やりたいことがあっても、忙しさを理由に手が出せない。そんな経験は、誰にでもあるのではないだろうか。卒論、サークル、内定者インターン、そして別のプログラミングスクール。大学4年生の生活に、これ以上を詰め込む余地はないと感じていた。
それでも、入社前に「何かもっとできることがある」と動き出した。学ぶ中で出会ったのは、スキルだけではなく、相手のことを考える視点だった。
「もっと学びたい」と思ったきっかけ
──プログラミングを始めたのは、どういった経緯だったんですか?
会社が入社前研修として指定した別のプログラミングスクールに通っていたんですが、そこではHTMLとCSSを触り程度にしか学べなかったんです。もう少しちゃんと理解したいと思っていたのと、入社前に、未経験なりに何か強みになるものを作っておきたいという気持ちも出てきて、ZeroPlusに入ることにしました。
──就職活動が終わって、内定もある状態でさらに動こうとしたわけですね。でも、正直かなり大変な状況だったんじゃないですか?
そうなんです。ちょうど卒業論文の時期で、サークルもあって、内定者インターンも始まっていて。そこへもう一つ追加するなんて絶対無理だって、最初は思っていました。手が空く時なんてほぼ来ないのに、さらに何かを始めるなんて無理だって。
──実際にやってみてどうでしたか?
やってみたら、なんとかなりました(笑)。時間って作るものなんだなと、やってみて初めてわかったというか。以前は手が空いてからやろうと思っていたんですが、その「手が空く」タイミングはほとんど来ないんですよね。
仲間に教えたとき、勉強する意味が変わった
──学んでいる中で、特に印象に残っていることはありますか?
クラスの仲間がつまずいていた箇所を教えてあげたとき、すごく感謝してもらえたんです。それがすごく印象に残っていて。なんというか、また困ったときに力になりたいと思いましたし、そのためにもっと勉強しようという気持ちが自然と湧いてきました。
──教えることで、自分のモチベーションにもなったんですね。学んでいく中で、考え方の面で変わったことはありましたか?
相手目線を強く意識するようになったと思います。授業を通していろいろな技術を身につけていったんですが、特に最後の卒業制作で変わりました。顧客が求めているサイトとはなにかを徹底的に考えるようになって、機能や要素の取捨選択ができるようになったんです。
それまでは自分が学んだことをどう使うかという視点だったんですが、「相手が何を必要としているか」から考えるようになって、それは今の仕事でもそのまま活きています。
エンジニアとして、これから向かう先
──今はどんな環境で働いているんですか?
ZeroPlusに入る前から内定が決まっていたんですが、自社開発のベンチャーでエンジニアをしています。ベンチャーなのでバックエンドもフロントエンドも全部担当していて、なかなかハードなんですが(笑)、フロントエンドが苦じゃないのはZeroPlusで学んだおかげだと思っています。
──仕事だけじゃなく、自分自身の変化はありましたか?
以前は「やりたいけど難しそうだから諦めよう」って考えることが多かったんです。でも今は、とりあえずやってみようと思えるようになりました。ZeroPlusで「とりあえずやってみる」を繰り返してきたのが大きかったのかもしれないです。
今も卒業生や同期の話を聞いたりして、いい刺激をもらっています。あの環境で知り合えた人たちと、卒業後もつながっていられるのはうれしいですね。
──これからはどんなことに挑戦したいですか?
まずは今の会社でフルスタックエンジニアとして実務経験を積んで、FDE*を名乗れるくらいのスキルをつけていきたいです。将来的には起業か、フリーランスかどちらかの形で、自分が幸せにできる範囲を広げていきたいと思っています。
* FDE(Forward Deployed Engineer):開発現場や顧客の導入先に直接赴き、プロダクトの導入支援や個別最適化を行うエンジニア。プロダクトの知見とビジネス視点の双方を持ち、営業段階から設計・開発、課題解決まで一貫して対応する。