大手企業で安定した立場にいながら、「このままでいいのか」という感覚が抜けなかった29歳のソーシャルプランナー。収入の柱を増やしたいと思い、何度か行動を起こすものの、そのたびに続かずにいた。それがプログラミング学習を通じて変わり始めたのは、年齢も住む場所も違う仲間たちと、ひとつの成果物をつくり上げた経験からだった。卒業後は副業での案件受注や転職を実現し、今は海外展開のプロジェクトにも参画している。
安定した環境の中で積み重なった、変わりたいという気持ち
──当時の職場はどんな環境でしたか?
大手企業でソーシャルプランナーとマネジャーを兼務していたので、環境としては安定していたと思います。ただ、安定しているぶん、このままいても何も変わらないという感覚がずっとあって。収入も増やしたいし、できることも増やしたい、キャリアの選択肢も広げたいという気持ちが積み重なっていました。
──収入を増やしたいと思って、動き始めてはいたんですよね?
はい。いろいろ調べて、実際に手をつけてみたこともあるんですけど、なかなか続かなかったんです。最初だけ動いて、気がついたら止まっている、という繰り返しで。「また続かなかった」という感覚がどんどん積み上がっていった時期でした。
──そのとき、自分を縛っていたものって、今振り返るとどんなことだと思いますか?
今の環境に満足していないわけじゃないんですけど、変わりたいという気持ちがありながら、同じ場所にとどまっていたことだと思います。安定した環境にいると、わざわざリスクを取らなくてもいいかという気持ちになりやすいんですよね。あの頃の自分は、変えたい気持ちはあっても、その環境の外に出ることには踏み出せていなかったんだと思います。
チームだからできた、という感覚が考え方を変えた
──ZeroPlusでの4ヶ月、印象に残っていることはありますか?
年齢も住んでいる場所も全然違うメンバーが、同じ目標に向かって一緒に取り組んだことが、一番記憶に残っています。チームで支え合いながら、最終的にひとつの成果物を完成させることができて。「自分ひとりでは難しかったことが、チームだからできた」という感覚が、すごく強くありました。
──毎週の講義に向けて学習する習慣もついていったんですね。
そうなんです。毎週の講義があることで、日々学習するリズムが自然とできていきました。同じ目標を持って動いている仲間がいることで、切磋琢磨しながら進めている実感があって。「続かなかった」過去の自分とは違う感覚でした。
──考え方が変わったと感じた瞬間はありましたか?
チームで成果物を仕上げたとき、かなり変わった気がします。何事もチャレンジしてみることで、今まで見えていなかったものが見えてくるんだと実感したんです。ずっと同じ環境にいると、それが普通に見えてしまう。でも、あえて飛び込んでみると、新しい視点が生まれると感じました。
卒業後の変化と、これから
──ZeroPlus卒業後、実際にどんな変化がありましたか?
友人のWeb制作を手伝ったり、クラウドソーシングのサービスを使って案件を受注したりして、目標にしていた副収入の柱をつくることができました。本業でも、ソーシャルの領域だけでなく、Webまわりの知見を活かしてアドバイスできる場面が増えて。それをきっかけに転職もして、キャリアの方向性を広げる行動ができていると思います。
──スキルや収入以外で、自分自身が変わったと感じることはありますか?
安定に甘えないということが、自分の中でより大切なものになりました。新しいことに飛び込むことで、今まで見えていなかった景色があるということを、身をもって感じたので。どんな環境でも、勇気を持って踏み出すことの意味を、改めて実感できた4ヶ月でした。
──これからやっていきたいことを教えてください。
今は具体的に何かが決まっているわけではないんですけど、新しい事業へのチャレンジとか、自分がワクワクできることに全力で取り組める状態にしていきたいと思っています。今の会社がベンチャーで、海外展開も進めていて、そのプロジェクトにも参画しているので、まずは目の前のことにしっかり向き合いながら、次の可能性を探していこうと思っています。