平日は事務職として正社員で働き、土日はヨガのインストラクターとして動き回る。家に帰れば家事が待っていて、ゆっくり座る時間もなかなかない。
そんな41歳の日々に、ずっと頭の片隅に引っかかっていたことがあった。愛犬が一人で留守番している時間の長さ、家族とゆったり過ごせていないこと、そして自分自身のヨガの練習時間すら確保できていないこと。
何かを変えたいと思いながらも、どこから手をつければいいかわからないまま日々が過ぎていた。そんな状況から、一歩を踏み出したきっかけは「在宅勤務」という言葉だった。
「40歳過ぎてプログラミングなんて、無理じゃね?」
──当時のお仕事と、ふだんの生活について聞かせてください。
10人ほどの小さな会社で、事務職として8年間働いていました。土日はヨガのインストラクターの副業もしていたので、休みらしい休みがなくて。家にいる時間は家事に追われていて、いつも慌ただしかったですね。
──慌ただしい中で、特に気になっていたことはありましたか?
ワンコのお留守番の時間が長いのが、ずっと気がかりで。家族とも、もっとゆっくり過ごしたかったですし、ヨガの練習時間もまったく取れていなかったんです。何か変えなきゃとは思っていたんですが、何から手をつければいいか、全然わからなくて。
──それでも、プログラミングを学ぼうとは考えていなかった?
最初は、全然考えていなかったです。「40歳過ぎてプログラミングなんて、無理じゃね?すぐ老眼だし」って、本気でそう思っていましたから(笑)。40代で未経験から始めるなんて、自分には関係のない話だと決めつけていました。
在宅勤務できたら、変えられるかもしれない
──それが、なぜ一歩踏み出すことになったんですか?
在宅勤務できる仕事に変えることができたら、状況を変えられるかもしれない、と思ったんです。ワンコのそばにいられる時間が増えて、家族との時間も作れて、ヨガの練習も自分のペースでできるかもしれない。その一点が、始めてみようと思えた理由です。
──実際に学び始めてみて、最初に驚いたことはありましたか?
授業も、先生への質問や相談も、実践制作のチームでの作業も、全部WEB上で完結できることに驚きました! 正直、スクールと聞いたら通わないといけないイメージがあったので。こんなにオンラインで全部できるんだ、って。
先生やメンターの方が皆さんポジティブで楽しそうにされていたことも、印象的でした。それに、自分が本当にやりたいことに気づかせてくれるような教育のスタイルが、ヨガの考え方に通じるものがあって、そこにも勉強になりました。
──「40歳過ぎてプログラミングは無理」という気持ちは、学ぶ中で変わりましたか?
変わりましたね。受講期間中にオフラインの交流会に参加できたのが、大きかったです。様々な年齢層や環境の卒業生の方とお話しして、年齢を言い訳にしてチャレンジしないのはもったいない、って気づかされました。
卒業後、すぐにヨガサークルを立ち上げた
──今の状況を教えてください。
卒業してすぐにヨガサークルを立ち上げて、公民館でヨガを始めました。バタバタしてプログラミングからは少し離れてしまっていますが、正社員の仕事はそのまま続けています。あと、後輩の教育をするときに、ZeroPlusの教育スタイルを思い出して真似するようになりました。
──真似するとは、どういうふうに?
Googleミートの画面共有を使って、オンラインで後輩のサポートをするようにしたんです。おかげで業務もスムーズに進むようになりました。将来自分のヨガスタジオを作ったら、WEBサイトなども自分で運営できるようになりたいので、改めて復習から始めたいとも思っています。
──学んで、自分の中で変わったなと感じることはありますか?
以前は視野が狭かったと思います。一人でなんでもかんでもこなさないといけないって思っていたんですけど、色々な人がいるし、得意不得意もあるし、チームで補いながらやればいいじゃん、って思えるようになりました。
──これからやっていきたいことはありますか?
ヨガの独立は夢のまた夢だと思っていましたが、実現できる気がしてきました。それと、ヨガインストラクター同士がライバル意識や縄張り意識ではなく、ZeroPlusのように横のつながりで楽しく成長し合えるようなシステムが作れないか、いま模索中です。