フルタイムで働きながら4人目を出産した。キャリアも続けたい、でも家族のそばにもいたい。そんな両立の難しさを抱えながら、ある日「変えたいなら行動するしかない」と気持ちが動いた。プログラミングは自分には無縁だと思っていたのに、学ぶ中でコードを読む楽しさを感じ、やがて不安との向き合い方まで変わっていった。業務委託の仕事も少しずつ生まれ、理想の働き方への道を、まだ、歩いている。
「プログラミングは無縁」と思っていた日々
──フルタイムで働きながら4人目を出産されたんですね。当時はどんな状況でしたか?
はい。キャリアも仕事も頑張り続けたいという気持ちは強くあって。でも、もう少し家族の近くにいたいという思いも同時にあって、ずっとその狭間にいた感じです。働き方を変えたいという気持ちはずっとあったんですが、結局行動しないと何も変わらないですよね。変えたいなら変えられるように動くしかない、その気持ちが不安を上回ったとき、やっと動き出せたんだと思います。
──プログラミングを選んだのは、何か理由があったんでしょうか?
最初は「自分には絶対無縁なもの」だと思っていました。プログラミングって特別な人がやるもの、というイメージがありましたが、実際に触れてみたら、コードが読める楽しさとか、何か形になっていく楽しさをどんどん感じるようになって。数年前には興味を持つこともなかったのに、意外と自分が楽しいと思えることって、自分でも知らないものだなと思いました。
学んでみて起きたこと
──学んでいく中で、印象に残っているエピソードはありますか?
質問フォームを何度も活用したんですが、コードがわからなくなったり、そのうち自分が進む方向が合っているのかもわからなくなってきて。不安な気持ちをそのまま質問フォームで送ったことがあります。そうしたら、「自分を過小評価しないで」と先生が返してくれて。その言葉にとっても救われました。
──技術的な質問じゃなくて、気持ちの部分を送ったんですね。返信をもらったとき、どんな気持ちでしたか?
そのときは本当に、ちゃんと答えてもらえるんだって驚いたし、うれしかったです。コードのことを聞くよりそっちの質問のほうが多かったかもしれないくらい、不安になることが多かったので。でもその言葉があったから、続けられた部分は大きかったと思います。
──学んでいく中で、考え方が変わった部分もありましたか?
はい。年齢もバックグラウンドも違う、いろんな人と関わる中で、新しいことに挑戦するときの不安って、自分だけじゃないんだと気づいたんです。みんな同じように不安を抱えている。不安に思うことは当たり前のことで、その先になりたい自分の姿があるのかもしれないと思うと、不安をネガティブに感じすぎないようになりました。
理想に向かう道のなかで
──今は仕事の状況はどうですか?
まだまだ実績と言える実績はないんですが、業務委託の契約が2社、案件単位で連絡がくる会社が2社、何かあれば連絡するからと繋がってくれた会社が1社あります。コンスタントな案件にはなっていないので、引き続き営業や学習は続けていきたいと思っています。
全然思うような未来になれなくてつらく感じることもあります。でも、理想の働き方を叶えるために行動することが、結果として自分の人生の刺激になっているんです。
──いいですね。今後の展望を教えてください。
まずは目の前にある、今の自分にできることをひとつずつやっていきたいと思っています。不安は消えないし、理想の働き方がかなえられる日がくるかどうかもわからないけど、やめたらそこで終わりなので。まだやめたくないから、これからも自分にできることをやっていきたいです。