2人目の産休中に「このままでいいのか」と思い始め、Web制作を学んだ医療事務員がいる。きっかけは子どもへの思いだったが、学んでいく中で変わったのは、スキルだけではなかった。人と関わることを避けてきた自分が、気づけば先輩に助けを求め、一緒に案件を考えるようになっていた。
午後は家にいてあげたい。在宅を探し始めたきっかけ
──2人目の産休中にWeb制作を始めたんですね。もともとどんな働き方をされていたんですか?
フルタイムのパートで医療事務員をしていました。産休前はずっとその仕事で、特に不満があったわけではなかったんですが、上の子が小学校に入るタイミングのことを考え始めたんです。小学校に入ったら、午後は家にいてあげられる母でいたい。そう思ったときに、今の働き方のままでは難しいなって気づいて。
──午後に在宅で働けるような仕事を探し始めたんですね。Web制作にはどうやって出会ったんですか?
インターネットやSNSでいろいろと調べていたときに、SNSで知り合った人がWeb制作のコーダーをしていたんです。デザインではなくコーディングができれば在宅で仕事ができると知って、これを学べるスクールを探し始めました。それで見つけたのがZeroPlus Gateでした。
──実際に入会するまでに、迷いはありましたか?
そうですね、スクールを見ていると自分より若い子が多くて。24歳で始めるのは遅かったのかなって、頭の中でそういう声が出てくることがありました。でも子どもが小学校に入る前に動き出さないといけないという気持ちのほうが強くて、えいって入会したんです。
学んでいく中で起きたこと
──実際に学び始めてみてどうでしたか?印象に残っている出来事はありますか?
一番記憶に残っているのは、JavaScriptがどうしても理解できなかったときのことです。先輩にトータル6時間くらいマンツーマンで教えてもらったんですが、そんなに時間をかけてもらえると思っていなかったので、本当にありがたくて。
それだけじゃなくて、実践制作の終盤でも。仲良くしてくれていた先輩が4人くらい、夜に集まってくれて最後の仕上げを手伝ってくれたんです。あのときの温かさはずっと覚えています。
──在学中から案件を取りに行こうとしていたとも聞きました!
はい、在学中に案件を獲得しようとしていて(笑)。クライアントとのやり取りの内容を先輩にそのまま相談して、一緒に考えてもらったこともありました。迷惑だったかもしれないんですが、それでも嫌な顔ひとつせず付き合ってもらえて。そういう人たちに囲まれた時間がとても大切なものになっています。
──学んでいく中で、自分の中で何か変わった瞬間はありましたか?
もともと人と関わるのが苦手で、避けてきたタイプだったんです。でもZeroPlusの先生も先輩も、関わってくれる人みんないい人で。思ったより自分から積極的に絡めるようになっていって、わからないことも先輩に助けを求めることができるようになっていきました。人との関わりへの苦手意識が、ここで変わっていったんだと思います。
今の働き方と、これから
──今はどんな働き方をされているんですか?
育休明けに医療事務の勤務を午前のみに切り替えて、午後は在宅で業務委託をしています。その他に稼働が自由な業務委託や単発案件なども入れると、月20〜25万くらいはWeb制作関係の仕事で稼げています。目標にしていた「午後は家にいる」が実現できていて、やってよかったなと思っています。
──スキルや収入の面以外で、自分自身が変わったと感じることはありますか?
外交的になったと思います。以前は人との繋がりや関わること自体が面倒に感じて、なるべく避けてきていたんですが、案件を得ていくには人と関わらないと何も生まれないって気づいてから、意識が変わりました。案件だけじゃなくて、日常でも人と関わることへの抵抗感が減ってきたと感じています。
──これからやってみたいことはありますか?
サイトを作るだけでなく、マーケティングやディレクターといった上流の仕事も目指していきたいです。まだ具体的にどのルートで進めるかは考えている途中なんですが、自分の関われる範囲を広げていきたいなと思っています。