毎朝9時から夜8時、ときには夜10時まで働く日々。人材営業として数字を追い続けながら、ある日気がつくと「このまま生きたくない」という感情が膨らんでいた。
そんな状態から抜け出すために選んだのが、プログラミング学習という一歩だった。卒業してから4か月、IT業界への転職を果たし、副業ではキャリア支援の仕事も始めた。「残業で勉強する時間がない、疲れて勉強できない」と思っていた自分が、どう変わっていったのか。
信念を曲げ続けた、人材営業の日々
──当時はどんな仕事をされていたんですか?
人材業界の営業として働いていました。朝は9時から10時のあいだに出勤して、夜は20時、遅い日だと22時くらいまで職場にいる感じです。休日は夫や友人と遊びに行けていたので、それだけが楽しみでしたね。
──仕事自体はやりたいことだったと聞きました。それでもつらくなってしまったのはどんなときでしたか?
仕事で求められる数字に、だんだん納得できなくなってしまって。やりたいことのはずだったのに、自分の信念を捻じ曲げながら働いていると、視野がどんどん狭くなっていくんですよね。自分への自信もなくなって、毎日の電車通勤がしんどくなっていきました。
「このまま生きたくない」という気持ちが強まっていくのに、どうすればいいか分からない、という状態でした。
──出口が見えない感じがしていたんですね。プログラミングを始めようと思ったときは、不安はなかったですか?
「残業で勉強する時間がない、疲れて勉強できない」とずっと思っていました。それに、「今の仕事はずっとできない、でも未経験業界に飛び込むのは難しいだろうな」という気持ちも正直ありました。
「変わりたいならやったらいい」の一言で動き出した
──それでも踏み出せたのは、何かきっかけがあったんですか?
副業としてプログラミングを始めることで、収入の柱を増やしたいと思っていたんです。本業への依存を減らして、ストレスをなくしたいという気持ちがあって。それをメンターの方に話したら「変わりたいならやったらいい」って背中を押していただいたのが、動き出したきっかけでした。
──学習中に印象に残っていることはありますか?
毎日できる限り早く帰ってコードに向き合っていたことが、一番印象に残っています。新しいことに挑戦できている、その感覚が楽しくて、毎週の授業が本当にモチベーションになっていました。
初めてのプログラミングだったので、卒業制作まで本当にたどり着けるのか不安に思うこともあったんですけど、チームのみんなで協力しながら進めることができて。一人じゃないから頑張れる、という気持ちが大きかったです。
──先ほど「残業で勉強する時間がない、疲れて勉強できない」という言葉が自分を止めていたとおっしゃっていましたが、その気持ちは学んでいく中で変わりましたか?
クラスのみなさんも、働きながら勉強されている方ばかりで。「変わろうとしている」という点では全員同じだったんです。それを見ていて、当初思っていた「時間がない」は言い訳だったな、と感じました。
IT業界に転職。やりたいことが増えた日々
──卒業後はどんな変化がありましたか?
卒業して4か月で、IT業界に転職できました。転職活動のときもtomap(ZeroPlusの運営元)の皆さんがたくさん相談に乗ってくださって、諦めずに動き続けることができて、今は納得した仕事ができています。
勤務時間も減ったので、副業では前職の経験を生かしたキャリア支援もできています。自分の理想の働き方に、少しずつ近づいてきているのを感じています。
──仕事以外での変化はいかがですか?
精神的なストレスが減ったことで、チャレンジする機会がすごく増えました。知り合いの方のWebサイトを作成したり、IT系の資格の勉強を始めたり、旅行を計画して色んな国や都道府県に行ったり。やりたいことがたくさんできるようになりました。
──これから挑戦したいことはありますか?
今の会社で経験を積んで、ITエンジニア・コンサルタントとして活躍していきたいです。収入の柱をさらに増やすためにも副業にも力を入れて、多くの方のキャリア支援をしながら、自分らしい働き方を実現していきたいと思っています。