毎日決められた作業をこなして、家に帰る。その繰り返しの中で、「このままでいいのかな」という問いがじわじわと積もっていった。
Webデザインを学び始め、今では副業で月5万円程度の収入が生まれるようになった。仕事の選択肢が広がっただけでなく、「やったことがないから分からなかっただけ」という気づきが、新しいことへの向き合い方を変えた。
決められた作業の繰り返し。「このままでいいのかな」という問い
──当時はどんな仕事をされていましたか?
30歳で、製造や検品の仕事をしていました。平日は朝から夕方まで仕事をして、帰宅後は食事や家のことを済ませてから、PCを触ったりゲームをしたり、動物の散歩をしたりして過ごす毎日でした。
──そんな中で、何かモヤモヤすることはありましたか?
仕事の中で「このままずっと同じような仕事を続けていくのかな」と考えることがありました。
今の仕事が嫌だったというよりは「自分には他に何ができるんだろう」「何か新しいことを身につけた方がいいんじゃないか」という気持ちがあって。
毎日決められた作業をこなして家に帰るという生活を繰り返しているときほど、将来のことを考えてモヤモヤすることが多かったです。
──そのときの自分に、どんな言葉がありましたか?
「プログラミングなんてやったことないし、私にできるのかな」って思っていました。
もともとPCを触ることは好きだったので、PCを使ってできる仕事やスキルについて調べるようにはなっていたんですが、プログラミングとなると自信がなくて。
コードが思い通りに動いた瞬間、「できないんじゃなかった」と気づいた
──それでも一歩を踏み出せたのは、なぜでしたか?
好きなことを活かして仕事の選択肢を増やしたいという気持ちが大きかったです。「自分にできるのかな」という不安はありましたが、何もしないまま悩み続けるよりまずはやってみようと思いました。
調べていく中でWeb制作に興味を持ち、きちんとスキルとして身につけたいと思ったことが決め手になりました。
──学習の中で、特に印象に残っていることはありますか?
チームでWebサイトを制作したときに、JavaScriptを担当したことです。スクロールに合わせたアニメーションやスライダーなど、実際に動きをつける部分は何度も試しながら調整しました。
最初は思ったように動かなくて、どこを直せばいいのかも分からなくて苦労して。先生に相談しながら、分からないところを調べたり周りの人に聞いたりしながら、少しずつ進めていきました。
──最後まで完成させられたんですね。そのとき、どんな気分でしたか?
自分が書いたコードでWebサイトが思い通りに動いたときは、本当に嬉しかったです。最終的に発表までやり切れて、「最初は分からなくても、調べながら進めれば形にできるんだ」と実感できたのが、一番印象に残っています。
──あの頃「私にできるのかな」と思っていた気持ちは、変わりましたか?
「未経験だからできない」のではなく、「やったことがないから分からなかっただけなんだ」と思えるようになりました。分からないことがあっても、調べたり周りの人に聞いたりしながら一つずつ解決できるようになって、その積み重ねが自信になっていったと思います。
副業で月5万円。そして、海外で働くという目標
──今は、学んだスキルをどんな形で活かしていますか?
身につけたスキルを活かして、Web制作の依頼をいただけるようになりました。副業で月5万円程度の収入につながるようになっています。学習を始める前は、自分がWebサイトを作って収入を得ることは想像もしていなかったので、実際に自分のスキルが仕事につながったことは大きな変化だと感じています。
また、PCスキルを活かせる仕事にも挑戦するようになって、以前より仕事の選択肢が広がりました。
──日常の中で、「前と違うな」と感じる場面はありますか?
以前は、やったことがないことに対して「自分にできるかな」と不安になって、挑戦する前から諦めそうになることがありました。
今は、分からないことでもまず自分で調べて試してみて、それでも分からなければ人に聞くという行動が自然にできるようになりました。新しいことへの挑戦への抵抗が、以前より少なくなったと感じています。
──これから挑戦したいことはありますか?
Web制作のスキルをさらに伸ばして、安定して仕事を受けられるようになりたいです。将来的には、シンガポールやマレーシアを中心に、海外で生活しながら仕事ができるような働き方を目指しています。