大学の授業に意義を見いだせず、日常的に連絡を取る友人もいない。そんな毎日を送っていた21歳の大学生が、ふと思いつきでプログラミングを始めた。学んでみて気づいたのは、スキルよりもずっと大切な何かだった。エンジニア職で5社から内定を受け、今まさに社会人として歩み出そうとしている。
学ぶ前の日々。大学に行き、バイトをして、それだけの毎日
──大学生活はどんな感じでしたか?当時の日常を教えてください。
自分で選んだ大学・学部だったんですけど、すごく特殊な学部で。勉強してみたら、全然興味が持てなくて。授業には出るし、バイトもするし、そこで話す人もいるんですけど、日常的に連絡を取ったり、週末に遊んだりするような友達はほとんどいなかったです。必要最低限の関わりで生活してた感じです。
──それは、しんどかったですね。何か変えたいとは思っていましたか?
思ってはいたんですけど、正直どこから変えればいいかわからなかったです。ただ、そんなときにふとプログラミングをやってみたいと思う瞬間がありました。やるならちゃんとやりたいし、独学じゃ続かないと思ったので、スクールを探してZeroPlusに入ることにしました。元々行動力はある方だと思ってるので、迷いはなかったです。
知り合いの農家に住み込みで働きに行ったり、地元の成人式の実行委員をやったりしていました。だから、「やってみよう」と思ったら動くのは早いですね。
──当時、自分の中に「こうしなきゃ」という縛りみたいなものはありましたか?
縛られてたという感覚はそこまでないんですよね。ただ、強いて言うなら自信のなさはあったかもしれないです。本当に自分でも不思議なくらい、自己肯定感が低い人間で。すぐ「自分なんかが」って思ってしまう癖があって。それは今もあるんですけど、自分の悪い癖です...。
学ぶ中で気づいた、自分の知らなかった一面
──ZeroPlusに入ってみて、印象に残っていることはありますか?
プログラミングのスキルが身についたのはもちろんなんですけど、それ以上に印象に残っているのは、クラスの仲間や講師、先輩たちと関わる中で、自分は人とコミュニケーションを取ることが好きなんだと気づいたことです。
大学では、話す人はいても、日常的に連絡を取るような友達はあまりいなかったので、自分は人間が好きじゃないんだと思っていたんですよね。プログラミングスクールだから、プログラミングを学べればそれでいい、くらいに考えていました。でも実際に入ってみたら、周りの人と話したり一緒に学んだりする時間が、思っていた以上に楽しくて。
「人と関わること自体が嫌いだったわけではないんだ」と気づけたのは、かなり大きな発見でした。
──学んでいくうちに、考え方自体も変わりましたか?
変わりましたね。入学前は、最初から正しい選択をしなければいけないという気持ちが強かったんです。自分で選んだ大学・学部なのに勉強に興味が持てなくて、「なんであの時冒険してしまったんだろう」と考えない日はないぐらいでした。
でもZeroPlusで勉強しているうちに、あの大学選びがなければプログラミングに出会うことも、ZeroPlusに入ることもなかったかもしれないと思えてきて。間違えたと思っていた選択も、自分次第でのちに正解に変えられるんだなと。そう思えるようになりました。
エンジニア内定5社。変わったのは、スキルだけじゃなかった
──就活はどうでしたか?
ZeroPlusで勉強するのが楽しくて、もしかしてこれ就活で使えるかも、と思ってエンジニア職で就活を始めたんです。まさか自分がここまでプログラミングに興味を持つとは思っていなかったし、エンジニアになるとも思っていなかったので、自分でも驚いています。結果的に5社から内定をいただきました。
──すごいですね。スキル以外で、自分が変わったと感じることはありますか?
自信ですかね。今も自己肯定感が高いわけじゃないんですけど、友達もできたし、就活も割と上手くいったので、自信を持てる場面が以前より増えた気はします。
あとは、思いつきで突発的に行動する習慣って、自分の性格の一部だと思っているんですが、ZeroPlusに入ったのも、そのうちの一つなんですよね。だから、思ったことはやってみる、この習慣は無くさないようにしようと思いました。
──これからのことを聞かせてください。
まずは、内定をいただいた会社でエンジニアとして実際に働くことが一番楽しみです。フロントエンドしか学んでいないので、実際の仕事の中でどんなことを学べるのか、どの分野に興味を持つのかをこれから知っていきたいです。
プログラミング以外でも、自分では気づいていなかった興味や一面が見つかったので、最初から向き不向きを決めつけず、面白そうと思ったことにはいろいろ挑戦してみたいと思っています。