点(非常に低い)と評価できます。
AIのデータ収集・分析能力は高まっており、消費者の嗜好やトレンドの調査が自動化されるようになるためです。この状況を受けアンケートの需要が減少する可能性が高く、アンケートモニターの仕事の将来性は極めて低いといえます。
パソコンでできる仕事3.YouTube
YouTuberは、動画編集からYouTubeへの投稿作業までパソコン一台で完結できる仕事です。
投稿する動画の視聴回数や再生時間が一定のラインを超えると、広告収入を得られるようになります。チャンネル開設後、すぐに収入を得られるわけではありません。地道に動画を投稿し続けながら、視聴回数を一定の水準まで伸ばした先でようやく収入に結びつきます。安定した収入が得られるまでは、副業として取り組むのが安全策です。
YouTuberとして稼ぐためには、企画力、撮影技術、動画編集技術、マーケティングなど多岐にわたる技能を磨く必要があります。
稼ぎやすさ ★★☆☆☆
YouTubeは将来性の高さは、5点満点中2点(低い)と評価します。
求人ボックスの調査によれば、2023年12月現在のYouTuberの平均年収は448万円です。数字だけを見れば、十分に生計を立てられる水準のように感じるかもしれません。しかし、YouTuberには極端な収入格差が存在します。一部のトップクリエイターが高収入を得ている一方で、多くのクリエイターはほとんど稼げていないのが実態です。
安定して稼ぐためのハードルが高い仕事のため、この記事ではYouTubeを稼ぎづらい仕事と評価しています。
AIの発達に伴う将来性 ★★★★☆
YouTubeの仕事の将来性の高さは、5点満点中4点(高い)と評価します。
AIが動画編集作業の一部を自動化する一方で、クリエイティブな仕事については、今後も人間が重要な役割を果たすと考えられるからです。
今後YouTubeに参入する場合には、上手にAIを活用しながら効率的に動画を作成する能力が求められるようになるでしょう。
パソコンでできる仕事4.アフィリエイト
アフィリエイトとは自身のブログ記事やSNSアカウントなどを介して、特定の商品やサービスを紹介する仕事です。記事作成が作業の大部分を占めるため、パソコン一台あれば取り組めます。
もし商品・サービスの購入に結びつけば、広告報酬を受け取れます。ただしYouTubeと同様、自身のブログやSNSアカウントを開設してすぐに収入を得られるわけではありません。収入に結びつくまでには数ヶ月かかるケースがほとんどです。
そのため副業からスタートして、収入を得る基盤を作っていくことが安全策といえます。フリーランスのアフィリエイターへの転向は、安定した収入が見込めるようになったあとで検討すべきです。
アフィリエイトの成功にはマーケティングやライティングに関するスキルを磨き続ける必要があるため、学習熱心な人が向いています。
稼ぎやすさ ★★☆☆☆
アフィリエイトで収入を得るハードルは非常に高いため、稼ぎやすさは5点満点中2点(低い)と評価します。労力をかけてコンテンツを作っても、うまくサービスの利用や商品購入に結びつけられなければ収入は0円だからです。
一方でたくさん商品が購入されれば、会社員ではなかなか得られないほどの高収入を実現できる可能性を秘めています。日本アフィリエイト協議会の調査によれば、50万円以上稼ぐ人がアフィリエイター全体の2%存在します。
高収入を得るためには、コンスタントな記事投稿と専門分野の継続学習など長期的な努力が不可欠です。忍耐強さに自信のある方向けの仕事であることは間違いありません。
AIの発達に伴う将来性 ★★★☆☆
現段階ではAIの進化がアフィリエイトにどのような影響を与えるか予測しづらいため、一旦将来性については5点満点中3点(普通)と評価しています。
現在、AIを駆使した記事作成がアフィリエイターの負担を軽減したり、コンテンツの品質向上に寄与したりし始めています。一方で、AIによって作成された記事の乱立により、競争環境が厳しくなっていくかもしれません。またAIの進化が検索エンジンの利用価値を低下させる可能性もあるため、長期的に見るとブログ記事への流入が減少する見込みもあります。
これからアフィリエイトに参入する場合には、AIの進化に伴う環境の変化に一層敏感になる必要があるかもしれません。
パソコンでできる仕事5.Webライティング
Webライティングとは、インターネット上のコンテンツに掲載する文章を執筆する仕事です。パソコンとネット環境があればいつでもどこでも仕事ができます。
Webライティングを行うには、伝えたい内容が読み手に正確に伝わる程度の文章力は必須です。一方で、作家のように独自性を発揮した文章を求められることはあまりありません。誰でも始めやすく、人気の副業の一つです。フリーランスのWebライターとしても活動できますが、本業にするためのハードルは高めです。
誰でも書けるようなジャンルの記事は単価が低く、いくら書いても本業として成り立つほどの収入を得られません。そのためフリーランスとして活動していくうえでは、専門性を発揮できる領域で記事を書く必要があります。
文章力と専門性の二軸を磨いていくバランス感覚が、フリーランスのWebライターには求められます。
AIの発達に伴う将来性 ★★★☆☆
Webライティングの収入事情については一長一短があるため、稼ぎやすさは5点満点中3点(普通)と評価します。
Webライターは、記事を納品すれば確実に報酬を得られる職業です。収入への結びつきやすさは、Webライティングを選ぶメリットといえます。一方で、Webライティングの報酬の低さはデメリットです。駆け出しのWebライターの請け負う案件ならば、報酬相場は1文字あたり0.3〜1円程度です。ブログ記事の平均的な文字数は5,000文字程度のため、文字単価1円なら5,000円、0.3円なら1,500円しか稼げません。月に記事を10本書いても、生計を立てるには程遠いことがわかります。
前述の通り専門性の高い分野で記事が書けると、顕著に文字単価が高まる傾向にあります。なかには一記事あたり2万円以上稼ぐWebライターもいます。フリーランスとして活動を安定させるためには、専門性の発揮できる分野を複数持つことが重要です。
稼ぎやすさ ★★★☆☆
Webライターの将来性は、AIの影響と市場の動向を考慮して5点満点中3点(普通)と評価します。
生成AIを活用した文章作成が広く活用されるようになってきています。これまでライターへ外注していた記事作成の依頼を、AIでカバーしようと試みる企業・個人も徐々に現れ始めています。よって案件の総数が減少し、Webライティングの参入障壁が高まるかもしれません。
しかし、現段階ではAIによって書かれた記事の品質は低く、人間による修正の余地を多く残しています。また、書かれている情報の正しさについても人間が検証していかなければなりません。誤った情報の記事を公開することには、大きなリスクがあるためです。
よってAIの作成した文章のチェック・修正には、Webライティングの特性を理解したライターの存在が欠かせません。こうした事情を踏まえると、高いライティングスキルを持つWebライターの需要はなくならないと予測できます。
パソコンでできる仕事6.Webデザイン
Webデザインとはクライアントから依頼を受けてWebサイトやオンライン広告、バナーなどをデザインする仕事です。パソコンにデザインツールをインストールしていれば、場所を選ばずどこでも作業ができます。
Webデザイナーにキャリアチェンジするうえで特別な資格は必要ありません。デザインの基本原則とIllustratorやPhotoshopなどのデザインツールの使用技術を身につければ、仕事を始められます。
バナーデザインはWebデザインの中でも取り組みやすい仕事のため、副業として請け負う仕事としておすすめです。ただしWebデザインを本業にするうえでは、バナーデザインのみでは生計を立てられません。WebサイトやLP(ランディングページ)デザインなど、単価の高い仕事を請け負っていくことが必要です。
ここまで読みWebデザインに興味を持った方は以下の記事もご覧ください。
この記事をお読みいただけると、Webデザインの副業事情や仕事内容について知ることができます。
稼ぎやすさ ★★★★☆
Webデザインの稼ぎやすさは、5点満点中4点(高い)と評価できます。
成果物となるデザインを納品できれば確実に報酬を得られるため、収入に結びつきやすい仕事です。ただしスキルの幅や熟練度によって、請け負える案件の単価に開きがある側面を持ちます。
初心者でも請け負いやすいバナー案件は、1件あたり1,000〜3,000円程度と単価が低めです。一方でWebサイトのデザインならば50,000〜100,000円で請け負えます。またコーディングを習得しているのであれば、サイト制作を一貫して請け負うことで、1件あたり300,000円以上の高単価案件も受注できる可能性を持ちます。
Webデザインについては、スキルを磨きあげればフリーランスとして活動できるだけの収入が得やすい仕事といえます。
AIの発達に伴う将来性 ★★★★☆
Webデザイナーの将来性は、5点満点中星4(高い)と評価できます。
AIの活用によって仕事の一部を自動化できるものの、全体でみると人間の能力が不可欠になると考えられるからです。
生成AIに簡単なコーディングを代行させることはできます。ただしAIが生成するコードを最適な形へと修正するためには、コーディングへの理解が必須です。
また、最近ではベースとなるデザインの作成をAIに任せられるようになっています。しかし、顧客の求めるデザインへとカスタマイズするには、人間の持つクリエイティブ力が欠かせません。クリエイティブ力とは、発想力や問題解決力、表現力を総称した能力です。デザインを通じて、売上や集客UPなど、顧客の抱える課題を解決するために欠かせません。
今後、高度なコーディング技術や豊かなクリエイティブ力を兼ね備えたWebデザイナーの需要が高まると予測できます。
パソコンでできる仕事7.動画編集
動画編集の仕事は、編集ソフトをインストールしたパソコンがあれば作業を行えるため、在宅ワーク向きです。
副業で動画編集を行う場合には、単純作業メインの案件が適しています。トリミングやテロップ入れ、基本的なトランジションの挿入など基本的な編集のみで完結する案件ならば、時間的な制約を受けやすい副業でも問題ありません。
一方、本業にして生計を立てるとなると、単純な編集案件ばかり受注していては収入に不足が生じます。この場合は高度な技術を要する高単価案件を狙うことが不可欠です。
また動画編集は、技術の流行り廃りが激しい特徴を持ちます。よって安定して高単価な案件を請け負うためには、「ここまでの編集技術を学べばOK」といったゴールはありません。作業の合間を縫って最新の編集技術を学び続けるといった、継続的な努力が常に求められます。
稼ぎやすさ ★★★☆☆
動画編集は常に需要の高い仕事ですが参入しているクリエイターが多く、価格競争の激しい分野です。そのため稼ぎやすさについては、5点満点中3点(普通)と評価します。
クラウドソーシングサイトに掲載されているYouTube動画の編集案件は、1本あたりの報酬相場は3,000〜5,000円ほど。凝った編集を要する案件でも10,000~15,000円程度稼げればよいほうです。副業ならばこれくらい稼げれば十分なのかもしれませんが、フリーランスとして活動するうえでは、生計を立てるのが難しい面があります。
一方で企業のPR動画の制作案件となると、1本あたり数十万円の報酬も珍しくありません。フリーランスとして活動するうえでは、こうした案件を積極的に狙っていく必要があります。
AIの発達に伴う将来性 ★★★★☆
動画編集の将来性は5点満点中星4(高い)と評価できます。
Webデザイン同様、AIの導入によって仕事の一部が自動化されるものの、作業全体でみると人間の能力が不可欠になると考えられるからです。
すでに制作現場では、AIツールの活用が進み動画編集の半自動化が進んでいます。テロップ挿入のように、単純ながらも手間のかかる作業を自動化できる状況です。この変化は、単純な編集案件ばかり請け負っていた動画編集者の淘汰(とうた)につながる可能性があります。
一方でAIの進化に伴い、動画編集者が専門的な編集作業に集中できるツールや環境が整ってきています。また企画段階から顧客と関わり、綿密な打ち合わせを通じて動画を作り上げるような案件では、今後も人間の力が欠かせません。
こうした状況を考慮すると、顧客の想いをうまく汲み取りつつ高い編集技術を駆使して作品に落とし込める動画編集者に、需要が集中すると予測できます。
パソコンでできる仕事8.プログラミング
プログラミングスキルを活かしたアプリやWebサイトの開発は、パソコンでできる仕事の代表格といえるかもしれません。
ただし、プログラミングの案件を請け負ううえではプログラミングスキルのみならずアルゴリズム、バージョン管理など幅広いスキルを身に付ける必要があります。
そのうえで、ポートフォリオを営業先に提示しなければ案件を獲得できません。ポートフォリオとは、自身の持つ技術力を端的に伝えるためのオリジナルアプリやWebサイトを指します。中には独学で必要なスキルを身につけ、ポートフォリオを作成する人もいますが、どのように進めて良いかわからず挫折してしまうケースがほとんどです。
その点、プログラミングスクールに通えば体系的にプログラミングを学べるうえに、ポートフォリオの作成支援も受けられます。効率的にプログラミングの仕事をスタートさせるためには、スクールへの通学を検討するとよいかもしれません。
プログラミングに興味を持った場合は以下の記事を併せてご覧ください。
この記事を読めば、副業でプログラミングを行う場合の仕事内容や学び方について詳しく理解できます。
稼ぎやすさ★★★☆☆
プログラミングの稼ぎやすさについては一長一短あるため、5点満点中3点(普通)と評価します。
レバテックエージェントの調査によれば、フリーランスプログラマーの30代の平均年収は558万円と安定しています。よってプログラミングは稼ぎやすそうに感じるかもしれません。しかし、経験年数やスキルセットによって事情は大きく変わります。
特に未経験からプログラミングの仕事を始める場合、相当の苦戦が予想されます。プログラミングスキルは専門性が高いため個人で習得するのが難しく、個人で仕事を請け負える水準のスキルを身につけるためには、相当の時間と努力が必要だからです。
実際には、一度IT企業へと就職して実務経験を積んでから、独立を目指す方が安全かもしれません。
それでも未経験から個人でプログラミングの仕事を始めたいと考える場合には、フリーランス養成専門のプログラミングスクールへの通学がおすすめです。プログラミングの基礎力を養いつつ、講師とともに独立に向けた戦略を立てられます。
こちらの記事ではフリーランスを目指せるプログラミングスクールを紹介しています。
スクールへの受講を検討する場合には合わせてご覧ください。
AIの発達に伴う将来性★★★★☆
プログラミングの将来性は5点満点中星4点(高い)と評価できます。
AIを活用したシステム開発に携わるエンジニア・プログラマーの需要が着実に増加しているためです。同時に、AI分野以外で活動するエンジニア・プログラマーにも環境の変化は確実に訪れています。
たとえば単純なコーディング作業は生成AIによって自動化されつつあります。これを受け、専門性の低いエンジニア・プログラマーの仕事は減少するかもしれません。一方で、複雑なシステムの設計やデバッグ作業などにおいては、今後も人間の能力が不可欠になると予測できます。
今後、プログラミングの分野に副業やフリーランスとして参入するのならば、生成AIを活用しつつ効率的に作業を進めながらスキルを磨く時間を持つことで、自身の市場価値を高めることが重要です。
パソコンでできる仕事を選ぶ4つのデメリット
パソコンでできる仕事を選ぶデメリットを4つ紹介します。
納期に追われやすい
パソコンでできる仕事の多くは、制作物を顧客に納品して報酬を得るスタイルです。こうした仕事の特徴として「納期が設定されていること」があります。納期を守れない場合、顧客の信用を落とすリスクがあるため、在宅ワーカーはしばしば納期に追われ、ストレスを抱えがちです。しかし、場合によっては受注当初に顧客と納期を調整できる場合があります。ここで余裕を持ったスケジュールに調整できれば、納期に追われづらくなります。
この場合、自身の作業ペースに着目するだけでなく、他の案件のスケジュールとの兼ね合いやプライベートな予定を総合的に考慮したうえで納期を判断することが重要です。よってパソコンでできる仕事を行ううえでは、時間管理能力が求められます。
プライベートと仕事の切り分けが難しい
パソコンでできる仕事はいつでもどこでも取り組める反面、プライベートと仕事の境界があいまいになる傾向にあります。
作業時間がプライベートに侵食することで、知らず知らずのうちにストレスが蓄積してしまうことも。この問題を解決するためには、仕事とプライベートを意識的に区別するマイルールが必要です。
具体的には以下の通りです。
- 毎日、始業時間と就業時間を設定する
- 作業スペースと生活スペースを区別する
- 休日を設ける
簡単そうに見えるかもしれませんが、実行してみるとなかなか難しいものです。仕事が詰まっているときに、マイルールに従って自分の意思で休むのはなかなか勇気がいります。
とはいえ心身を良い状態に保ちながら働くことが最優先なのは間違いありません。プライベートと仕事の切り分けは自身のメンタル面のケアにつながり、長期的に仕事の生産性を高めるためにも不可欠です。
運動不足になり体の不調を招きやすい
パソコン作業による長時間の座りっぱなしは、身体の不調を招きやすくなります。長時間同じ姿勢を続けるため血流が滞り、目・肩・首・腰など身体のコリが起こりやすくなります。
健康を維持するためには、定期的に体を動かす工夫が必要です。たとえば1日のスケジュールにウォーキングを組み込んだり、30分ごとに立ち上がりストレッチをしたりすると効果的です。また仮眠の時間や家事の時間を途中に差し込み、目を休める時間を意識的に設ける必要もあるでしょう。
適度な運動と休息を取り入れることで、仕事の効率が上がります。作業計画のみならず健康管理のための計画を日々立てるとよいかもしれません。
パソコンでできる仕事を選ぶ3つのメリット
パソコンでできる仕事を選ぶメリットを3つ紹介します。
いつでもどこでも働ける
時間に制約をうけず働ける点は、パソコンでできる仕事を選ぶメリットです。
たとえば早朝から仕事を開始して、午後は自由に過ごす。あるいは昼まで眠って、深夜に集中して働く。など、自分の裁量で作業スケジュールを決められます。朝型人間も夜型人間も、自分の特性に合わせて働けるわけです。
また場所を選ばず働けるため、在宅勤務を実現できる点もメリットの一つです。このことは子育てや介護など、家庭の事情を抱える人に大きな恩恵をもたらします。
従来、外で働く場合には子育てや介護は他の家族に任せねばなりませんでした。しかし、在宅で働ければ家族と分担して家事を進めやすくなります。家族との関係性がもっと円満になるかもしれません。
つまりパソコンでできる仕事が、ワークライフバランスに貢献できる可能性を秘めているわけです。
一方で子育てや介護を理由に外で働くことを諦めていた家族が、スキマ時間にパソコンでできる仕事で稼ぐといったこともできます。物価高で生活が厳しい今だからこそ、多くの人に挑戦してもらいたいのが「パソコンでできる仕事」なのです。
人間関係のストレスが少ない
職場の人間関係に悩む社会人は多いものです。大手求人サービス「duda」が2022年に実施した調査によれば、転職理由ランキングのうち「職場の人間関係」をあげる人の数が7位にランクインしています。
一方で、パソコンでできる仕事の多くは作業の大半を一人で進められるため、対人ストレスが少ない傾向にあります。ときには顧客と接する必要もありますが、メールやチャットなどのテキストコミュニケーションで済む場合も多いものです。よって対面でのやりとりは限られます。
「できるだけ人との関わりは減らしたい」「職場の人間関係が面倒」という人には、パソコンでできる仕事が向いているかもしれません。
初期投資が少なくて済む
一般的に店舗やオフィスを開業する際には、初期投資が大きくなりがちです。店舗やオフィスを構えたり、商品を仕入れたりするには相応の資金が必要なため、金融機関から融資を受けるケースも珍しくありません。
しかし、パソコンでできる仕事は初期投資が少ない傾向にあります。開業に必要なパソコンや周辺機器の購入代金、ネットの設置費用などは、開業の費用としてみると大きくはありません。仕事の種類によっては専門的なソフトウェアやツールの購入が必要な場合もありますが、これらの費用も大きな負担にはなりにくいでしょう。
借金をする必要がほとんどなく少ない資金で始められる「パソコンでできる仕事」は、比較的参入しやすい仕事です。
パソコンでできる仕事を探す方法4選
パソコンでできる仕事を探す方法を4種類紹介します。
クラウドソーシングサイトで探す
クラウドソーシングサイトは、仕事を探す人と仕事を依頼したい人を繋ぐマッチングサービスです。案件探しや依頼主とのやりとり、報酬の受け取りまで全てサイト上で完結します。
クラウドソーシングで仕事を探すメリットは、実績が少ないうちでも挑戦できる案件を見つけやすい点です。初心者向けのものから専門スキルが必要なものまでさまざまなレベルの案件がそろっています。
デメリットは、社会全体で見た相場に比べて報酬の低い案件が多く、大きく稼ぎづらい点です。なかには高単価な案件もありますが、求められるスキルが高度であったり、人気のため競争が激しかったりします。
よって初心者の状態で条件の良い案件を請け負うのは困難です。報酬にこだわらず、まず案件を受注して実績を積みたいと考える場合には、クラウドソーシングサイトが適しているかもしれません。
代表的なクラウドソーシングサイトの一例
クラウドワークス:日本最大級のクラウドソーシングサイト。ライティングやWebデザインなど幅広いジャンルの仕事を取り扱っている。
ランサーズ:クラウドワークスに並ぶ、クラウドソーシングサイトの大手。クラウドワークスと同様に、多様なジャンルの案件を請け負える。クラウドワークスとランサーズでは、紹介されている案件は異なるため、両方登録しておくのがおすすめ。
サグーワークス:ライティング系の案件紹介に特化したクラウドソーシングサイト。
スキルマーケットで自分のスキルを売る
スキルマーケットは、自分のスキルを商品のように出品できるオンラインサービスです。
自分のスキルを購入してもらえるように、サービス内容を考えたりPR文を書いたりと登録には若干手間がかかるところもあります。しかし、一度登録を完了させれば継続的に案件を受注できる窓口として機能するため、利用を検討してみるとよいかもしれません。
スキルマーケットは仕事を請け負いたい人と仕事を頼みたい人のマッチングの場という側面を持つため、クラウドソーシングサイトと似ているところがあります。しかし、仕事を請け負う側主導で業務の内容や範囲、報酬を自由に決められる点は、スキルマーケット独自の強みです。
ただし報酬額を決められるといっても同業者のライバルが多いため、低価格を打ち出していかなければ契約に結びつきにくく、価格競争に巻き込まれやすい面があります。
代表的なスキルマーケットサイトの一例
ココナラ:日本最大級のスキルマーケット。高い知名度を誇り、仕事を頼みたい人が多く集まるため、まずは登録しておきたいサービス。サービス販売時に売り上げに対して22%の手数料を支払う必要がある。
スキルパッケージ:ランサーズが運営するスキルマーケット。販売時手数料は16.5%と安めに設定されている。しかし、知名度が低いため集客力ではココナラに一歩譲る。
ASPでアフィリエイト案件を探す
「ASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)」は、アフィリエイター向けの案件紹介サービスです。
アフィリエイターはASPに掲載されている案件の中から紹介したいサービス・商品を選択し、ブログやSNSでPRします。一口にASPと言ってもさまざまな種類があり、扱う商品・サービスの種類において異なる特徴を持ちます。そのため複数のASPに登録しておくことがおすすめです。
代表的なASPの一例
A8.net(エーハチドットネット):国内最大級のASP。ジャンルを問わず豊富なアフィリエイト案件が登録されており、初心者のうちから登録しておきたいサイトの一つ。
もしもアフィリエイト:英会話やプログラミングスクールなど教育系ジャンルに強いASP。
afb:美容や健康など女性向けジャンルの案件が豊富なASP。
直営業で積極的に案件を獲得する
直接、企業や個人に営業をかけて案件を得る方法は、ハードルが高く感じるかもしれません。しかし、そのメリットは計り知れないものがあります。
クラウドソーシングサイトやスキルマーケットのように、売り上げに対する手数料を支払う必要がありません。同時にこうしたサービスサイト内には、独自の報酬相場が存在します。サイト内の報酬相場については、業界の相場から考えれば適正な対価と言いがたい場合もしばしばです。
一方で直営業ならば交渉次第では、適正な報酬で案件を請け負える可能性を秘めています。
パソコンを使った直営業の方法にはダイレクトメールやSNSの活用などの手法があります。SNSは経営者や管理職クラスの人と繋がりを作りやすい媒体です。交流を深めているうちに、案件の獲得につながることも珍しくありません。
パソコンでできる仕事を本業にするつもりならば、クラウドソーシングサイトやスキルマーケットのみならず、直営業で案件を獲得する道を模索すべきです。
まとめ:パソコンでできる仕事を選べばワークライフバランスを取れる
この記事ではパソコンでできる仕事を紹介しました。それぞれの仕事の特徴を以下にまとめます。
仕事の種類 | 特徴 |
データ入力 | 紙媒体で保管されている資料やアンケート、音声データを顧客の指定するデジタル上の書式に入力する仕事 |
アンケートモニター | アンケートサイトに登録し、アンケートやモニター案件を受注して稼ぐ方法 |
YouTube | YouTubeへ投稿した動画コンテンツから広告収入を得る仕事 |
アフィリエイト | ブログ記事やSNSアカウントなどを介して、特定の商品やサービスを紹介する仕事 |
Webライティング | インターネット上のコンテンツに掲載する文章を執筆する仕事 |
Webデザイン | Webサイトやオンライン広告、バナーなどをデザインする仕事 |
動画編集 | YouTubeや企業のPR用の動画などを編集する仕事 |
プログラミング | アプリやWebサイトの開発などを行う仕事 |
パソコンでできる仕事を選べば、わずらわしい人間関係のストレスから解放されたり、家族との時間を増やしたりできます。また子育てや介護を理由に外へ働きに行くことを諦めていた人には、副業として在宅で働くチャンスをもたらしてくれます。総じてワークライフバランスを取るうえで、非常に有効です。
一方でパソコンでできる仕事を本業にするならば、フリーランスという企業に雇われない働き方を検討しなければならないかもしれません。
フリーランスは働き方を自分で決められるものの、収入面が不安定になりやすいワークスタイルです。フリーランス転向は人生の大きな決断になりますので、メリットとデメリットを考慮したうえでじっくり検討してみてくださいね。
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