仕事に追われ、土日は家から出ずに寝て過ごすことが多かった30代。「このまま会社のことだけをやっていていいのか」という漠然とした不安を抱えながらも、なかなか最初の一歩が踏み出せずにいた。
プログラミング学習の中で出会ったのは、チームメンバーと夜中や早朝に向き合う時間だった。作業の難しさより、価値観の共有の難しさ。その経験が、「忙しい」という思い込みを少しずつ崩していった。
仕事に追われた30代の日々
──プログラミングを始めた当時の生活は、どんな感じでしたか?
ベンチャー企業に転職して3年が経つ頃だったんですが、本当に仕事しか頭になかったです。土日も最低限の外出しかしなくて、家にこもって寝ているような日が多くて。
──それでも「何か変えたい」という気持ちは、どこかにあったんでしょうか?
そうですね。30代に入ったタイミングで、このままでいいのかなってすごく思いはじめました。「会社のことだけやっていていいのか」という漠然とした不安が大きくて。この働き方しかできない自分のままでいいのかと、今後のことを考えるほど焦りがありました。
──そんな中で、踏み出しにくい部分はどこでしたか?
パソコンが元々苦手で、正直今もあまり得意ではなくて(笑)。でもそれ以上に、仕事で思うような成果が出せていないのに、他のことを学んでいいのかって思っていたんです。その時間を仕事にぶつけないといけないんじゃないか、って。なかなか自分に許可が出せない感じでした。
チーム制作での苦労
──実際に学びはじめて、特に印象に残っていることはありますか?
チーム制作で、夜中や早朝に作業したことがとても記憶に残っています。仕事をしながらだったので、みんなの都合を合わせるのがすごく大変でした。
──スケジュール調整が難しかった、ということですか?
そうなんです。作業の内容そのものが難しくてできない!というよりも、日程の調整や、お互いの価値観を共有することが一番大変でした。でも、今思うとそれがとても良い機会だったなと思っています。
──その経験を通して、何か気づいたことはありましたか?
忙しいって思い込んでいただけで、実は時間って作れるんだなって気づきました。やろうと思えばできるんだ、と。あとは、仕事を長くやっていると「こんなこと聞いていいのかな」って思って遠慮することが多くなるんですけど、わからないことはどんどん聞いていいんだと思えるようになりました。それはすごく大きな変化でした。
やろうと思えば意外とできる
──学んだことは、今の仕事に活かせていますか?
Web系の仕事は、現在はやっていないんですけど……。でも、もっとやれるな、時間を使えるな、と感じることが増えて、本業での成果にもつながっているんです。何か変わったのは確かで。
──スキルとは違う部分で、何か変わったと感じることはありますか?
色々なことに挑戦したいと思えるようになりました。仕事に対しても「もうちょっとできるんじゃないか」と思えたり、やろうと思えば意外とできるって、少し自信がついたんです。その感覚はすごく大きいです。
──これから、どんなことをやっていきたいですか?
今いる会社でできることの幅をもっと広げていきたいです。そのなかにWeb制作を入れられたら最高だと思っています。1つのことにとらわれず、なんでもやるつもりでいろんなことができるようにしていくのが目標です。