エンジニアとしての経験はある。知識もある。でも、気づけば一人で立ち止まっていた。体調や家庭の事情でエンジニアの仕事を休んだあと、「フルスタックになりたい」という気持ちだけが残り、どこから手をつければいいのかが分からなかった。ZeroPlusでの学習の中で変わったのは、スキルよりも先に「一人でやらなくていい」という感覚だった。
エンジニアを休んでいた日々
── エンジニアとして開業されていたんですね。休業を決めたときは、どんな気持ちでしたか?
市役所を退職してから、個人事業主としてバックエンドエンジニアで開業していました。でも、家庭や体調の状況が重なって、しばらく仕事をお休みすることにしたんです。エンジニアのキャリアを諦めたくない気持ちはあるのに、次に何をしたらいいのか分からなくて。フルスタックになりたいとはずっと思っていたんですが、立ち止まっている状態が続いていました。
── その状態から、ZeroPlusへの入会を決めたきっかけは何だったんでしょう?
原さん(ZeroPlus Gate学習メンター)と話した時、自分の理想とのギャップを一つずつ整理してもらったんです。それが「あ、これなら前に進めるかもしれない」という感覚につながって。理想はあるのに動けない、そのモヤモヤを言語化してもらえた感じがして、入会を決めました。
卒業制作で経験した、自分が知らなかった役割
── 学んでいる中で、特に印象に残っている出来事はありますか?
卒業制作です。メンバーそれぞれ個性や考え方が違うので、それを調整していくのがこんなに大変だとは思っていませんでした。夜の打ち合わせでは苦労することもあって。でも、実装自体はスムーズに進められました。
── 苦労しながらも、うまくいった部分もあったんですね。
発表のときに、メンバーから「あなたがいたからデザインを妥協せずに済んだ」と言ってもらえたのが、すごく嬉しかったです。自分ではそんなに意識していなかったんですけど、チームの中でちゃんと役割があったんだなと気づきました。
「人との交流は不要」と思っていた自分
── 学ぶ中で、考え方が変わった瞬間はありましたか?
正直に言うと、最初は同じクラスの仲間との交流って必要ないと思っていたんです。知識さえあればいい、と。エンジニアを辞めたことも「逃げ」だと自分を責めていたし、あまり人と関わろうとしていませんでした。
── それが変わっていったんですね。
講師や仲間が温かく接してくれるうちに、少しずつ心を開くようになりました。同じ方向を目指している人たちが隣にいるって、こんなに支えになるんだと実感したんです。当時、休業を選んだのは家庭や体調を考えてのことで、必要な判断だったとも思えるようになって。誰かに相談できていたら違ったのかもしれない、という気持ちも出てきました。
ポートフォリオの準備と、少しずつ動き始めた毎日
── 今はどんな状況ですか?
Webサイト制作の案件を受注するために、ポートフォリオを準備しているところです。以前からやりたかったLINEスタンプ制作や、オンラインでの事務の仕事にも挑戦しています。2026年中にWebサイト制作の案件を受注するのが、今の目標です。
── 卒業後も変化はありましたか?
クラスの仲間と定期的に話すようになって、次に会うまでに少しでも前に進んでいたいって思うようになりました。困ったときに仲間や講師に相談できるようになって、一人で抱え込まずに進めることが増えました。これが一番大きな変化かもしれないです。
── これからどんなことに挑戦していきたいですか?
個人事業主として、まずは安定した収入を得られるようになりたいです。Web制作やバックエンドエンジニア、LINEスタンプなど、やりたいと思ったことを少しずつ形にしていきたくて。最終的には、自分の会社を立ち上げることが目標です。