「学歴もなく、スキルもない。自分の市場価値が低い」
そんな自己効力感の低さを抱えた25歳が、プログラミングを学んでフリーランスになった。今では会社員時代の倍以上を安定して稼ぎ、多い月には100万を超えることもある。でも本当に手にしたのは、数字ではなく「自分で選ぶ自由」だった。
スキルがなければ、人生の選択肢がない
──プログラミング学習を始める前、どんな状況でしたか?
25歳で、会社を2社経験したあとに「エンジニアになりたい」と思って、勉強時間を確保するために時短勤務で働けるところに転職した時期でした。
──当時、自己効力感が低かったとのことですが、どんな気持ちでしたか?
学歴もスキルもないので、「自分って市場価値が低いな」という意識がずっとあって。転職しようにも、応募できる先が限られていたし、やりたいこともはっきりしていなかった。
でも根っこには、「誰かに依存しないと生きていけない状況って、怖い」という危機感があったんです。それで、とにかく何か武器を手にしなきゃって、焦りを感じていました。
深夜の勉強部屋に「居場所」があった
──学んでいる中で、印象に残っているエピソードはありますか?
コミュニティに毎晩入り浸っていたことです。仕事が終わると、とりあえずDiscordの勉強会部屋に入って。カメラはオフでいいので、お風呂上がりのすっぴんのまま(笑)
気づけばいつも同じメンバーがいて、深夜まで一緒に作業して。自然と "深夜部" と呼んでたくらいです。
──そこまでコミュニティに通い続けたのは、なぜですか?
正直、自分が怠惰な人間だとわかっていたので、「一人じゃ絶対続かない」と思っていたんですよ。誰かがいる場所に自分を縛り付ける仕組みが必要だったんです。
勉強会で講師や先輩に学習の進め方を教えてもらって、その通りに素直に動いていたら、気づいたら先輩から「一緒に案件やってみる?」と声をかけてもらえて。それが初めての有償案件になりました。
「点と点がつながる」瞬間が来た
──学んでいく中で、考え方が変わった瞬間はありましたか?
元々文系で、英数字にアレルギーがありそうな自分でも、毎日時間をかけて触っていたら慣れてくるんだって気づいたんです。「やればできる」という驚きがありました。
──その経験は、今にも活きていますか?
わからないながらも踏ん張って続けていると、ある時これまで学んだことの「点と点がつながって線になる」瞬間が来るんですよね。それを一度体感してからは、「今理解できていないこと」への恐怖心がなくなりました。
別の何かを学ぶときも、「続ければ絶対わかる」と思えるようになって。これは一番大きな変化だったかもしれないです。
「仕事を選べる」という感覚が、人生を変えた
──今はどんな働き方をされていますか?
フリーランスになって、会社員時代の倍以上は安定して稼げていますし、月によっては100万を超えることもあります。
フルリモートで、場所も時間も自分で決められる。リモートだから1週間島暮らしをしながら仕事をしてみたり、ずっと夢だった豪華客船の旅に行けたり。そういう「選べる」が積み重なって、人生が豊かになった感覚があります。
──以前の「自己効力感が低かった自分」と比べて、一番変わったと感じることはなんですか?
自己効力感が爆上がりした、という言葉が一番ぴったりです(笑)
以前は「自分にできるかわからない」でブレーキがかかっていたんですが、今は「やりたいなら、とりあえずやってみよう」と思えるようになりました。仕事内容も、働く場所も、一緒に関わる人も、自分で選べることが増えた。
時代の流れが早いので、AIをうまく使いながら、必要とされることをキャッチアップして自分をアップデートし続けていきたいです。